また回想記はじめます。
***
2月28日
オット殿の帰国日が決定。
3月2日夜の便だそう。
昨日血液検査をした結果は
hcg値950。
2日前が1500ぐらいだから下がってはいるよね。
先生から、明日、家族が来れますか?と聞かれた。
いよいよ病名診断の発表かな~
ドキドキ…
3月1日
朝、血液検査。
hcgは722。また少し下がったな~
このまま自然に下がれば良しという訳じゃないのかな?
両親が15時ぐらいに来てくれたので
先生と別室でお話をすることになりました。
最初にいわれたのは
『やはり決定打にかける』
ガーーーーン
私の症状に完全に当てはまる病気の診断は
なかなか難しいようです。
わかっていることは
・子宮内に25mm大の腫瘤がある
・画像検査結果からみても腫瘤は子宮筋層部にあるようにみえる
・腫瘤内に血流が豊富
・hcg値があり、妊娠関連疾患と考えられる
・hcg半減期(大体1日~2日だそう)からみても、hcgを産生する腫瘤。
こういった点から
『絨毛性疾患』であろうという見解でした。
そして、最終的に診断書に書かれた病名は
この『絨毛性疾患』の中の
『臨床的侵入奇胎』というものでした。
???
聞いたことなーーーーーい
この病気自体、流産の原因が『胞状奇胎』などの
異常妊娠後に続発することがほとんどらしく
わたしのような正常妊娠後に発症するのは極めて稀なのだそうです。
そして絨毛性疾患という病気のなかには
転移や再発など、悪性腫瘍と同様の振る舞いをするものがあるらしく
hcgの値が鋭敏な指標となるのだそうで…
上昇するようなことがあれば転移などを疑うそう。
こわいーーーーー!!!!!
また、私の腫瘤ちゃんは血流が豊富であり
大量出血する可能性も考えられるそう。
何をしたら大量出血してしまう、ということは言えず
「する人はするし、しない人はしない」と…
それで、大量出血した場合
圧迫止血とか輸液とかで止血するらしいけど
それでも止血がおいつかなければ
子宮温存派の人には『子宮動脈塞栓術』をするそう。
これは、動脈に造影剤を流し込んで
一時的に血液を血管からなくす?ような手術で
その間に止血作業をするそう。
ただ問題がー!!!!
そう、造影剤ですよ、造影剤。
わたしはCTの造影剤もMRIの造影剤も
どちらもアレルギー反応が出ちゃっていたのでした。
この動脈塞栓術には造影剤を大量に使うので
少量使用でアレルギー反応が出てしまった人には
危険すぎて使用できないのだそう…
と、なると…
もし大出血してしまい、初期で止血できない場合は
そう、子宮全摘出しかないのだそう…
大出血すると決まった訳じゃないけど
この言葉には全身に恐怖が走りました…
子宮全摘出…
まさかのまさかのまさかの言葉。
先生も家族もいるのに涙が止まりませんでした。
病状について一通り説明を受けた後は
<今後の治療方針>について。
侵入奇胎という病気であれば基本よく効く薬があるのだそうです。
そのお薬とは…
『抗がん剤』
ガガガーーーーーン
いや、ダジャレとかじゃなくて
薬名にまたまたショックを受けました。
確かにさっきの病状説明で
絨毛性疾患は転移したり悪性腫瘍のような働きをする場合があるって
言っていたけど、治療薬も抗がん剤とは…
完全に萎縮してしまいました…
だって、抗がん剤といえば
浮かんでくるのは副作用のオンパレード…
髪の毛抜けちゃうの??
不安でしょうがなかったです。
でもよくよく話を聞くと、
私がまず最初に使用するのは抗がん剤の中でも
1番副作用程度が低いといわれている
『メソトレキセート(通称MTX)』というものだそう。
これを5日間連続で筋肉注射して
14日間は注射(投薬)をお休みというのを1クールとして
hcgが陰性(つまりゼロ)になるまで繰り返すのだそう。
気になる副作用として1番よく出るのは
口内炎とのこと。
あとは倦怠感、吐き気、まれに脱毛があるそう。
副作用の出方は人によってマチマチらしいけど
髪の毛がごっそり抜けてしまったという人は
ほっとんど聞かないという言葉を聞いて
少しホっとしました…。
入院中のhcg下降具合をみても
待機療法(自然に下がるのを待つ)をとっても良いかもしれないが
大量出血する可能性のリスクを考えると
私は子宮全摘出の可能性があるから
抗がん剤治療をオススメします、といわれました。
私に残された道がこの2つしかないなら
抗がん剤を選ぶしかない。
だって、わたし、赤ちゃん産みたい…
両親も色々と聞いていましたが
明日はオット殿が帰国する。
できれば退院したい。
MTX治療は通院でも可能なのか?などいろいろ確認し
今日、急遽退院することになりました。
初めての妊娠
流産
正常妊娠だったのに侵入奇胎に…
わたしの運のなさを恨みました。
何はともあれ、ひとまず退院。
オット殿に病名診断の報告をしなくちゃなー
会社とも今後のことを話し合わなくちゃ…
少し回想記をお休みしてました。
また書くけど、ひとまず昨日の話。
3月16日。
オット殿の家族に
妊娠してたこと
流産したこと
侵入奇胎という病気になったこと
抗がん剤治療をしていることを
報告しました。
びっくりしてたけど
応援してくれてる。
ねぇ 神様。
私たちのもとにも
いつかきてくれますよね??
かわいい赤ちゃん…
乗り越えられるから
この試練を私たちに
与えたんですよね??
ねぇ、そうでしょ?
また書くけど、ひとまず昨日の話。
3月16日。
オット殿の家族に
妊娠してたこと
流産したこと
侵入奇胎という病気になったこと
抗がん剤治療をしていることを
報告しました。
びっくりしてたけど
応援してくれてる。
ねぇ 神様。
私たちのもとにも
いつかきてくれますよね??
かわいい赤ちゃん…
乗り越えられるから
この試練を私たちに
与えたんですよね??
ねぇ、そうでしょ?
2月26日(火)。
この日はCT検査の予定。
昨日MRIでアレルギー反応が出ちゃって
点滴でアレルギーをおさえる薬をいれました。
またいつアレルギー反応が出るかもしれないからって
点滴のラインはくっつけたまま一晩過ごして
CT検査までもたせることに。
これが地味にしんどい…
切迫流産の妊婦さんたちは
点滴24時間毎日毎日刺しっ放しの人が多いらしく
尊敬しました…
点滴の針って太いんだよ~~
血管を傷つけないように柔らかいから
血管の中で動いてしなるらしいんだけど
ずっとつけっぱなしとなるとこれが結構痛かった。。。
CT検査は検査の前は
飲まず食わずでいないといけないらしいのに
でもお決まりの何時から検査かはわからないという…
だからひとまずお昼は抜きにして
お昼ご飯の30分前ぐらいから
何も飲まないようにしてくださいという指示。
でもそれって、もし昨日のMRIみたいにすごい遅い時間だったら
水も飲めないってしんどくない!?
病棟とかパジャマでも暑いぐらいの温度設定なのに~!!
って感じでした…
この日も呼ばれたのは結局17時過ぎ。
点滴のラインはつけっぱなしだわ
飲み食いできないは、しんど~~~~い。
CTの検査室につくと
昨日造影剤でアレルギーが出たこともあって
結構な厳戒態勢でした。。。
そんな中、CTの機械の上に寝そべって
生理食塩水?みたいのを点滴のラインから流された時
下腹部にズキッという痛みが数回あって。
なんでもいいから変化があったら言ってね!と言われたので
「何か下腹部が痛いんですけど…」って言ったら
『でもまだなにもしてないよ~?』と。
何もって、生理食塩水いれたがなー!と思いつつ
「じゃあ、勘違いかなぁ…」とぶつぶつ言っていたら
アレルギー反応が出たときの為に立ち会っていた先生が
『痛み止め飲まなきゃいけないぐらいじゃなければ
そんなに時間かからないから頑張っちゃおう!』
と。
そこまで言うなら頑張ります~~~ということで検査開始。
CTの造影剤は身体にいれるとカーッと身体が熱くなる!
ちょっと怖かったなぁ。
検査の間、何度か下腹部痛に襲われて動きそうになるも
必死に耐えました。。。
ようやく検査が終わったけれど、んん??
またかゆい… ということで、かゆい申告をすると
また慌てふためく看護婦さん。
でもこの日は1カ所だけ蚊に刺されたみたいになっただけで
アレルギー剤をまた流し込んでおさまりました。
が、おさまってくれないのは下腹部痛。
まっすぐ立って歩けないほどの痛みがあったので
検査室の看護婦さんが病棟まで送ってくれました。
そこで『造影剤はなるべく早く身体から出した方がいいから
お水をたくさん飲んでね~』と言われたので
病室へついてすぐにお水をふたくちゴクゴクッ
お腹が痛いのもあってすぐにベッドに横になったのだけど
その数分後!!!!!!!
ものすごい下腹部痛が襲ってきました!!!!!
身体が硬直するほどの痛み。
痛くて力んでしまうような痛み。
昔、卵巣出血したときの痛みによく似てた…
あまりの痛さにナースコールを必死で押して堪えた~
看護婦さんがきてくれた時も痛みに堪えて硬直しているところでした。
でもこの痛み、波があって数十秒ものすっごく痛んだとに
スーーッとひいていきました。
このひき方も卵巣出血の時とよく似てた。
心配してくれた看護婦さんは先生を呼んでくれて
急遽、内診してもらうことになりました。
硬直するほどの痛みからは解放されたけど
まだ少し痛むので、車いすで診察室まで移動。
(みてもらったのは分娩室だったけど;)
出血を心配したけれど、どうやら出血ではなさそう。
腫瘤も特に変化なし。
診察台の上に寝そべるころには私の痛みも
だいぶやわらいでいて
いったいあの痛みはなんだったんだ?ということに…
えーーんT T わたし、嘘なんてついてませんよ~?
って思っていたら看護婦さんが
『検査終わってから何か口にしたりした??』と。
「あ、お水を勢いよく飲みました」
『あぁ~それかも!
検査の為に飲食禁止にしてた患者さんにたまーーにあるのよ。
身体がびっくりしちゃって、今炎症が起きてるところに痛みが走ること』
だそうです。
そうなんだ~と思いつつ
検査前のあの下腹部痛はなに?と疑問が浮かぶも
腹痛騒ぎ、すみません…という気持ちであったので
なにも言わずにおきました笑
これで画像検査は終わり。
あとは検査結果をみての診断を待つばかり。
この日はCT検査の予定。
昨日MRIでアレルギー反応が出ちゃって
点滴でアレルギーをおさえる薬をいれました。
またいつアレルギー反応が出るかもしれないからって
点滴のラインはくっつけたまま一晩過ごして
CT検査までもたせることに。
これが地味にしんどい…
切迫流産の妊婦さんたちは
点滴24時間毎日毎日刺しっ放しの人が多いらしく
尊敬しました…
点滴の針って太いんだよ~~
血管を傷つけないように柔らかいから
血管の中で動いてしなるらしいんだけど
ずっとつけっぱなしとなるとこれが結構痛かった。。。
CT検査は検査の前は
飲まず食わずでいないといけないらしいのに
でもお決まりの何時から検査かはわからないという…
だからひとまずお昼は抜きにして
お昼ご飯の30分前ぐらいから
何も飲まないようにしてくださいという指示。
でもそれって、もし昨日のMRIみたいにすごい遅い時間だったら
水も飲めないってしんどくない!?
病棟とかパジャマでも暑いぐらいの温度設定なのに~!!
って感じでした…
この日も呼ばれたのは結局17時過ぎ。
点滴のラインはつけっぱなしだわ
飲み食いできないは、しんど~~~~い。
CTの検査室につくと
昨日造影剤でアレルギーが出たこともあって
結構な厳戒態勢でした。。。
そんな中、CTの機械の上に寝そべって
生理食塩水?みたいのを点滴のラインから流された時
下腹部にズキッという痛みが数回あって。
なんでもいいから変化があったら言ってね!と言われたので
「何か下腹部が痛いんですけど…」って言ったら
『でもまだなにもしてないよ~?』と。
何もって、生理食塩水いれたがなー!と思いつつ
「じゃあ、勘違いかなぁ…」とぶつぶつ言っていたら
アレルギー反応が出たときの為に立ち会っていた先生が
『痛み止め飲まなきゃいけないぐらいじゃなければ
そんなに時間かからないから頑張っちゃおう!』
と。
そこまで言うなら頑張ります~~~ということで検査開始。
CTの造影剤は身体にいれるとカーッと身体が熱くなる!
ちょっと怖かったなぁ。
検査の間、何度か下腹部痛に襲われて動きそうになるも
必死に耐えました。。。
ようやく検査が終わったけれど、んん??
またかゆい… ということで、かゆい申告をすると
また慌てふためく看護婦さん。
でもこの日は1カ所だけ蚊に刺されたみたいになっただけで
アレルギー剤をまた流し込んでおさまりました。
が、おさまってくれないのは下腹部痛。
まっすぐ立って歩けないほどの痛みがあったので
検査室の看護婦さんが病棟まで送ってくれました。
そこで『造影剤はなるべく早く身体から出した方がいいから
お水をたくさん飲んでね~』と言われたので
病室へついてすぐにお水をふたくちゴクゴクッ
お腹が痛いのもあってすぐにベッドに横になったのだけど
その数分後!!!!!!!
ものすごい下腹部痛が襲ってきました!!!!!
身体が硬直するほどの痛み。
痛くて力んでしまうような痛み。
昔、卵巣出血したときの痛みによく似てた…
あまりの痛さにナースコールを必死で押して堪えた~
看護婦さんがきてくれた時も痛みに堪えて硬直しているところでした。
でもこの痛み、波があって数十秒ものすっごく痛んだとに
スーーッとひいていきました。
このひき方も卵巣出血の時とよく似てた。
心配してくれた看護婦さんは先生を呼んでくれて
急遽、内診してもらうことになりました。
硬直するほどの痛みからは解放されたけど
まだ少し痛むので、車いすで診察室まで移動。
(みてもらったのは分娩室だったけど;)
出血を心配したけれど、どうやら出血ではなさそう。
腫瘤も特に変化なし。
診察台の上に寝そべるころには私の痛みも
だいぶやわらいでいて
いったいあの痛みはなんだったんだ?ということに…
えーーんT T わたし、嘘なんてついてませんよ~?
って思っていたら看護婦さんが
『検査終わってから何か口にしたりした??』と。
「あ、お水を勢いよく飲みました」
『あぁ~それかも!
検査の為に飲食禁止にしてた患者さんにたまーーにあるのよ。
身体がびっくりしちゃって、今炎症が起きてるところに痛みが走ること』
だそうです。
そうなんだ~と思いつつ
検査前のあの下腹部痛はなに?と疑問が浮かぶも
腹痛騒ぎ、すみません…という気持ちであったので
なにも言わずにおきました笑
これで画像検査は終わり。
あとは検査結果をみての診断を待つばかり。