マーライオン様、「異文化適応過程」という言葉をご存知でしょうか。
まるこはこの言葉をシンガポール日本人会クリニックのコラムで知り、大変興味深かったので、手帳にメモしておりました。
海外在住の日本人の多くが、5段階の「異文化適応過程」を経て、その土地の生活に適応していくというものです。
①ハネムーン期:心機一転、真新しい生活にやる気がみなぎり、頑張ろうとする。
②ショック期:現地での生活に失望、限界を感じる。日本や親しい友人が恋しくなる。
③回復期:自分なりの落としどころの発見。
④適応期:多少の波を繰り返すも安定した生活を楽しめる。
⑤リ・エントリー期:本帰国後の日本の再適応に苦しむ。
まさか、人生初のアテンドが、この「異文化適応過程」の変換期になるとは、まるこ自身思いもしておりませんでした。
マー様、まるこは現在、絶賛「ショック期」真っ只中におります

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え?ショック期なの?
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準備編にて、宣言通りの “ 異様な熱意を持って ” 旅のしおり作りに没頭、浮かれ散らかしていたわけですから、むしろハネムーン黄金期であって然るべきなのですが、一転、あっけなく奈落の底に落ちました。
なぜなら、
空前絶後のォォォーーー
超絶怒涛の体調不良ォォォーーー
ウィルスを愛し(てはない)、ウィルスに愛された男
そう、彼こそはァァァーーー
MA!RU!O!
MARUO!
まるおォォォーーー!!!
イェェェェェーーーーイ!
ジャスティスッッッ!!!
大丈夫ですか。マー様。ついてこれてますか。
ためにならない、ただただ暑苦しいアテンド準備編をちんたら書き綴ってきた理由はただ1つ。
アテンド当日、病に倒れたまるおの看病をしていて、本番編、マジで書くことがないから!爆。
イェェェェェーーーーイ!
出典:Watanabe Entertainment
そんなわけで、ここからはまるこ初めてのアテンド三大悲劇について、全く求められておりませんが、説明して参ります。(騙された!ってコメント禁止。)
まるこの健全なショック期脱出のためにも、耳かっぽじってお聞きください。
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悲劇その①
まるお、高熱が出る
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幼稚園でインフルエンザが大流行。
マー様、常夏の国でインフルが流行るとか、聞いてない聞いてない。嘘でしょ。おかしいやん。この湿気!何のためにある!(?)
両親来星3日前に突如高熱が出たまるお。疑われたインフルエンザは結局陰性だったためタミフルは処方されず。しかしその後も高熱がなぜか1週間続き、熱は下がらないわ、食欲はないわ、薬は効かないわ、で結局病院に4回行くはめとなった。(実はやっぱりインフルエンザだったのでは説。)
海を越え、孫に会いにきたじいじばあばとは自宅にて、
面会。
(入院患者まるお。)
はっきり言おう。両親が来た週は、まるおの人生で間違いなく一番具合が悪かった。なんてこと。救いようがないとはまさにこのこと。
黙って突っ立っててもわんさか人が会いに来てくれるマー様にはわからんでしょうな!「熱出たからリスケしよ!」が通用しない異国の地に住んでる者の切なさ!(八つ当たり。)
先週でも、翌週でもよかったのに、ドンピシャリで今週。ホワイ。マー様。ピタリ賞くれ。
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悲劇その②
ピンチヒッター旦那、おシンガに翻弄される
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とはいえ、遠路はるばる来たのに、面会だけで終わるのはあんまりなので、まるおの看病とアテンドを旦那と交替しながら行うことに。
下見もなにもしていない単なるジャパニーズサラリーマンはいきなりアテンドを任され動揺したのか、マンダリンオリエンタルに泊まっている両親を迎えに行こうとするも、間違えて、マリーナマンダリンに到着、一向に会えない。(マンダリンとつく建物がありすぎるにしても、間違え過ぎな件。)
また、図らずも、ナショナルデーの予行練習により、いたるところが閉鎖されており、歩けど歩けど一向にマーライオンパークにたどり着けない。
マー様、思い返して頂きたい。(最終的に雑になったとはいえ)下見しまくっていたまるこの日々を。異様な熱意で作成した旅のしおりを。
笑えるくらい計画通りにいきません。旅のしおりは1ミリも日の目を見ることなく、私のスマホの中で燻っております。
ハンカチいりますか

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悲劇その③
その後、家族全員感染
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必死にまるおの看病をしていたら、もれなくまるこも謎のウィルスに感染。喉をやられ、声が出なくなる。
声を失ったアテンドとしてほぼ機能していない口パクまるこが、なんとか連れて行ったのがTANGS地下のギフトショップ。
この不完全燃焼過ぎるアテンドに自暴自棄になっていたまるこは、どさくさに紛れ、以前から気になっていた高級スカーフの購入を目論む。
素晴らしいコンセプトのSingapore stories on scarves
シンガポールの様々な地域や有名なお話がデザインされている粋なスカーフ
駐妻様方御用達お土産SHOPチョーさんの店にも。
下見の段階で、迷いに迷ってやっとたどり着いた店がこの感じだったので不安に駆られたが(失礼。)、どっこい、店内は女子受け間違いなしの雑貨やポピュラーなお菓子、コスメまで何でもあり、噂通り。
ウィスパーボイスのまるこに気づき、「アナタ声デナイノ。カワイソウニ。」と上手な日本語で優しくしてくれたチョーさんに心動かされ、まるこもかわゆい刺繍の巾着袋を購入。
老夫婦を異国の地で放っておくのは心がとがめたが、幸い弟夫婦も一緒に来星だったため、随所随所に自由行動を取り入たり、タクシーだけ手配してあげたりで、なんとか終了。
両親が帰った後は、気持ちが緩んだのか、あれよあれよと旦那も感染し、まるお→まるこ→旦那のフルコースでなんだかんだ約1ヶ月、みっちり看病に追われることに。
心身ともにやつれて、さぞ痩せると思いきや、1gも減らない人体の不思議よ。
マー様、ほんとに、いい加減にして。(八つ当たり。)
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以上、5点(100点満点)のアテンド本番編いかがでしたか。隙あらば八つ当たりを散りばめる、これこそが憂さ晴らし系ブロガーの真骨頂です。(?)
当初は「もうイヤ。(日本に)帰りたい。」が口癖となり、分かりやすく落ち込んでいたわけですが、今は玄関の盛り塩を検討するまでに至りました。(まるこ家何かに呪われている説。)苦い思い出過ぎて、もう、逆に笑える!!!こんなことってあるんですね。(ほんとに聞いたことない。)
唯一の救いは、ゆーても、ピンチヒッターの旦那や弟夫婦のおかげで、(私はどこにも行けなかったが)主要観光スポット、予定していたレストランには行けたということ。
搭乗前に、あの超最新スポットJewelにまで行ったというから、驚き。
現時点で、シンガポール在住のまるこよりも、ジャパン在住老夫婦の方がシンガポールに詳しいという世にも奇妙な状況になっています。
アテンドにあたりすべきことは、旅のしおり作りではなく、とにもかくにも、
家族全員の体調管理

という至極当たり前のことを改めて学んだアテンドデビューでございました。
異国の地での体調不良は(心が)病むという噂話は聞いておりましたが、その仮説、
身を以て立証

マー様、ショック期の渦の中でもがいているまるこを、今後ともよろしくお願いいたします。
<追伸>
youtuberあさぎーにょ氏がなんとシンガポールにいらしてました。まるこが食べられなかったペーパーチキンにもかぶりついてらっしゃり、羨ましさしかありません。(人のレポを使う人。)
マー様はまたがっかりされてましたね、ドンマイ。
ここ最近気になっている真っ白なyoutuberあさぎーにょ氏
見事な空元気サンシャインまるこより