奇跡とともに“行った雰囲気”に浸る … 仲村奈月さん・下地彩香さん@町田(9月25日) | まるゆいのおと日記(ですよ)

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本業は天気屋の私、まるゆいの'行動記録'的なもの。もっとも、多いのはライブレポ♪、次に旅のはなし(でありたい...)。
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※コメントは承認制にしております。ご了承くださいませ。

相当に久しぶりという感じで、「緊急事態宣言注意」とか「まん延防止等重点措置」とかが9月いっぱいをもって“解除”になりましたOK。これで晴れて自由の身!とは一足飛びにはいかないにしても、少なくともこれからしばらくの間は、なんとかして“自由の身”である場面を増やしていく方向へと進んでいくことになります。

このような状況下で“たられば”の話をするならば、スケジュールが1週後ろ倒しになっていたら、まったく違った展開になっていたかもしれません。しかし、結果としてはとても珍しいシチュエーションになったわけですので、まぁこれはこれで貴重な光景…という感じですねウインク


そんなわけで、“シルバーウィーク”も終盤に差しかかった9月25日は土曜日。このような公共施設の中の小ホールと言えそうな場所で、




およそ2年ぶりとなるこのひとのステージに、町田まで出動してまいりましたランニング




仲村奈月さん@町田。“およそ2年ぶり”というのは、筆者が遅めの夏休みを取って“初”沖縄旅をした時のお話飛行機。そのときに立ち寄ったライブレストラン&スナックのステージに登場されたのが、奈月さんであります。

(2019年10月22日・25日@那覇「三線」・「歌姫」)
https://ameblo.jp/maruyui-otonikki/entry-12542313809.html


本来ならば、その後も夏休みというか“秋休み”あたりで定期的にお邪魔するのが順当なところですが、コロナ禍のなかでは“たびカバン”に“おと音符”が最も影響を受けるわけでして、関東周辺を除いてはほぼ身動きが取れない状態。くわえて、昨年末あたりからはひたすら“お酒日本酒”も悪者にされていましたから、なおさらという状況。。


一方で、奈月さんのほうはというと、今年春にミニアルバムCDをリリースお祝い。本土でのお披露目ツアーとして、だいぶん前から9月のお彼岸の頃をめがけて企画されていたようなのですが、何回延長されたかもう忘れるくらいにずっと続く「緊急事態宣言」の期間に引っかかり、こちらも相当に内容変更…


23日の秋分の日から26日日曜日まで、4軒の沖縄料理店のステージを会場にするはずだったものが、そのうちの3店で中止、残る1店も「お酒無しの20時閉店」という、なんともやるせない状態に…えーん

しかし、そこに、東京都は町田市で活動される、沖縄音楽の愛好家の方々という“救世主”が現れますおすましペガサス。この皆様、定期的にオフ会をされるそうなのですが、そのオフ会に奈月さんが入る形で、中止になってしまった3ステージのうち1ステージが復活!!その場面に出動することになったわけです。

よって、最初の看板には、当然奈月さんだけが出ているのですが、実際の出演者は、奈月さんのツイートによるとこんな感じ…

1番手:チャンプルーライブ2組
  (てらっちょ&ジージ、球美)

2番手:仲村奈月×下地彩香(セッション1)

3番手:チャンプルーライブ1組
 (やーにんじゅ(fromアオキーズ)withひーじゃ)

4番手:仲村奈月×下地彩香(セッション2)


お呼びだてされた皆様のステージの間に、奈月さん&彩香さんによるセッションが2回という感じです。まぁ、飲食店ふうのやり方ですね(「お酒とお食事をお楽しみください」の代わりに、お呼びだてされた地元の方のステージが入っています)ウインク


このように、ものすごい奇跡のような縁によって開催されたこのステージ。確かにオフ会メンバーと思しき方々も結構いらっしゃいますが、開催告知~開催日までが1週間くらいしかなかったにもかかわらず、少なくとも聴衆が数十人はいる感じでしたので、まぁやはりおとがつなぐ縁の強さ、それを発信し発見する力の強さを改めて思うわけでありますチョキ

地元の方合計3組のステージは、親子でのセッションあり、沖縄音楽に乗せた地元のうた(オリジナルソングです)ありと、こちらも多彩。それぞれに場をあたためていかれます。


さて、奈月さんのステージです。今回の関東遠征自体が、下地彩香さんとの2人編成。
その彩香さん、大学院生として琉球音楽の研究もしつつ、「琉球古典音楽の師範」でもあるというスーパープレーヤー。くわえてお二人ともめちゃ綺麗…←これっ、まるゆいさんヾ(・・)

…はい、失礼しました。

セッション1、2ともに、基本は奈月さんと彩香さんの2人編成。奈月さんの手には普通に三線。そして彩香さんの手には「琉球古典音楽」用の三線…と、それぞれ仕様が少々異なるものをお持ちです。そういえば、2年前の「うるまんず」のおかみさんが八重山古典をされていたのを思い出しました。ひとくくりに沖縄の音楽…といっても、地域や成り立ちで少しずつ異なるというのは、ほかの地域でも同じようなことですしキラキラ

セッション1では、お衣装が伝統的なもの。基本的に奈月さんのオリジナル曲+(一般的な)沖縄民謡が演奏されていきますが、やっぱり若干雰囲気が違っていたのが、彩香さんのソロ曲、つまり“古典音楽”の番のとき。由緒正しき曲という感じがするなぁというところです音符

セッション2も、セットとしては引き続きオリジナル曲+沖縄民謡という感じですが、お衣装が洋服に変わって明るくなっています。民謡ではないカバー曲があったり、後半は地元の演者さんと一緒にセッション(「花」のような有名な曲)したりと、町田にいるけれども、この空間だけは“沖縄に行った感じ”というのがそこここに感じられるものでしたカバン。みんなで一緒に…というシチュエーションは、最初に書いた2年前の「三線」「歌姫」と同じようなノリ。ここのステージでは楽器も合わせますので、事前に練習はされたのだろうと思いますが、雰囲気はそっくり。コロナ禍の影響がなければ、おそらくカチャーシー等々でさらに盛り上がるところなんだろうと想像するわけですアップ


そんなこんなで、“沖縄に行った感じ”の雰囲気に浸った後は、結構な数の聴衆が、この春リリースの新譜を肴に奈月さん&彩香さんと一献…、いや、ちょこっとお話しニコニコ。次こそは現地で…とおもうひとは、おそらく筆者だけではないはず。とはいえ、今回は本当に貴重な機会になりましたルンルン


町田の関係者の方々のものすごいご尽力に感謝しつつ、奈月さん・彩香さん、ありがとうございます!!
もう少し落ち着いてきたら、またゆったりと楽しみたいものです。できれば現地でも…ね。