マーライオン様、
どうやら今年もドリアンの季節がやってきたようですね。
ジャパンでは冷やし中華で夏を、おでんで冬を感じたりしますが、一年中真夏な国でもこうして食べ物で季節の移ろいを感じとれるのは面白いなぁと感じます。
とはいえ、まるこはマンゴー派なので、スーパーでたくさん群がっていたこの子達が気になり、
ピヨピヨピヨピヨ
数匹持って帰りました。
ピヨピヨ
さてさて、本日は、昔から料理ができないで評判のまるこ、最近のお料理事情についてです。
マー様、個人的には、やっとこの話題ね、という感じでして。
というのも、シンガポールへの引っ越しが決まった際の心配事ダントツナンバーワン、実は、バスタブでもアリでもヤモリでもなく、
お料理でございました
本日は、マー様がドン引きする覚悟で、正直に、正直に告白しますが、異国の地でのお料理苦手系主婦の成長を、どうか温かく見守ってやって下さい。
お惣菜屋さんがない?
とにかく昔から料理が不得意です。
新婚当初、
今のところ料理酒の存在意義がわからない
と先輩にぶっちゃけて笑われたことを思い出します。
そこから早何年。
主婦歴は一丁前になりましたが、未だに、料理酒使って良かったわ〜と思える日が、なぜか来ません
(炎上。)
そんなまるこ、ジャパンでは当たり前のように、
①デパ地下という主婦のパラダイスで割引品をパトロールし、
②スーパーや商店街でゲットした格安のお惣菜や、
③コンビニの金のシリーズをしれっとお皿に盛りつけたり、
④たまには生協から届くミールキットであたかも料理上手になった気分を味わって、
⑤疲れたら、全幅の信頼を寄せている超優秀な冷凍食品達に頼りつつ、
⑥お弁当屋さんの野菜たっぷり系弁当で罪悪感を紛らわして、
⑦合間合間で、徒歩10分の実家からおかずをくすねる
という生活を送っていました
(ドヤァァァァァ。)
ここは自炊文化のないシンガポール、
シンガポーリアンは3食ホーカーで食べるらしい
という噂に勇気を頂きつつも、
定期的にやってくる
なんでこの国にはお惣菜屋がないんだ?
と
なんで感想言わないの?
(対旦那。)
と
なんで食べないの?
(対まるお。)
という不満の荒波を何十回、いや何百回と乗り越え、今までどうにかごまかしごまかしやってきました。
(後半二個はシンガポールのせいじゃないよってコメント禁止。)
そして、ここでも皮肉かな、コロナのおかげと言ったらいいのでしょうか、おうち時間が増えたことが相まって、
ないのなら、作ってみよう、お惣菜
(惣菜戦国時代を生き抜くまるこ武将。)
と素直に思えるようになったこと、これはまるこにとって大変予想外の成長でした。
チャレンジするまるこ
この際なのでどんどん恥を晒してまいりますが、フライは買うものと長年インプットされておりました関係で(?)、まい泉→さぼてん→和幸→たまに柿安をじゅんぐりしておりました。
ゆえ、冷凍アジフライを揚げたことはあっても、パン粉をつけて一から作ったことがございません。
(大きな声で言うな。)
小麦粉→卵→パン粉の順番も、そうだろうとは思ったけど、一応、念のため、万が一ってことがあるから、念には念をで、調べたよね。恥
(あってた♡)
海老フライに挑戦すべく、意気揚々とスーパーに出かけるも、海老はパックされておらず、シーフードコーナーの氷の上で優雅に横たわっていたので、渋々(?)おじさんに話しかける。
初めてシーフードコーナーでお買い物したまるこ氏
この流れなのでお察し頂けていると思いますが、海老の下処理ももちろんしたことがなかったので、YouTubeで「海老、下処理、やり方」で調べ、なんとなく真似る。
(お料理偏差値底辺。)
下処理が進めば進むほど、どんどん小さくなる不思議
揚げたてフライを提供した時の家族のテンションは段違いだと判明したため、ヒレカツ、チキンカツ、ササミチーズカツ、もう最終的には野菜も含め、色んなものを揚げて高カロリーにしていく所存です。
使っても使っても減らないパン粉の不思議
また、ジャパン時代はレンジオーブンのもちろんレンジ機能一択だったわけですが、ありがたいことに今のキッチンにも立派なオーブンがついているので、恐る恐る使用。
焼豚やローストチキンが、下味→オーブンのたったの2行程だと知り、突如、使用頻度が爆上がりしました。
(単純。)
夢はクリスマスにケンタッキーに勝利することと話すまるこ氏
ドリアなんか、近所のロイホでコスモドリアを食べれば大満足し終了でしたが、作ってみる。
本当は心の底からコスモドリアが食べたいまるこ氏
オーブンに味を占めたので、炊飯器での放ったらかし低温調理にも手を出し、まさかまさかのローストビーフ。
夢はRF-1のローストビーフサラダと間違われることと話すまるこ氏
表面を焼く→炊飯器という大好きな2行程、かつ赤身塊肉は意外にもリーズナブルであることを知り、遠い存在だったローストビーフとの距離が一気に縮まる。
(単純。)
(時間をミスるとたちまち硬くなる繊細さは苦手。)
そして、常にまるこを混乱の渦に陥れてきたジャン系調味料の皆さん(豆板醤、甜麺醤、コチュジャン)。
ここだけの話、もう料理といったら、
砂糖、しょうゆ、みりん
の一辺倒でこの歳まで生きてきたため、それぞれのジャンの違いにまで想いを馳せることができておりませんでした。
そんな中、何を思ったのかまるこ、ジャージャー麺を作ることにしたため、それぞれの用途を初めて確認。
ジャージャー麺に必要な甜麺醤は、英語だとスイートソイソースだということも学び、
そんな名前のくせして、あなたも豆だったのね?
と上機嫌でスーパーへ。
スイートソイソース、スイートソイソース…
とぶつぶつ言いながらソースコーナーにたどり着くや否や、想像以上の豆一族に固まる。
売り場を牛耳るソイソース一族
なお、甜麺醤は最下層。
(ソイソース一族のエースはキッコーマン。)
そんな感じで、日々トライアンドエラーを繰り返しながら、今まで作ろうだなんて考えもしなかったメニューに挑んでいるわけであります。
(気が向けば。←重要。)
産褥ナニーさんを真似する
コロナ禍でのホギャ子出産にあたり、日本から頼みの綱だったばあばが入国できなかったため、藁をもすがる思いでお願いした産褥ナニーさん。
お料理上手な産褥ナニーさんがとにかく色んなものを蒸しまくっていたのに影響され、まるこも蒸し魔に変身しました。
何も考えず茹でてクタクタにさせていたブロッコリーも、蒸してみる。
PAO PAOや成城石井のしゅうまいが恋しい今日この頃ですが、仕方ないので蒸してみる。
が、間違えてワンタンの皮を買ってしまう。
(が、強行突破。)
正直皮の違いがよくわからないまるこ氏
ローカルの野菜や食品についても色々と教えて頂いた結果、日本商品にこだわらず、やっとこさ柔軟に対応できるようになってきた在星3年生
野菜はもちろん日本産も買いますが、お値段が可愛くないことも多いので、今は半分以上が様々な国のものです。
産褥ナニーさんがお料理にパラパラかけていた青ネギ風の野菜、スプリングオニオン。
真似っこまるこもパラパラして彩りを演出。
輸入の青ネギはべらぼうに高いので遠慮しているまるこ氏
油揚げはこんなやつを近所のスーパーで購入。
産褥ナニーさんは間にお魚のすり身やひき肉を詰めてオシャレなおかずを作ってくれましたが、
豆泡…?
まるこは、ひたすら刻んで味噌汁へ投入。
超小ぶりな油揚げ
付け合わせに出してくれたこのピリ辛ピクルス、辛くて酸っぱくて、なんならご飯とコレでお昼済ますこともあります。最近はキムチではなくコチラを買うことが多いです。
正直なんなのかはよくわかっていないが美味しくて食べているまるこ氏
レパートリーの見える化
そして、長年ストレスだった
①献立を考える時間と、
②家族からのまたコレか的がっかりな雰囲気と、
③自分も自分のメニューに飽きるという現象、
これら全てを打破すべく、とりあえずレパートリーの見える化始動。
完全週休2日制であることがバレてしまったまるこ氏
会社員時代、上司が見える化!見える化!うるさかった理由がわかった気がした主婦ウン年目の夏
(遅い。)
当初は超頑張って2週間が限界だと思ってましたが、見える化のおかげで、こんなまるこでも1ヶ月〜2ヶ月くらいはなんとかなることが判明。
自信がむくむく湧いてきたのであります。
まるこは、単なるお料理苦手主婦ではなく、記憶力無しのお料理苦手主婦でした。
見える化大事
そして、次なる課題は味の再現性と副菜の幅です。
(まだまだ安定しない味付け。)
(料理が科学過ぎる件。)
(きんぴらと胡麻和えが頻発。)
マー様、シンガポールのおかげで、まるこは料理に(やや)前向きになれました。
ありがとうございます。
クラスター発生で、またもや外食禁止に戻ってしまったシンガポール。
偏差値UPは夏期講習が鍵を握ると家庭教師のト◯イも言ってますから、この夏の引きこもり合宿で、当然、まるこのお料理偏差値もぐんぐんUPすることでしょう。(?)
憂さ晴らし系ブロガー改め、恥晒し系ブロガーまるこより