マーライオン様、お変わりありませんか?
まるこは元気です。
ご無沙汰している間に、まるおは遺伝子に挑戦し、
まるおの今年の七夕の短冊
ホギャ子は常識に挑戦し、
カレーだって多様性の時代
まるこはイシイのおべんとクンに挑戦し、
お弁当作りで情緒が崩壊したまるこ氏
旦那は、おつまみの焼きタラに惨敗していました。
注:書き初めの紙ではありません
正しい焼きタラはこちら↓
オーダーした5個とも書き初めを引き当てた旦那氏
というわけで、まるこ一家、相変わらずシンガポールに翻弄されながらも、「そういうこともあるよね」を合言葉に日々戦っております。
さて、随分と空いてしまいましたが、前回
「専業主婦まるこが日々英語を使う場面はほぼ発生しない」
という衝撃的事実を発表させていただきました繰り返しになりますが、
住めば多少喋れるようになるだろう
とたかを括っていたのは他の誰でもなくまるこでして、まるこの場合、日本にいた時点で「自分がシンガポールで英語を使わずに生きていける」ことを想像するのは大変難しかったように思います。
理由は前回書いた通り、まるこが出会ってきた海外経験者達のサンプリングが非常に少なかったことと、
「外国で暮らす専業主婦の日常」の解像度が極めて低かったせいにあります
というわけで今回は、専業主婦まるこ@シンガポールの日常の解像度を上げるべく、いかにまるこが英語を使わずに生きてきたかを、身を以て(恥を晒して)証明させていただくことを決意いたしました。爆
なお、マー様、よくご存知かと思いますが、こちらのブログ、いついかなる時も、
ノンフィクション
です。(生きて〜く生きている〜)
まるこの生活は?
こちらに来たばかりの頃はまだまるおが幼稚園に通っていませんでした。
ぼっちで有名なまるこの場合、だいたい平日は①まるおと公園に出かけて→帰りにスーパーで買い物、もしくは②まるお熱が出て→病院にタクシーで行くの2パターンでした。
大袈裟でもなんでもなく、あの頃は本当にこの2パターン!(信じて!)
しばらくして、③幼稚園が追加になり、少し生活が変化していきます。
公園に行く
日本で公園に出かけたら、そこで出会ったママさんとなんとなーく世間話する場面が思い浮ぶのですが、こちらの公園に子供を連れて来ているのは大抵メイドさんでした。
だいたいメイドさん同士でワイワイ楽しそうにやってますので、まるこの場合、そこへグイグイ入っていくことはできない、というかしようという発想が、気持ち的にも、英語的にも、そもそも生まれませんでした。
ジャパンで見たことがないタイプのシーソー
また、シンガポールでは2歳を越える前にスクールに行き始めるのが一般的なようで、蓋を開けたらみたら、公園にいるのは幼稚園にまだ通わせていない日本人ばかりというパターンの方が多く、もはや日本の公園にいる感覚でした
ご機嫌な乗り物にも乗れる海沿いの公園
スーパーに行く
コロナにより日本もセルフレジが一気に増えたと思いますが、シンガポールは私が来た時点で日本よりはるかにタッチパネル化が進んでおり、当時その浸透率に驚いた記憶があります。なので、日常の買い物は画面相手で、誰とも喋らずに終えることの方が多かったです。
まるこ氏御用達スーパーcold storage
セルフレジでなかったとしても、特に頻繁に行くスーパーの場合、
会員?member?
レジ袋いる?plastics bag?
支払いは何で?pay by?
の確認がされるだけで、全てYes/No、なんなら首を降ったり、うなずいたり、現金をちらつかせたりして(?)、会話という会話はせずに終了しました。
海外ならではのグラム売りの野菜もありますが、トトロの勘太並みに「ん。」とアンティーに突き出せば、重さを測ってバーコードを貼ってくれます爆。
ん。で通じる世界
スーパーの次に行く頻度が高いパン屋さんは、日本と同様、トングを使って自分でショーケースから好きなパンを選ぶスタイルが主流です。
どの街にもあるBread Talk
支払いについて確認があることもありますが、基本何も聞かれませんので無言を貫けました。
シンガポール名物ケバケバパン
病院に行く
何度か書いたことがあるかもしれませんが、ありがたいことにシンガポールは日系病院が選べるほど存在しました。
予約、受診、支払い、薬の受取まで日本語が通じますので、もはや日本の病院にいる感覚と変わりません。
タクシーに乗る
来たばかりの頃は、子連れにとってバスやMRTのハードルが高く感じましたし、意外や意外、タクシーは日本と比べてリーズナブルなため、利用する機会が多かったです。
日本のように街中でタクシーを捕まえたり、タクシー乗り場でひたすら待つみたいなことはしたことがありません。タクシーアプリによる配車手配が当たり前に普及しているので、アプリ上で事前に乗る場所、行き先を指定、支払いまで完了できます。
シンガポールで1番見かける青いタクシーのアプリ
まるこはただ手配したタクシーに乗り込み、最初から最後まで無言少し慣れてくると、バスやMRTにも乗りましたが、もちろん何も喋ることはありません。
外食する
まるこの場合、平日まるおと一緒に外で食べるのはかなり稀でしたし、あったとしても、渡星したばかりの頃は特に、対面オーダーの店ではなく、タッチパネル式オーダーの店をあえて狙って入っていたような気がします。
ファストフード店は基本的にタッチパネル式オーダーなので、終始無言で、ハンバーガーにありつけました。
モスチキンが大好物なまるこ氏
幼稚園とのやりとり
しばらくして、まるおが幼稚園に入園。多少生活に変化が生じましたが、ありがたいことに、常勤の日本人の先生がいらっしゃったので、その先生めがけて日本語を貫くことができました。
お休み連絡の電話は誰が出るのかわからないので、はじめこそドギマギしましたが、absent、fever、バーイ!で乗り切れることが判明してからは、それ一辺倒で押し切り勝ち
幼稚園の場合は特に、しどろもどろなジャパニーズまるこの話を全面的に聞こうとしてくれる姿勢がありますので、簡単な単語で聞き返してくれて→まるこがYes/Noで応えるパターンが多く、え、通じたと思っておりました。
(大いなる勘違い。)
喋らずとも成り立つ日常
どうですかマー様。喋ってこなかったとは思ってたけど、書き出したら、ほんとにほんとに
喋っていない!!!笑
しつこいですが、これは大袈裟でもなんでもなく、まるこの365日中の大半は本当にこんな感じでして、2年、いや、3年くらい、イエス、ノー、サンキュー、ソーリーの4ワードだけで生きていたのであります。恥
これは何が言いたいかと言いますと、ただボーッと日常を生きていたら、これだけ喋らずに過ぎ去ってしまうということです。
どう考えても、無言で「ん。」と野菜を突き出すより、丁寧に声がけした方が双方気分がいいわけですから、話せた方が100%良いことは重々承知しているのですが、とにもかくにも、
喋らずとも毎日が成り立つ
人間これを経験してしまうと、喋ろうとは思わなくなり、ただただそのまま月日が流れていきます。
そこに「語学習得のための留学」とかハッキリした目的があればまた違ったかもしれませんが、この頃のまるこの1番の目的は、
まるおを毎日お腹いっぱいにして、早く寝かすこと
ただそれだけでしたので爆、喋らずとも成り立つ毎日に問題意識を感じることはなく、甘んじて受け入れておりました。恥
じゃあ困らないの?
そんなわけで、予想に反して、1年のほとんどを超ぬるま湯の中でぬくぬくと平和に過ごしていたわけですが、英語で困ることが一切なかったか?と聞かれると、そこはイエスではありません。
困る時というのは1年のうちほんのわずか、もっぱら非日常であって、たまに発生する緊急事態の時です。
次回、まるこの緊急事態とは一体何なのか!?
非日常の中でも高頻度の困り事ランキング、お送りしたいと思いまぁぁぁす!!!
まだまだ続く、まるこの英語物語。
よろしくお付き合いください。
(興味ないってコメント禁止。)
勘太スタイルを貫いていたまるこより