これだけ変異株が登場したら、もはや“新型”じゃないような気もしますが、またもや新型コロナウイルス“感染拡大”に伴う「まん延防止等重点措置」とやらが適用になりました。
重点措置とか緊急事態宣言等々が出るたびに、その時々で流行している変異株の性質も違うはずで、よくテレビに出てこられる専門家ですら「人流よりも人数制限」と発言されるほど。ようは“節度をもっていればそこまで締めつけなくても…”となるはずなのですが、なぜかこれまでと同じく「お酒は悪者」「エンターテイメントは悪者」などと、特定の生業そのものを締め付ける方向へ進んでしまっています。
まぁ、確かに「感染者の人数」が増えれば、重症者の「人数」も増えますが、今回のオミクロン株は、重症化の「割合」は低く、発症する人の「割合」も低く、より風邪に似ていると言われています。これまでと同じようなあぶり出し方で、かつ「濃厚接触者」も隔離するとなると、保健所がパンクするだけでは済まないような気がします。「こういう性質だから、ここまでなら大丈夫」といったエビデンスをちゃんと洗い出す…ということを、対策の中に早く加えていただきたいものです。
本稿は、首都圏への「…重点措置」適用直前の16日の話ですが、措置が適用されて以降、出動予定だった2本のステージが自粛する形で流れてしまいました。厳密には“延期”という案内ですが、現状では期日が決められないものも多く、このあたりの事情は2年前とまったく同じ…。ちょうどそのころに、「…貴重なものになるかも」などと書いた稿がありますが、同じような轍を踏むことがないよう願うばかりです。
(2020年2月16日@川崎 如月愛里さんワンマン)
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さて、前置きが長くなりました。。
コロナ禍という状況下での「お誕生日」が、普通の大人であればほぼ等しく2回目まで経験済みになるころ。
ことしは日曜日だった、1月16日がお誕生日であるこのひとのステージであります。
藤田麻衣子さんの38回目のお誕生日に執り行われたのは、FC限定バースデーライブ。
過去の当日記を振り返ると、こんなふうに“ニアピン賞”っぽい日程はありましたが、
(2015年1月18日@中野サンプラザ)
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「お誕生日の当日」にライブをされたことはなかったそうで、十数年目にしてお初の光景になりますね。
コロナウイルス対策もあるのか、お昼と夕方の2回に分けて執り行われ、筆者はそのうちの夕方の回に出動してまいりました。
この“お初の光景”。執り行われたのは、お茶の水や秋葉原にほど近い、神田明神ホール。
その名の通り、神田明神の境内にありますが、この場所といえば、麻衣子さん、こんな感じで一度レコ発フリーライブをされていますね。
(2014年10月31日 「フジタマのワンウェイ!! 東京編」)
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このときは境内そのものがステージで、サイン会はお札の授与所前で…という、神社に溶け込んだものでしたが^^
今回は、このときにはまだなかったイベントホールでの開催。さすがにお札の授与所はちゃんと授与所でした(笑)
場内は、いくらか間隔を置いて椅子が並べられ、1回あたりの聴衆は150人くらいといったところ。コロナ禍の現状では、それは感染予防対策の結果でもありますが、それなりにプライベート感のある雰囲気。舞台の上には電子ピアノ1台というシンプルな構成。全曲弾き語りにてステージは展開されました。
学年ではちょうど干支一回りぶん、筆者とは歳が離れておりますが、それでも38歳との声をきくとちょっとびっくり。みずみずしさとマイペースさが、いささかも変わっていないのが麻衣子さんらしいところ。「Happy Birthday to ME!!」でスタートしたステージは、その38年間を麻衣子さんの楽曲でトレースしてみると、どんな感じになるかな?というテーマだったみたいです。
いわゆる恋愛ものの曲が王道と言える麻衣子さんですが、そうではない曲は、意外なほどに実体験に基づくもの。少なくとも中学生の頃の思い出以降は、うたのモチーフになるシチュエーションがいくつも登場してきます。小学生の頃の思い出?となると、最近増えてきている応援ソングものに、原体験が反映されている感じになるでしょうか。大人の目線で見た、その当時のかすかに残る記憶という感じかもしれません。
結果、この日のセットに乗った恋愛ものの曲は、いまでもこのひとのアイコン的な曲と言える、CDデビュー曲「恋に落ちて」くらいという、結構レアなステージに立ち会うことになりました。唄い手さんの感性って、こんな感じなのかなということを改めて意識する感じ。もっぱら生業が理屈っぽい事柄を取り扱う筆者とは違う景色をみる…という楽しさを素直に感じるわけです。
大いに遅くなってしまいましたが、38歳の一年も、充実したものになりますように。
ありがとうございましたぁ。