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けまる日記

2013年流産後、3月に臨床的侵入奇胎と診断、抗がん剤治療開始。最終的にセカンドオピニオンで間質部妊娠と診断後経過観察へ。

2015年3月待望の妊娠!

愛くるしい息子は6歳でアスペルガー&ADHDと診断。

試行錯誤しながら小学校生活を送っています。

金曜日の夜に急遽入院した私。

そーいえば、披露宴の時のジェルネイル落としてない!
と気づいたのは土曜日になってからでした。
ジェルネイルの装飾も色々つけてたから
完全に金属入ってる~~~
→金属が入ってるとCTとかMRIの画像検査ができないそうです

急遽、披露宴前に自宅にきてもらった出張ネイルサロンに連絡して
病院までジェルネイルをオフしに来てもらえないか交渉。
快く承知してくれたので助かりました~
土曜日のお昼すぎにネイルをオフしてもらい
ホッと一安心。

その後、大部屋に移動。
同室は切迫流産の妊婦さん2人と
帝王切開で出産したばかりのママさんの4人でした。
社交的ではあるけれど人見知りの私。
正直自分は妊婦さんでもないし
大部屋でいろいろと聞かれたらどうしようかな…
と思っていたけど、その心配は全くありませんでした。

というのも、みなさんカーテンは常にしまっていて
お友達付き合い?のようなことは
ほっとんどなし。
私にとっては気が楽でした。


病院は基本土日は検査とかはお休みとのことで
この2日間はひたすら暇。

オット殿の帰国日は決まってないし
私の退院日も決まってないし
不安の中はじまった入院生活でしたが
日曜日になると出血もだいぶ減ってきて
お手洗いに立たないと出ないほどになりました。
体温はずーっと微熱。(入院前から)

病院のご飯はそこそこおいしいし
看護婦さんも優しいし
前回流産手術で入院したから様子もわかってたしで
この2日間でだいぶ気持ちが落ち着いたかな。
でも暇な時間はインターネットでいろいろ調べたっけ。


2月25日(月)。
朝ご飯の後、すぐに血液検査の注射。
この日はMRI検査の予定だったけど
何時に呼ばれるかは混み具合によってとかだそうで…
じゃあなんで予約とかいるの~?と疑問に思いつつ。

10時過ぎの回診で血液検査の結果をきくと
hcg値は1496。
下がれば下がるほど良いと先生に聞いていたので
嬉しくなる♪
先生も
『基本はこの数値が下がれば腫瘤も小さくなるんだけどね。』
と言ってくれて喜んでいたのに
『でもまぁイレギュラーなことも山ほどあるから!
 あなた自体がすでにイレギュラーだし!』
的なことを言われる…
ひーどーいーーーーーー


結局検査に呼ばれたのは17時。

MRI検査室に行って服を着替えて
看護婦さんからいくつか質問を受けました。
なかでもすごく聞かれたのは
「体内に何かの治療後などで金属が入っていませんか?」
「喘息と診断されたことがあるんですよね?」
この2点。

金属についてはMRIは磁気が強くかかる検査なので
金属が入ってると機械にひきつけられてしまって危ないそう。
ボールペンなんて持ち込んだ日には
ヒュンッと飛んでいってしまって壁に刺さる危険もあるとか。
こわっ
ジェルネイル落とせて本当に良かった~

喘息については画像を映すための造影剤が
喘息を引き起こして危ない可能性があるんだとか。

検査中は耳栓をしました。
とっても大きなうるさい音が鳴るかららしく
耳栓をした上にヘッドホンをさせられたよ。
おかげでうるさくはなかったけど
先生からの指示も聞こえにくかったんですけどもー!


それから造影剤に副作用が出る場合があるって
同意書に書いてあってビクビクしていたんだけど
出ちゃいました、副作用。
といっても、とても軽いもので
蚊にさされたみたいなできものが2つ。
これがホント蚊にさされたみたいにかゆい!


検査終わった後、看護婦さんに
『何か変わったことはありませんか?』
って聞かれて
「なんかかゆいです~」って言ったら
結構な勢いでその場所を探されて…
なんでそんなに必死なんだろう?ってこの時は思ったんだけど
この造影剤がのちのち重要なものなのだと知ることになります。
また別で書きます!





先生からのお話はこうでした。

・月経時のような出血があることは確か。
・子宮内腔は奇麗になっているように見える。
・子宮右側の筋層部分に血流が豊富な腫瘤(約25mm大)があるようだ。
 (腫瘤とは医療用語で”できもの”のこと。
  おできでもなんでも腫瘤と呼ぶそうです)
・血液検査の結果、hcg値(妊娠ホルモン値)が2500ある。

以上の点から、子宮の中でなんらかの異常が起きていることは確か。
考えられる病気は今のところ3つ。
しかしどれも典型的な症状に当てはめにくい。

・絨毛性疾患で胎盤由来の腫瘍では?
 これは流産の原因が胞状奇胎であった場合に続発することがほとんど。
 でも私の場合、流産後の病理検査では正常妊娠だった。
 また、hcg値がもっと高値であることが多いが、私は低めである。

・胎盤ポリープでは?
 これは本来、子宮内腔にぶらさがるようにしてできることが多い。
 でも私の場合は、内腔は奇麗なように見える。
 hcg値も胎盤ポリープであればもっと低いはず、とのこと。

・子宮内容物の遺残
 流産手術の際にとりきれなかったもの
 しかし、それも本来は子宮内腔にあるもので、腫瘤の場所が不自然。
 手術後1週間後の検診でも見つけられなかったことも不自然。


以上の色々な不自然な点から
入院をして、より詳しい画像検査などをしたほうが良いでしょう
ということでした。

なぜ入院???と診断に動揺を隠せないでいると先生が

『絨毛性疾患や胎盤ポリープであった場合
 いつどのタイミングで大出血するかわからないから』だそう。


まず子宮の中におかしなできものがあると言われた時点で
怖いですよね!?誰だって・・・
この説明を聞きながら私はすでに号泣でした。。。

オット殿が中国に出張中であることを告げると
先生は驚いたような顔をして
『じゃあ、実家のご両親とか誰か今から来れないかな?』と。

今から=この後すぐに入院ってこと!?!?!?

さらに私の頭はパニックです。

どうにか先生の話を理解して
実家の母親に電話。
ちょうど父親も一緒にいたらしく
両親一緒に病院に来てくれることになりました。

電話を切ってからすぐに病棟に案内され
個室にするか大部屋か悩んだけれど
もう夜も20時をすぎていたし
他の患者さんの迷惑になるのも嫌だったし
多分今夜は大泣きだろうと思ったから
今夜だけは個室に入らせてもらうことにしました。

そうこうしているうちに、両親が到着。
個室でもう一度、先生から両親に病状の説明がされました。
ひとまず”検査入院”であること。
考えられる病気の種類などなど。。。


両親も、娘が流産して手術して披露宴して
やっと一息と思ったところに、びっくりしただろうな。。。

入院関係の書類に記入をしてもらい
着替えや必要なものをひとまず私の家に取りにいってもらってる間に
オット殿に現状をメール。

そしたら自前のiphoneから電話をくれました。
電話代高いのにT T
すごくびっくりした様子で
「こんな時に出張でごめん」って謝ってたな。。。
私もオット殿の声を聞いたら
落ち着いてた気持ちがまた乱れて不安が押し寄せてきて泣いちゃった。
あさってからは毎晩電話できるから
それまではメールするということで電話を切りました。

両親が来るまでの間、私の不安はおさまらず
オット殿の声を聞いてしまったから余計に涙が止まらない。
そこに看護婦さんがたまたま入ってきて
私の様子をみて肩を抱いてくれました。

『いきなりでビックリしちゃったよね。よしよし』って。

私は
「私、また妊娠できますよね?赤ちゃん産めますよね??」って
泣きながら看護婦さんに聞いたんだったなぁ。

看護婦さんは
『きっと産めるよ!100%大丈夫なんて職業柄言えないけど
 いろんな病気をしても元気に赤ちゃんを産むひとはたーくさんいるから!』
と励ましてくれました。


看護婦さんに肩を抱かれてひと泣きしたら少し落ち着いて
ちょうどそこに両親が荷物を持って帰ってきました。
そこから何も食べてなかった私とお母さんは
コンビニのおにぎりとパンを食べて少し話しをして。
お父さんはソファで寝てたな~
この時点で23時過ぎてたの覚えてる。
両親に心配かけ続けで申し訳ないなとすごく思ったことも。


こうして私の入院生活が始まりました。
1週間検診で問題もなかったし
出血も日に日に少なくなっていったし
痛みもほとんど感じなかったので
少しづつ少しづつ心の傷も癒えはじめてました。
2月14日からは会社にも復帰!
今までご迷惑をおかけしました~とお菓子も配り
たまっていた仕事をこなしていきました。
「仕事って行くまでは面倒だけど
 やっぱりいいもんだな~♪」なんて思いながら。

中国の旧正月があけて
オット殿の仕事も急に忙しくなって
2月20日に中国へ旅立って行きました。
今中国では大気汚染の問題でとても心配だったので
N95マスクという頑丈なマスクをいくつかもたせて
いってらっしゃ~~~い!
出張中は毎晩電話をくれるオット殿ですが
今回は会社から持ち帰った海外携帯が壊れていたとかで
最初の2日間はメールでのやりとりのみ。
でも連絡がとれないわけじゃないし~と軽く思っていました。


2月22日(金)。
いつものように朝会社へ出勤!
会社に到着すると、なんか違和感…
お手洗いにいってみると
昨日までほとんど止まりかけだったのに
生理2日目ぐらいに出血してる!!!

一瞬すごく驚いたけど私が心配したのは
もう出血もあまりないだろうと思ってたから
生理用のナプキンを用意していなかったことでした。
同じ事務で働くFさんに
「何か出血が増えちゃってて、ナプキンもってこなかったんです~
 誰か持ってますかねぇ?」
なんてのん気に聞いたらFさんが
『痛みはないの?出血が増えるっておかしくない?
 病院に聞いてみたほうがいいんじゃない?』
と言ってくれました。

たしかに。。。と思って念の為に病院に電話すると
『11時までに病院に来れたら診察できるけどどうですか?』
と。。。
でもうちの会社は陸の孤島だし
バスだって1時間に2本ぐらいしかないし。。。
『痛みがある訳じゃなければ、出血の状況を様子みてみるとか…』
と言われて、私も痛みをそんなに感じなかったから
「わかりました~様子みてみます~」と言って電話を切りました。

Fさんにそのことを報告すると
『誰か手空きの人に駅まで送ってもらっても病院間に合わない?
 明日から土日だし、旦那さんは中国なんだし
 不安要素があるなら診てもらったほうが安心じゃない?』
と病院に行くことを強く勧めてくれました。

説得力のあるFさんの言葉に納得した私は
すぐに社員さんに駅まで送って欲しいとお願いをして
即会社を出発。

11時数分前に病院につくことができました~
その間にも2度ほどわりと多めの出血が…
これはやっぱり早退してよかったな~と思いました。


でも病院についてからが長かった…
予約をしていたわけじゃないから
待つだろうな~と思っていたし、
診察券を出したときも
「今日は相当待つと思います。
14時はまわると思いますが外出されますか?」
と言われたから覚悟を決めて、ひとまずお昼を食べに。

11時頃に病院について、すぐに外出して
14時過ぎに病院に戻って待つ。
15時過ぎ、まだ呼ばれない。
16時過ぎ、まだまだ呼ばれない。
17時過ぎ、まだまだまだ呼ばれない。。。
ひたすら待つ!!!

まわりには患者さんはほとんどいなくなって
17時半過ぎ、ようやく呼ばれました~~
ほえ~~~~長かった~~~~

と思ったのも束の間、診察&内診をしてもらって
血液検査もしてもらってすぐにまた待ち合い室へ。

ここからまた1時間待ったのでした。。。
次に呼ばれたのは19時過ぎ。


診察室に入ると浮かない顔の先生が待っていたのでした。。。