吾輩はやっぱり… 如月愛里さん・松岡里果さん・林ももこさん (3月3日@高田馬場) | まるゆいのおと日記(ですよ)

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本業は天気屋の私、まるゆいの'行動記録'的なもの。もっとも、多いのはライブレポ♪、次に旅のはなし(でありたい...)。
どうぞごゆるりとお楽しみください。
※コメントは承認制にしております。ご了承くださいませ。

仲良し同士のようです。。。ニコニコ
似たものどうし…かどうかはとりあえずおいといて、と。

まずは如月愛里さん




お年始以来の松岡里果さん




そして、少々お久しぶりの林ももこさん




(お写真はいずれも昼の部終演後のものです)

というお三方によるイベント「吾輩は●である」であります。当日記ではお初となるお題ですが、このシリーズ、今回で”Vol. 12.5”と”Vol. 13”をカウントする、実は「毎度おなじみ…」な企画。
このお題であれば、かの夏目漱石による「吾輩は猫である」が真っ先に登場するわけで、実際初回のお題はそのまま”猫”だったそうですが、まぁそこはそんな文豪の作品が世に出てからずっとあと、もう21世紀も5分の1に達しようとしている現代、解釈も”適切に”(てきとーに、ではありませんよ^^)変わってくるものてへぺろ。3月3日という、桃の節句・ひなまつりというお日柄、●の部分には、”雛”と”花”が用意されています。


まずは昼の部。




折しも3月3日は桃の節句ということで、お題はストレートに”雛”。
ですが、ステージ脇の幕というかボードには、お人形さん雛人形ではなく、鳥のヒナヒヨコの絵が…。




そんなわけで、昼間はひとしきりおしゃべりをしたのちに、少しずつ歌っていくスタイル。ライブとは言うものの、ちゃぶ台トークのほうがメインイベントてへぺろ
こちらの場所(四谷天窓)は、普段は客席後方が”お座敷”になっているのですが、ちゃぶ台トークには、やっぱりこの配置手(チョキ)




ステージと客席が逆になり、筆者がこの写真を撮った位置が、本来のステージ側にあたります。
いわば”客席”に登場してくるお三方は、最初のお写真のように、Tシャツにパーカーといった、カジュアル寄りの衣装でご登場。

というわけで、”昼の部”「吾輩は雛である」がスタートするのですが…
昼下がりのゆる~い時間を体現するかのような、実にゆる~いお三方。裏というよりは”てんね…ん”に近い、という感じ(笑)。なんとなーく話が合っていたかと思うと、突如”ドジっ子選手権”状態になってみたり^^。でもって、数々のウラ話の暴露?が引っ付いていたりします^^。相当自由な”雛”になったお三方。この”お雛様”、おうちに飾ってあったらずいぶんと賑やかでしょうねぇウインク



夜は、グランドピアノが鎮座する、四谷天窓.comfortに場所を移しての上品なアコースティックステージ。お題は”花”に変わり、そのたとえにふさわしい場面が展開されていきます。




まずは愛里さん。ピアノサポートには、このひとではおなじみの島さんがつく、2人編成でのステージ。
お題の”花”にちなんで、直接には花の名をあまり出さずに唄う「スターチス」。花言葉は”永遠”等々だそうでして。そして、もともとは上京前のことを唄った「帰る場所」と続いたところで、この「”吾輩”シリーズ」の成り立ちが語られていきます。いや、真面目なんですよ。だけど、愛里さんに関しては「このひとがいると面白そうだから呼び出した(by ももこさん&里果さん)」らしい(笑)。いわば”強制執行”っぽいウラ話ですが、それでかれこれ3年半、もう20ステージくらいこのお三方で開催されていることに、やっぱり心の広さがあるんでしょうねキラキラ
最近できたばかりという「ものさし」。誰かに対して根に持つうた(^^;)らしいですが、テイストはあくまでも日常風景。たとえネガティブなことがあっても、それを明るくパワーにしていける強さも、同時に兼ね備えているようですグッ


ももこさんも、ギターサポートとの2人編成。おそらく、これまで当日記で登場した中では最もミニマムな編成と思われます。対バンの場合でもバンドスタイルが多かったような印象がありましたので、アコースティックスタイルでのステージは、当日記では珍しいシーンです。
したがって、アップチューンの曲もセットにはあるのですが、やはり後半の「人間になる」(未発表曲)と「君に贈る歌」の2曲が、この場を象徴していたような感がありますキラキラ。今月で活動開始まる10年…というももこさん。その最初のステージがこの場所、四谷天窓.comfort。ギターサポートも同じ方だったそうで、「”吾輩”シリーズ」自体はまだ3年半くらいであっても、ステージ上からあふれ出る万感の想いが、聴いていても感じ取れるパフォーマンスだったかと。
お題の”花”に関する曲は、ラストに「桜色」。もう7年くらい経つようですが、近々音源の再販が決まったそうで。春の定番曲へと進化していきそうですね桜


里果さんのステージは、ギタリスト高田慶二さんとの2人編成。ここまではお馴染みの光景ですが、1曲目の「生まれた理由(わけ)」は、珍しく里果さんはピアノ弾き語りスタイルで唄っていかれます。やはり、3年半もの間、だいじにしてきたイベントシリーズで、比較的珍しい光景を繰り広げられることが、ある意味里果さんらしいところなんだろうなと、筆者は思うわけです。
このひとの定番であるフルート演奏をはさんで、「さくら」→「泳げ、人間くん」。このあたりはトリをもりあげるモード。そして「水のように花のように」と続きます。あこがれている人を花にたとえる気持ち。純粋さが強ければ強いほど、きっと本来はこうであるはず…と、じわっと考えたステージでありますキラキラ


もっとも、”仲良し3人組”の昼夜イベントの”締め”は、皆さん結構ぶっ飛んでいた感じでしたけれど(笑)。愛里さんのお誕生日祝い誕生日ケーキ(本来は1週前)を交えながら、わいわいがやがやとした、日曜日の夜のハイテンションな終わり方^^。アンコールは「野に咲く花のように」のカバーでしたが、やっぱり真ん中にしっかり咲いてる花だったかな。

ともかく、ようやくにして当日記初登場の”吾輩”シリーズには、想像通りの面白さと、想像の先にある深い思索と愛情があるものでしたてへぺろ

ありがとうございましたぁニコニコ