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ビジネスが軽量化してきている

2012年9月12日 東京は晴れ


今となっては、もう知らない人も多いだろうが、以前は株式会社を作るために、

スタート段階で資本金として最低1000万円が必要だった。

しかし現在では、資本金は1円スタートでもよくなっている。


それまでは、新しくビジネスを興すためには、莫大な費用がかかるものだったから、

資本金が1000万円スタートというのは、当然に必要な額だろうと当時は思われていた。


しかし、その頃と比べて、時代はずいぶん変化をした。

現在はビジネスがとても軽量化してきていると思う。


商品を日本中に向けて広く販売していきたいと思えば、その日本全国に向けての販路は、

インターネット上に楽天市場やアマゾンのように市場がたくさんあって、

それを使い、簡単ですぐに情報発信ができる。高価で複雑なシステム投資は一切必要ない。


今もし、素晴らしいアイディアが思い付いたとしたら、そのアイディアをアプリで開発して、

iTuneなどを活用して世界に向けて販売を開始することができる。

大きな投資を必要とせずに手軽に安くアイディアを事業化できる。


以前はビジネスにおいて、大きなシステム投資が必要だったことも多かったが、

今はほぼ完成されているフリーソフトを使えば、大きなシステム投資費用が必要ない。


もし個人的に高い能力があれば、oDeskなどのインターネット上の場所を使って、

世界のどこからでも、どこにいても簡単に仕事を受注することができる。

そのためにかかる費用は、ほんのわずかだ。


お客の獲得や集客においても、単純発想的に広告を使うのではなく、

ソーシャルメディアをうまく活用して、費用をかけずにできるようになってきている。


このように、現代ではインフラやマーケットなどの様々な環境が整ってきていて、

大きな投資をかけることなく、リスクを抑えてビジネスを開始することができるようになった。


また、いったん波に乗ると、そのサービスの普及スピードが異常なくらいに速い。

それはマーケットができているので、そこに素晴らしい商品やサービスを乗せると

とんでもないスピードでそれが普及していくからだ。


LINEなどはその普及スピードが記録的にすごいことは皆さんの知っているところだろう。

商品やサービスを乗せればいいだけのマーケットが形成されているからこそ、

新規事業や新しい会社にも、今までには考えられなかったような

大きなリターンを得るチャンスの可能性があるようになった。



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このようなことで、新規事業や新会社への投資のスタイルも昔とは大きく変わってきている。


以前は大きなベンチャーファンドや大株主が大きな資金を出資して助けることで

事業を大きくしていくことが、ある意味では王道であり成功の近道だった。


しかし今では、設備投資やマーケティングで、必ずしも大きな資金は必要ではなくなってきた。

アイディアや新しい手法を取り入れることで、小さく生んで大きく育てることができる可能性が増えた。


そのため、事業への投資スタイルも、スタートアップ・アクセラレーターと呼ばれる、

少額出資で少ない金額と出資割合だけを取り、そして数多くに投資するようなスタイルが発生してきた。


そういう自分も、いつのまにか実際にそんな少額投資をやっているのが現実だ。


これらのことを通じて自分が言いたいことは、”ビジネスが軽量化してきている”、ということだ。

大きすぎる図体の会社がどんどん弱っていき、小回りの利く小さな会社が成功しやすい土壌が、

少しずつ出来上がってきているように感じられる。時代の流れが変わってきていると感じる。


それはもちろん、この先、大きな会社が成り立たないということではなく、

これからの時代は、小さな事業や会社にもチャンスが出てくるようになるということだ。


必ずしも資金力が重要なのではなく、優れたアイディアと事業戦略で、

優秀な人材とともにスピードを持って進めれば、事業において、

今までは考えられなかったような大きな成功を収めることも可能だということになる。


まさに新しい事業や企業が、やりやすい世界になってきたという感じがする。


留学生と日本の企業のマッチング

最近の面白い新規事業内容についての報告です


当社は、11月が決算の会社なので、この5月でもう半分が過ぎました。
夢中でやっていると、時が過ぎるのは非常に早く感じます。

5月までの半期が過ぎたところでみると、
喜ばしいことに、会社の本業の業績は順調に推移しています。

本業が順調で忙しくなっていることは良いことなのですが、
それに加えて、今期に入ってから新しく始めた事業が3つもあって、
最近では拍車をかけて忙しくなっています。

さて、そんな3つの新しい事業展開の1つを通じて、
最近では、ある面白い世界を覗くことができています。
それをお話したくて、今回はブログを書きます。

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それは... 日本に来て勉強をしている留学生の就職活動の現状です。

日本には多くの留学生が勉強をしに来てくれています。
数多くある留学先の中で、日本という国を選んで留学してきてくれているのです。
私たち日本人にとって、嬉しいことですよね。

ただ、その留学生たちが大学を卒業してから、
なかなか思うように日本の企業に就職できていません。
留学生が優秀なのにも関わらずです。

また、日本の企業も多くの優秀な留学生が日本で学んでいて、
日本の企業で働きたいと思いながら卒業していくことを
よく知らない状態です。

非常に優秀な留学生がうまく日本企業に就職できていない現実...
その理由はいくつかあります。


まず大きな原因の1つとして、
留学生は日本人以上に、日本にはどんな企業があるのかよく知らないでいます。
なので残念なのですが、耳にしたことがある有名な企業しか就職活動で回っていません。


また別な原因として、
大学でまじめに勉強をしているので、日本人の学生のように十分な時間をかけて
就職活動をやる暇がありません。

それに、日本は円高ということもあって生活コストが非常に高いので、
アルバイトをしっかりやらないと生活することができず、
学業とアルバイトの両立の問題から、就職活動の時間が十分に取れていません。
日本人の学生のように、学業をそっちのけで就職活動に専念なんてしないのです。


さらなる原因として、
就職活動の情報が少なすぎて、日本の特殊な就職活動事情を知らないでいます。
(世界常識から見れば、1年先の就職活動をするなんてありえませんからね)

就職活動のタイミングをまったく知らず、学業に専念しているうちに、
いつの間にか新卒の募集が終わっていることに気付いていません。

にわかに信じられないですが、これは本当の話です。



こんな風に留学生にも問題が山積みですが、企業側も残念です。

優秀な学生しか通過することができないような奨学金をもらって、
日本で学んでいる留学生がいることをまったく知りません。
かりに知っていたとしても、その留学生にリーチできるとは思っていません。

日本の学生の質が年々悪くなると嘆きながら、
その質の悪い日本人マーケットの場所しか知らないのです。

また、日本に来ている留学生は英語のレベルが非常に高いです。
日本だからと言って英語ができないわけではないのです。

なぜなら、日本の大学や大学院は、大学の国際競争力を付けるために、
授業をすべて英語でやるところも多くあるし、各国の留学生同士の共通語は
英語なので、普通に使いこなすのが自然にできなくてはいけない環境なのです。
また、日本の大学生と基礎力が違いすぎて、英語なんて当たり前に使えているのです。

日本に来ている留学生の数が少なすぎて、マーケットとして注目できないのは
理解できるのですが、ほとんどの企業が目を付けていないこの市場に、
無関心でいるのは、新卒採用をしている企業にとって大きな機会損失だと思います。


留学生の意識は日本人の学生よりも白地です。
就職先の選び方は、今までの経験からきた思い込みだけで決めていて、
世の中にいろいろな会社があることを知りません。
就職活動の時間が無さすぎるため、思い込みの企業しか回っていません。

ここに会社の事業内容や将来性などの正しい情報を与えられれば、
すごく響いてくれますし、興味を持ってくれます。

かつ、学業やアルバイトで忙しいので、
内定が出たら、浮気をほとんどしません。
日本人の学生なんか、浮気性で内定承諾なんて信じられたものではありません。

中小企業やベンチャー企業が、夢のような優秀な学生を取れる、
唯一残された大きなチャンスだと思いますし、
海外展開などのチャンスも同時に進められる良い機会だと思います。


ちなみに、当社では、日本人の新卒採用は基本的に止めて、
留学生の新卒採用一本にしています。
理由はここにあげていることに加えて、さらにもっと有益なこともあるからです。

自社で最高!と思っているこの良い機会を、多くの企業にも提供したいと思って、
別会社で、留学生と企業のマッチング事業を行っているわけです。

もちろん、やり方次第で善し悪しが決まるのは当然ですが、これは有益な採用手法です。

この留学生の就職活動の現状は、非常に面白いテーマで、
もっともっと定期的にお伝えしたいことがたくさんあるので、
今は、ここではなく、新たな専用ブログを書いた方がいいんじゃないかと思っています。

そうしないと、この場所が留学生の話ばかりになりそうですし。

その新しいブログができた時には、それを紹介させていただきます。
その際には、そちらの方もよろしくお願いしますね。

取引先で久しぶりに本気で叱られた の巻

取引先に本気で叱られる…

2012年5月9日 東京は曇り


今日、この歳になって、取引先で久しぶりに本気で叱られた。
それは会社設立時からお付き合いをいただいている、10数年来の大切なお取引先の社長からだ。

「全然訪問して来ないから、うちの会社で何が起きてるか、まったくわかっていないじゃないか!」
っていうお叱りだ。

先方の担当窓口の方が既に辞めておられて、その方に向けて連絡などをしていた。
言われてみれば今日が、年初の挨拶に行って以来の4ヶ月ぶりの訪問となっていた。

現代はメールなどが発達しているため、ほとんどの簡単なやり取りは
ネットの世界で完結してしまうことができる。
社内でも、"効率的"という言葉が力を持って歩き回っている。

当社のコンサルティング提案でも、客先に頻繁に顔を出すことよりも大切なことは
クオリティーの高い提案であって、クライアントが必要と感じた時にきっちり対応すること
ができる方が価値のあることだと考えている傾向がある。

しかし今回、お付き合いと言うのは、そんな効率的で簡単に済ませてしまうことができるものではない、ということを教えてもらう良い機会となった。


確かに、自分がクライアントと同じ立場だったらと考えれば、お叱りも理解ができる。
すでに満足している取引業者とお付き合いがあって十分に満足できていたとしても、
その業者の慢心から、ほとんど会社に来ず、逆に取り引きの無い新しい営業マンが
足繁く通ってくるとしたら、その営業マンのために何とかしてあげようと考えて、
満足している取引業者だったとしても、そこから少し削って新しい営業マンに
何かをわけてやろうと思うのが普通だろう。

その行為が、効率的、経営的に見れば損になる取引になるとしても、人間的にそうしたくなる。
経営者とて、会社的に最大効率や最大効果を追求する前に、普通の一人間だからだ。

「いくらしっかりやってもらえたとしても、
新しく他の人間が一生懸命に営業をしかけてくる中で見れば、
おたくはうちをそんなに大切に思っていないんだなと考えるのは当然なことでしょ?」

社長からいただいた、このご意見は、まったくごもっともだ。


うちの営業スタイルは、足繁く通うことではなく、レベルの高い提案をすることだから、
そういう方針ではないと簡単に片付けてしまうこともできるが、
今回はご意見を辛辣に受け止めて自分を見つめ直すべきだと感じた。

どうでもいいと思った人間に、人は嫌われて損になるような叱るという行動などはしない。
ということは、前向きに考えれば自分にはまだチャンスがあるということだ。

現在では、自分の仕事として、最前線の現場に出ることはめっきり少なくなった。
それで、基本的なこと、アナログで大切なことなどを忘れかけていたんだと思う。

必要なことだけを伝えあって無駄な時間を減らすことを効率的だと言うが、
一見無駄なことと思えるアナログ的なことに大切な要素がたくさん存在している
ということを再確認するべきだ。

正義を貫けば必ず勝てるわけでもないように、
効率的にやることが必ずしも良い結果を生むことではない。


「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」

という、日本では有名なフレーズがあるが、
仕事もインターネットを通じてだけで発生するのではなく、現場で発生しているものだ。
アナログで会うことで、前向きで予想外のことが起こる。

しっかり取り組めば、様々なことが事前に予測して計算できるなんて、
すべての分野において、ただの驕りでしかない。

効率的を追求することは、これからの時代で必須なことだ。
しかし、アナログな部分の重要さや現場感をおろそかにしてはいけないということを学ばせてもらえた。

今日のこの機会に感謝。