やっぱり「て・ん・ね・●・な、浴衣まつり」
…なんつって(笑)
ですが、この日の演者さんの組み合わせを見た瞬間、当日記筆者が想像するお題はまさしく「天ねn…」なわけであります。メンバーはもう少しあとでご紹介^^
8月に入ってようやく梅雨が明け、夏らしいお天気になったのはいいのですが、新型コロナウイルスのほうは、おさまるどころかむしろ一層心配な方向へと突き進む状態。重症者が4月や5月に比べると少ないとはいうものの、予断を許さない状況は相変わらず…。
そして、この稿を「いつあげるか」によっても状況が一変してしまう状態も続いています。これから書く稿は8月2日は日曜日の内容ですが、ここから1週間のうちにこういったTwitterやらニュースやらが飛び込んでくる状態。。。
・北参道ストロボカフェ営業終了のお知らせ
・Yokohama O-Site営業終了のお知らせ
・宝塚劇場(東京・宝塚ともに)感染者発生で当分休演
・スポーツ選手にも次々と感染者発生
#最初の2店舗は
当日記では、例えばこういう場所に登場しております
北参道ストロボカフェ
こずえさん(当日記筆者の令和最初の出動)
ましのみさん(まだメジャーデビュー前の頃)
Yokohama O-Site
岡田茜さん(年末恒例バースデーワンマン)
結花乃さん(初回の”突撃”以来関東圏では定番の場所)
もう、規模の大小とかは関係がなく、とにかく「感染者が出たらアウト」「定員の2割程度で商売出来なければアウト」であり、「中傷されても自業自得だから甘んじて受けろ」という状況が残念ながらあらゆる場面に行き渡るというのが現実。。
このまま演者さんにも、スタッフさんにも、果ては筆者のような聴衆の面々にも、“コロナウイルスに感染したかどうかが明るみになるかどうか”という、まるでロシアンルーレットを毎回引かせるかのような状況が続くのだとすると、本当にあらゆる「直に味わう文化や感動の場」が崩壊してしまいそう…。コロナウイルスの感染予防自体は重要ですが、それと同様、万一の場合に延々と叩かれることが、現時点では感染それ自体と同等、もしくはそれ以上のリスクであり、それを防ぐことも極めて重要と思うわけです(筆者の勤め先が「自覚を持って」云々とガイドラインを出しているのも、つまりはそういうところからきていると思われます)。
あ、愚痴が長くなりました・・・
この日、8月2日も、川崎駅前の銀座街商店街への出動。毎週末に執り行われるバスカーライブの夏場恒例”浴衣まつり”であります。例年、本祭(表バージョン)と、それに先行する“裏バージョン”の2回あるのが通例ですが、ことしのそれは、この2回に加えて“大人”バージョンが加わった3部構成。その真ん中の「お・と・な・の、浴衣まつり」であります。
演者さんはこちらの4組。
およそ3年ぶりになる美元智衣さん以外のお三方は、いずれも当日記ではハチャメチャテイストで描いている、繭さん主催の「天然祭り」の出場経験者という共通点があります。「お・と・な・の」に代えていろんな言われ方、いや、いじられ方?をしてたみたいですが、当日記としてはやはり冒頭の「て・ん・ね・●・な」とつけたくなる皆様です。
ということで、一応正式なお題は「大人の…」なので、浴衣の柄は華やか一辺倒ではなく、いくぶん落ち着いた色調であったり柄であったりします。普段の夏とは若干異なるのは、そこにマスクがあったり、透明なスクリーンで仕切りができていたり。共通してものものしいと書いていますが、コロナ禍ではもうやむを得ないシーンとなりつつあります。
1番手は大森真理子さん。前週に引き続いてのご登場です。2週連続でお姿拝見できて、ゆかったなあ(良かったなぁ)…。あ、このネタは真理子さんご自身もご発言されておりました、はい。
(以後、お写真はいずれも物販時に頂いております)
演奏順を毎回くじ引きで決めるこの会場の屋外ライブ。1番手を務める方が読み上げる注意事項が、昨今の事情で長~くなっていますが、これが幾分早口言葉状態…。消毒用に設置されている「微酸性電解水」というのもその一つ。消毒効果がありつつ、アルコールよりも手荒れしにくいんだそうですが、検温用の「非接触体温計」にこの「微酸性電解水」という漢字だらけのアイテムが続くと、やっぱり舌噛みそう…な言葉です。決して“演出”ではないはずですが、思わず(笑)の文字が浮かびます^^
さて、この日の浴衣は、その昔、同じ川崎銀座街で“裏バージョン”に出演された際に、少なくともお衣装としては初めてご自分で選ばれたものだそう。ゆかりのお衣装をまとった真理子さん、前週よりも長めのステージでようやく迎えた真夏を楽しんでいかれます。
新譜、ノリの良い曲、そして夏場には定番といえる「空へと歌う唄」。途中には本来ならばこの次の松岡里果さんのサポートギタリストである高田敬二さんとの2人でのステージを挟みます(なんでも同郷なんだそうで)。ときに“ダジャレンジャー”と名乗られるお茶目な方の、大人なステージ。味のあるひとときです。
2番手に松岡里果さん。こちらはかなりのご無沙汰…。演者さんとしての里果さんの記録を遡ると、1年半近く経過しておりました。。。
(2019年3月3日@高田馬場)
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この日は、全編サポートギタリスト高田さんとの2人でのステージ。“大人の”というお題もあってか、最初の「Way to Go」はともかく、その後しばらくは渋めにバラードが続きます。“てんね…”なんて呼ばせないと思われたかどうかはともかく、夏空のもとに、少しばかり落ち着いた雰囲気のステージが展開されます。
しかし、現下の新型コロナウイルス云々といった状況の中では、この日の意義はやはり「日日是好日」→「水彩」と続く締めの2曲にあったのだろうと思うわけで。渋めの色合いの浴衣をまとったお姿で、ご自身のこれまでの歩みを重ねながら繰り広げるステージは、訥々としたなかにも説得力があるなぁと、いつもながらに感じ取れます。
3番手は、前週に引き続いての繭お姉さま。昨今の事情から、どうしても浴衣にマスクというお姿になってしまうのは致し方ないところ(ステージ中は外していらっしゃいます)。ただし、そのマスクも和風柄。この状況下でのせいいっぱいのおもてなしといったところです。
繭さんのこの日の浴衣は、高校卒業時に仕立てたものだそうで、いわばお母さまからのはなむけのお品。
そうであるからか、普段なら締め曲として歌われることが多い「Mother」が中ほどに登場するセット。このようなストーリーを前提にして拝聴すると、改めてこの曲の重みを感じるものであります。
そして、予選というか地方大会を経ての長丁場となる高校野球も、コロナウイルスの影響で大幅に内容が変わってしまった今年。その高校野球ファンを自認される繭さん。夏の明るいイメージによく似合うアップテンポな「Summer Dream」や「明日の夢」もどこか特別な雰囲気を醸し出すように筆者には感じ取れました。
ラストに美元智衣さん。当日記での前回のご登場はというとこの回になります。
(2017年10月21日@銀座)
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こちらの川崎銀座街でのご出演自体が久しぶりだそうですが、定番メニュー的に「なんで(大人の浴衣まつりに)呼ばれたんだろう??」ととぼけてみせられます。。。この自問自答へのお答えは「永遠の27歳」。はい、こういうノリをしていただけるということは、十分に「てんね…」と括って大丈夫そうですね(笑)。そういえば関西系の方…とも以前の稿に書いておりました。
ステージの雰囲気はまさしく大人っぽさ全開。浴衣のデザインは青系でわりとクールであることも相まって、夏空のもとでもどこか落ち着いた感があります。ちょうど物販の列に並んでいた時間に重なってしまったため、その場では聞き耳を立てるくらいでしたが、頂いてきた音源を改めて聴いてみると(現時点で最新のアルバムである「7th Avenue」)、やはりというか落ち着いた一枚。実際、ステージもはじけ飛ぶというよりは落ち着いたものだったようです。お写真もどことなくおしとやか…。
ということで、“てんね…”ならぬ“お・と・な・の”浴衣まつり、無事に執り行われたようです。夏本番にちょっとだけしっとりとした風が吹く、そんなお時間だったような気がします。ありがとうございましたぁ。