この景色の中を歩きながら、1年前は泣いてたなーって思います。
空が大きいな、見たことないお花が咲いてるな、キレイだなって思いながらも。

まったく土地勘もなくて、どこに何が売ってるかもわからなくて、ましてや大事な移動手段の車もなく。

子ども達の学校の手続きは遅々として進まず、毎日雨で、持ってくる服まちがえて(冬服は船便)ただただ寒くって。

日本の友達のSNS、桜を見てはべそをかき、いつも行ってたカフェの写真に胸が苦しくなり。

夫と一緒に住む!子ども達も全員連れて、アメリカに行く!!って、自分で決めたのに、はじまって見たら日本が恋しくて、そんな自分に驚いて、また泣けるという、謎のループ。

自分がそんなふうに感じるって思ってもみなかった。
今日夕方、1人で近所を歩いて、改めて思いました。

去年の今ごろの私、ホントがんばってたわ、えらかった、家族の前では笑顔だったし、マジで健気、いい子すぎて抱きしめたい!

癇癪おこして、怒り狂って泣いたのは5月中旬だったから、まぁ1ヶ月半はいい子でがんばってた、うん。

自分がこんなに家族のためにがんばるって思ってもみなかった。

なんでもやってみなきゃわからないものだ…。
アメリカにきて無事に季節が一巡して、最近とみにおもしろくなってきました。

日本から応援してくれていた友達、家族。
アメリカで出会えた楽しい人たち。
ブログを通じて、色んなこと教えてくださったブロ友さん。

そんな支えと励ましと、御縁に守られて、元気に1年迎えられたこと、本当に感謝してます。

毎日おもしろいこと、ビックリすること、発見がいっぱいある日々、大事に過ごしていこうと思います。

やっと土曜日にスタートした、長男のHigh Schoolの陸上(Track & Field)のレース。

 

アメリカ、シーズンがはじまるとだいたい毎週末試合、プラス平日にも普通に試合が入り込んできます。

 

今日なんて、3時からのレースだったので、6時間目、7時間目は早退で、近隣の高校へ。

 

なんだろう、スポコンがすごい。

↑↑↑寄付を募ってくる頻度もすごい…。

 

長男は中学時代、陸上で800mを走っていたので、「アメリカでも陸上シーズンになったら800走りたいなー」って、ずっと楽しみにしていました。

 

ところが蓋を開けてみると、コーチがエントリーしてくるレース数がえげつないのです…。

 

土曜日のレースは1600、400、4×800(リレー)の3つ。

本日のレースは1600、800、4×400(リレー)の3つ。

 

なんで常に3つエントリー!?と驚いていたら、

「いやいや、今日のレースは可能なら、4×800もエントリーしようとしてたからね!」

って、どういうことや、スポコンがすごいわ

 

まぁ、私が走るわけではなし…たくさん出てくれた方が、応援のしがいがあるので…今日もいそいそと応援に出かけてきました。

降ったりやんだりの天気で虹が見えてた
 

迎えたラストの競技、4×400リレー。

とっぷりと日も暮れて、すっかり寒くなったトラック。
 

なのに選手たち、暑苦しいくらいに上がりきるテンション。

 

1600、800と自己ベストを更新した勢いを買われて、最終Aチームのアンカーに抜擢された長男は、これまたテンションが爆上がり。

 

大歓声の中、1走目、2走目と1位でつなぐバトン。

 

3走目の走者が2位になって、アンカーの長男にバトンが!

グングン間を詰めていって、1位の走者の後ろピッタリとつけている。

そして、残り80mの地点で抜いて、1位に躍り出たー!

 

うっわー1位でゴールしてくるやん、って母焦りまして。

スマホのカメラ機能をオンにしようと、手元に目を落として、さぁゴールの瞬間を記録するぞ!とばかりに顔を挙げたら。

 

なぜか長男が、ゴール直前でヘッドスライディング、かましてた。

 

はるか前方に、飛んでいく、バトン。

そのわきを、2位だった選手がゴールしていく。

動揺のあまり金網の写真撮ってた
 

一瞬、どういうこと?ってなりました。

ゴール前で転んだんだ、ということに理解が追いつかないという…。

 

ゴールラインでのチームメイトの悲鳴のような歓声は、本物の悲鳴に変わり。

長男の周りは人だかり。

 

ご存じの通り、長男すぐ泣く人なので、また泣いちゃいないかと気をもみつつ。

その輪の中には入っていけないので、寒空の下、じっと待機。

 

アメリカのチームメイト、ポジティブパワーがすごいから。

「○○(長男)には、もうこれからいいことしかない」

「こんな楽しい試合はじめてだ」

「〇〇のこと、本当に誇りに思う」

「○○がアンカーで良かった」

 

めっちゃくちゃ励まされて、慰められて、「次もがんばろ」ってハグされて、照れくさそうに帰ってきました。

 

本当に、長男は盛り上げ上手!

 

母もアメリカ式に乗っかって、前向きに言いたい。

ちょっと棒読みになっちゃうけど、それは許してほしい。

1月末にアレルギー性結膜炎となり、はや1か月。

 

〇日本から持ってきた目薬

〇アメリカで買った目薬

〇日本のお友達がくれた日本のよく効く目薬

〇アメリカの抗アレルギー剤(飲むやつ)

 

と、自力で調べてやれること、全部やったけれどもぜんぜんよくならないという哀しみ…。

 

観念して処方薬を出してもらおうと眼科を予約しました。

 

予約したのは半月前、2月15日のこと。

ホームページの予約から、都合のいい時間帯を書き送った。

 

すぐに自動返信と思われる、『お問い合わせありがとうございます。こちらの予定をチェックしてご連絡します』的なメールが届いたっきり…。

 

待てど暮らせど、お返事はなく、ただすぎる日々。

そうです、アメリカあるある、お返事が来ない案件。

 

ここまでの流れに慣れ切っている自分にまず、アメリカに来て11か月の貫録を感じる。

 

しかし、ある朝、もうこれは我慢ならん(目の症状が)と思い立ち、次女をMiddle Schoolに送ったその足で、直接クリニックに予約に行くことにしました。

 

それが火曜日のこと。

 

あいさつしながらクリニックの扉を開けると、陽気な笑顔で丸顔のメキシコ系の女性が受付に座っていました。

予約したい旨、伝えて、必要事項や健康保険証についてやりとりしていてふと、

「実は私、2月15日にメッセージをホームページから送ってんよねー」

と言ってみた。

 

そうしたら、片方の眉がきゅっと上がり、「そうなの!?」と。

 

そして検索したのかなんなのか、PCをパチパチやって、「ホンマやーSEIKOのデータあったわ」とシレーっと言う。

 

そうです、こういうとき、アメリカの接客、形だけでもぜったい謝らない。

私ももはやいらだちの“い”の字も出てこない。

 

アメリカに来て11か月の貫録を感じる(その2)。

 

しばらくやり取りをしていたら、急に彼女が言いました。

「ねぇ、今日、今からさ、何がしたい?」

 

普通に住所や電話番号を伝えている最中に、急に挟まれる意味のわからん雑談。

アメリカの接客にあるあるのこちら。

 

「私はこれが終わったらピックルボールしに行くよー」

なんでそんなこと聞いてくる!と動揺が走りながらも、答えるところにアメリカに来て11か月の(以下略)

 

「そうなんー、私は今すぐかえってベッドに潜りこみたいわ」

 

どないしたんや、一体、どないしたって言うんや!?しんどいんか。

動揺したままたずねます、「え?疲れてるの??」。

 

「いやー、寝たいわけじゃなくて、ただベッドに入って、スマホを見ながら、ゆっくりしたいねん。

だって、ここのクリニック月曜日がお休みやからさ、今日は火曜日やけど、私にとっては月曜日みたいなわけ。

だから、ほら、わかるやん?月曜日ってそういう気持ちになるやん」

 

うんうん、わかるーあるよねーって同意しながら、心中は。

 

知らんがな!

お前さん、私のネット経由の予約もそういう感じで見逃したのではあるまいな。

 

と1人でツッコんで、1人でウケておりました、おもしろすぎるやろ。

 

私はあなたの同僚でもないし、友達でもないし、むしろお客さんやと思うのよ。

そんな人に全力で“今日はやる気が出ないわー”って言っちゃうところ。

 

そう、これがアメリカの接客スタイル。

 

わけわからん対応されても、予約さえ取れればぜんぜんオッケー!

そう感じる自分にアメリカに来て(以下略)。

 

予約のとれた眼科の診察も結構おもしろかったです(昨日行ってきた)。

毎日、ネタ宝庫アメリカ生活。

晩ごはんをし始めないと…と思いながら、夕方のウォーキングから帰ってきて、急ぎPCに向かっています!

 

Youtubeの「緊急で動画をあげています」的な緊迫感のある書き出しですが、何の緊急性もないブログですので、ご安心ください(紛らわしい)。

 

先ほど、ウォーキング中に発見したこと、伝えたくて…。

 

最近見かける美しいピンクの花が咲いた木、あれはなんなんだろう!?と思って、近寄ってまじまじ見てみたところ。

さくらだった!!

我ら日本人が愛してやまない、はかない美しさの、あの桜。

 

ええええ、こんな近所にたくさん咲いてたのに、花見もできぬまま、今まさに散っていこうとしているではないか。

もったいないことをした…。

だいたい車でビューッと通り過ぎてしまう道だから、きれいだなぁって一瞬眺めて、見逃していました。

 

そしてまだ2月ということもあり…桜と言えば3月末という、先入観も邪魔していたな。

そうだよ、カリフォルニア暖かいもの。

 

色んなお花が咲き出して、春が来たなぁという感じがする今日この頃。

 

そして、今日でアメリカに来て11か月。

ちょうど1年前の今日、私がお友達2人とのんきに明石でお寿司を食べている間に、夫が1人で今のおうちにお引越し、してくれたのでした。

 

当時のブログでも、夫のこと“神”って讃えているけれど、こっちに来てみて思う。

 

何もかも予定通りになんて、ちっともいかないアメリカで、1人で仕事もして、前の家を片付けて、お引越しして、新しいおうち住めるように整えてくれていた。

 

マジで神!!!

 

今日、夫が帰ってきたら、心の底から労いたい&お礼を言おうと思います。

 

さ、ごはん作ります、今夜は鮭です。

週明けの今日、順調にすべての予定が終了しました~おつかれ自分~。

 

今日は夕方6時半からHigh Schoolで春シーズンのスポーツ保護者会と言う名の、寄付大募集!会に参加してきました。

 

去年の秋シーズンはクロスカントリーをおもいっきり楽しんだ長男。

やっとクロスカントリーが終わって、冬シーズンに突入してオフかと思いきや…コーチと変わらず続くトレーニング。

 

毎日、お休みの日もメニューが送られてきて、走った距離やタイム、地図までも、コーチとアプリでシェア。

 

その熱心さ、まるで陸上強豪校にでも入学した勢い(公立の現地校、別に強豪でもなんでもない)。

1月のランニングの総距離は240キロを超えて、「そんなに走ってどこへ行く!?」という気分になる冬を過ごし。

 

やっと始まった陸上シーズン、長男の興奮は想像に難くない。

 

そう、毎日陸上の話しか、しない。

 

こっちが飽きていようが、姉妹がほかの話題にうつろうが、お構いなし。

「そういえばさぁ」

って、ぜんぜんそう言えばじゃないタイミングで陸上の話に戻してくるから、家族みんな白目になっていました。

 

本日の保護者会。

あまりにも長男が家で語ってるものだから、内容はほぼほぼ知ってるいることばかり。

あぁ、だてに家族のことうんざりさせてないよ。

 

そして、お約束。

「寄付をお願いしますよっ」という圧を全身に浴びて帰ってきました(そうなることを予想して、圧を浴びる前にすでに寄付済み→クロスカントリーの経験が生きております)。

 

アメリカの部活、部費ありません、ユニフォーム貸与、大会のエントリーフィーも、遠征のバスだって出しちゃいます!

コーチも上記の通り、めっちゃ手厚い。

 

なのにも関わらず、ぜんぶ無料(公立だから)。

 

だからこその寄付!寄付で賄ってるんだよ、わかるよね?って圧をかけてくるのです(まぁ当然)。

 

寄付できる人は、半端ない額をするらしい。

 

「だからできる限りの寄付でいいんだよ」って言われるけど、シーズン中、まぁまぁ何回も募られるので、そのたびに『この金額でいいのかしら』とドキドキします。

なかなか慣れない。

 

ホントにコーチにもチームメイトにもサポートしてもらって、ありがたいことこの上ないから。

 

ドッカーン!って寄付できたら、気分いいんだろうなぁと妄想しつつ。

夜のハイウェイぶっ飛ばして帰ってきました。

 

ケガがないように、今シーズンも思いっきり楽しめますように!