こんにちは。
今朝のTBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」で取り上げられた、
最新の宅配サービス特集がとても面白かったので、紹介させていただきます。
ひとつは、先月始まったばかりの「OniGO(オニゴー)」
生鮮食品や冷凍食品などを主に扱い、アプリから注文すると、
なんと、、、わずか10分で届く!
なぜこんなに早いのか?
理由は、amazonのように拠点となる実店舗(倉庫)を構えて、
そこからの配達範囲を必要最小限に絞っているから。
店舗内も棚の配置等を工夫してピックアップに3分、配送は電動自転車で7分、
10分の配達時間を実現するために秒単位で無駄を省く工夫をしているんです。
こちらのサービス、一回の配送手数料は300円。
あなたはこの300円、高いと思いますか?安いと思いますか?
私は、相当に安く(企業努力を)感じます
だって徒歩5分のスーパーに、着替えて、行って、買い物して帰ってくるには、
男性の私でも、どんなに急いでも20分はかかります。もしレジが混んでたら無限大。
私の普段の労働時間の時給換算が仮に1500円だとしたら、20分=500円の価値です。
家事に疎い男性だと、10分で届けて欲しい人なんて、そんなに沢山いる?
と思うかもしれません。。でも、ポイントはそこではありません。
10分で届けて欲しいニーズが、実際どれくらいあるか?が重要です。
そして、ファミリー層を中心に、このニーズは確実に存在しますよね。
・子供のお弁当のおかずの買い忘れを、直前で気付いた!
・夕飯の食材が無いけど、しばらく家を留守にできない!
・外せない急用が入って、お買い物に行けなくなってしまった!
こうしたニーズは、生活していれば、誰しも確実に起こりうる。
それらニーズを足しあげればビジネスとして成立する、という判断でしょう。
実際、事業計画として年内に25店舗、1年後に100店舗に拡大する計画とのことです。
徹底的にひとつの特長を研ぎ澄ますために、周辺要素を削ぎ落とす、
この考え方で成功したビジネスモデルは、今までも沢山ありますよね。。
・カットの提供だけに特化した1000円カットの元祖「QBハウス」
・わずか二人で始めた、営業がいない保険販売「ライフネット生命」
・欲しい機能だけカスタマイズでき、直販に特化した「デル・コンピュータ」
いずれも、真新しい発明も革新的なテクノロジーもないけれど、
要素を削ぎ落とす(引き算の)発想で生み出されたビジネスモデルです。
そしてこれこそが、私のような凡人でも真似できるかもしれない、
と感じさせてくれる、今の時代の起業の在り方なのではないかと考えます。
みなさんはどう感じますか?
最後までお読みいただきありがとうございました
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