日比谷公園は日本で最初の西洋式公園なんだとか。
上野公園や芝公園は、
もともとの寺社の境内を公園化したもの。
そうではなく、
日比谷は最初から公共の場所、
西洋式の公園を作ろうと計画され作られたんだとか。
なので、
西洋音楽普及の設備である音楽堂が造られたり
バラやチューリップなどの西洋の花、植物が栽培られ
花壇も作られたんだそうな。
そして、
西洋料理を嗜むためのレストランも造られたんだそうな。
そう!
そのレストランの一つこそが、
日比谷松本楼(まつもとろう)!!!!!!!!
明治のあの時代、
日比谷公園は
目と耳と、そして、舌で西洋を実感できる
ものすごく、ものすごくモダンな場所であり、
つまり、
あの場所で
西洋の嗜好品であるコーヒーを飲み
洋食であるカレーを食べるのは、特別な意味があったんですね!!
最近、カレーの歴史と再び向き合っているのですが
森枝卓士著「カレーライスと日本人」の
最新の文庫版のあとがきに
上記の日比谷公園と日比谷松本楼の説明が載っていまして、
日比谷松本楼の偉大さを改めて感じることに!!!!
そうとなれば、向かうっきゃないでしょう。
日比谷公園内にある、
松本楼に到着でーーーーーす!!!!!!
ランチタイムのレストランは行列に並ぶのがマストになりますが
カレーが目当ての方は
混雑の少ない2階に向かうのでノー・プロブレム!!!!
はいっ、
松本楼の2階では、
松本楼のカレーが好きなだけ食べられる
魅惑のカレービュッフェが開催されているのであります!!!!!
料金は1620円とちょっとお高めですが、
ビーフカレー、シーフードカレー、ハヤシ、
ハンバーグ的なもの、スープ、サラダ、デザート(フルーツ)etc.
けっこう品数があるので、
1620円でもかなりお得だと思います♪♪
まずは王道のビーフカレー、日替わりのプラウン(エビ)マサラ、
サラダの組み合わせで。
森枝卓士著「カレーライスと日本人」には
取材時、82歳!!という、生き字引
日比谷松本楼の当主、小坂哲瑯氏による
貴重なインタビュー(短文)も載っているのですが、
それによると、
「長く勤めた料理人ばかりなので、当初からの味が伝えられているはず」 「特に、ビーフカレーという基本のそれは」
というわけで、
松本楼のビーフカレーは
明治期にイギリスからやって来たカレーライスの味が
そのまま継承されているのであります!!!!!!!!
さぁ、そのビーフカレーから食べてみることにしましょう。
さっそく、パクリ!
イエッス!!
奇をてらわない、
これぞ正統派ジャパニーズビーフカレー!!!!!
カレーパウダーとビーフの香りが溶け込む
とっても優しいビーフカレーといった味わいですね♪♪
少し多めの小麦粉により粘度高めなのですが、
このネットリ感が昭和的な懐かしさも感じさせてくれることに。
アロマティックなスパイス感も、
キレのある辛さも、
ボンディ以降の欧風カレー特有のリッチ感もここにはありませんが、
正統派ジャパニーズカレーならではの
じんわりと染みわたる優しい美味しさがつまっているんですよねー♪♪♪
もう1つのカレー、プラウン(エビ)マサラもパクリ。
ワォッ!!!
こちらは、ビーフカレーとは方向性が違う
現代の東京のカレーシーンの嗜好に合わせた
スパイシーで旨いエビカレーっすね♪♪♪
プラウンマサラというネーミングだけあって、
インドカレー的な要素もたっぷりなのですが、
日本式ルーカレーの良さも活かした
ハイブリッドな仕上がりでこれはハマる美味しさ!!!!!
スパイス感がありながらも
日本人が大好きなエビの殻の香ばしさを
しっかりカレーに溶け込ませているところが嬉しかったです。
ハヤシライスのグレービー、ハヤシビーフ。
ライスは重いのでガーリックトーストと一緒に楽しんでみました!
いいですねーーー!!!!
丁寧で上品なデミグラスのグレービー♪♪
ほんのりビターなアクセントが、たまらないっすね♪♪
外食でハヤシを食べる機会はほとんどがないってのもあり、
カレーと同じくらいテンションが上がっちゃいました(笑)
ビーフカレーの味を再確認すべく
(今回の目的が正統派ビーフカレーを堪能することだったので)
ビーフカレーのおかわりはしましたが、
やはり、ライスと合わせて食べると、
お腹いっぱいになるのが早くなってしまい、
インド料理のビュッフェのようには食べられなかったっす(笑)
シメのフルーツの盛り合わせを口に運ぶと、
めちゃくちゃお腹いっぱい~ッ!!!
ライスの両の調整を間違え思いのほか食べられなかったけど(笑)
ビーフカレー×2、プラウンマサラ、ビーフハヤシ、
ガーリックトーストハンバーグ的なもの、サラダ×2、
デザートと一通り楽しむことができて、大満足♪♪♪
それにしても、明治期にイギリスからやって来たカレーライスは
当時の人にとっては
とっても刺激的でエキゾチックな食べ物だったはずなのに
時の流れとともに、“ほっこり優しい味わい”になるのも面白いですね♪♪
日本のカレーの歴史に思いをはせ、
日比谷松本楼で
王道のビーフカレーを楽しんでみてはいかがでしょう。
スパイシ~~♪♪♪
日比谷松本楼
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J-WAVE「Hello World」に出演。アーカイブをYouTubeで見ることができます!!
https://www.youtube.com/watch?v=RL3Ok05-tlM&feature
石田純一さんとガチ実食!カレーパンについて熱く語っていまーす。
http://lifemagazine.yahoo.co.jp/articles/53
オリコンの女性向けサイトelthaにスパイシーさん登場!「美とスタミナをチャージ!カラダ喜ぶ夏カレー」をテーマにカレーの魅力とレシピを紹介しています。http://beauty.oricon.co.jp/life-style/recipe/special/100195/