【テーマ別仕事の記録】●一級畳製作技能士 ●一級表装技能士 ●金沢職人大学校・本科畳科10期生~畳・襖・障子張り替え 屏風・掛軸・和紙張り~
手床の解体調査 金沢職人大学校の授業で、手製畳床・手床の解体調査を行いました。 ↑準備された手床は推定80歳~100歳選手。 上面に敷かれた新聞紙の年号が、時代を感じさせます。 国内でも消滅しつつある手床の技法ですが、解体調査をすることで、先人たちの仕事が学べたり新しい発見がある。 ↑新聞紙をめくると締め直しの跡が。 国内でもこのような修復履歴まで残っている手床が出てくるのは、戦災の被害がなかった金沢市ならではのよう。 ↑1パーツ1パーツできるだけ綺麗にめくって調査票に記していきます。 ↑縦配と呼ばれる層。 解体すると仕掛けがわかります。 今回は5人で五種類の手床を解体、自分も今まで何枚か解体してきましたが、掛け縫いや筋縫いでも運針が細かくしっかりしたものは、ほとんどの層が菰編みで構成されていました。 逆に東北地方で集めた運針の大きい手床は、菰と藁を並べただけの配で構成されているものが多い印象。 ↑現在では高級品である、麻製の藍染らしき畳縁が、さらっとついていました。 下紙は大福帳などの反古紙が用いられており、片面には隅で黒く塗られて透け止めされていました。宮城県大河原町の国産畳専門店 齋藤畳店/畳・襖・障子・屏風・掛軸・壁紙宮城県柴田郡大河原町・齋藤畳店のHPへようこそ。当店は最後のイ草の産地・熊本県八代市のイ草農家と連携して営業しております。琉球畳、へりなし畳、紋縁畳、神社、寺、茶室、茶道、デニム、カラー畳 はお任せください。営業エリアは仙南/大河原町・柴田町・村田町・蔵王町・白石市・川崎町・岩沼市・亘理町・山元町・名取市・長町・仙台市・塩釜市です。maruharutatami.com
屏風の歴史と数え方 屏風は新羅国から日本へ献物として渡ってきたのは天武天皇の時代(686年)とされ、これが日本における屏風のはじまりだそうです。(表具・東京表具経師内装文化協会 書より) 当初は衝立のようなものであったとされ、現在のように折り畳み式の屏風がいつ頃現れたかは定かではないそうです。 平安時代の寝殿造りの間仕切りや室礼の調度品として発展してきました。 そんな歴史のある屏風ですが、数え方が特殊なのでご紹介いたします。 ↑写真図は六曲屏風ですが、屏風は折りたたみできることから一面一面を扇(おうぎ)に見立て「扇(せん)」と呼び、向かって右から一扇、二扇と数えます。(表具・和の文化的遺伝子 書より) ↑写真は六曲一隻(ろっきょくいっせき)と数え、屏風はまとめて一隻、二隻と数えます。 ↑写真のように屏風が二組セットになっているものは「2つで1組となる物」という意味で片側を「半双(はんそう)」、二組合わせて「一双(いっそう)」と呼ばれます。 その際、向かって右側を「右隻(うせき」、左側を「左隻(させき)」と呼ぶようです。 二曲の風炉先屏風を一本、六曲屏風を一本などとも呼ばれますが、正式には以上のようになるようです。宮城県大河原町の国産畳専門店 齋藤畳店/畳・襖・障子・屏風・掛軸・壁紙宮城県柴田郡大河原町・齋藤畳店のHPへようこそ。当店は最後のイ草の産地・熊本県八代市のイ草農家と連携して営業しております。琉球畳、へりなし畳、紋縁畳、神社、寺、茶室、茶道、デニム、カラー畳 はお任せください。営業エリアは仙南/大河原町・柴田町・村田町・蔵王町・白石市・川崎町・岩沼市・亘理町・山元町・名取市・長町・仙台市・塩釜市です。maruharutatami.com
2026年佐藤屋邸ひな祭り出展 大河原町の有形文化財・佐藤屋邸にて行われている、佐藤屋邸担祭に出展しております。 ↑①金沢職人大学校の課題にて先月完成した繧繝縁厚畳(二畳の内片方はミソノ畳店作) ②去年作成したインディゴ気仙沼藍染め 丸森和紙を使用した六曲屏風、 ③先日完成した潮和紙 一目千本桜染め六曲屏風、 佐藤屋邸・新座敷上段の間にて展示しております。↑着物着付け体験コーナーで着付けされたお客様の記念撮影ポイントとしても好評の模様。 他、古典雛を中心に現代雛や吊るし雛、着物着付け体験コーナーや書道、折り紙コーナー、抹茶席など広い佐藤屋邸に盛りだくさん。 本日は出たり入ったり、明日最終日は一日会場におります。 ご来場ください🌸🎎
潮和紙✖︎一目千本桜染め六曲屏風去年、うらにわあとりえに頼んでいた、川崎町笹谷で漉かれた一目千本桜染めの「潮和紙」が届きました。我が町の一目千本桜🌸の剪定材などを有効利用し、抽出された自然液で染めた淡い色合いの和紙を、六曲屏風の市松模様で仕上げました。↑オゼ張りには、金沢より仕入れた金箔を金砂子にして薄く撒いてみました。↑裏地は萌葱色の織物紙を使用。 ↑屏風金物はビンテージ品を再利用しました。 ↑屏風は下張り工程や、削り、紙丁番付けなど見えない部分に手間がかかります。 本日より3/1まで開催される佐藤屋邸ひな祭りにて展示いたします🎎🌸
風炉屏風作成 去年10月の佐藤屋邸 和の職人展にご来場頂いたお客様のご要望にて茶室の風炉先屏風を作成いたしました。 上張りはインディゴ気仙沼さんに藍染めしてもらった丸森和紙の残りを使用。 丸森和紙生産者の宍戸さんが近年お亡くなりになったとの事で、これが最後になりそうです🙇↑裏面 江戸間茶室の点前座の為、江戸間サイズで作成いたしました。