小学生が教えてくれた、人の善意×SNSが秘める無限の可能性 | なぜ売れた?ヒットの裏に何が? 広告のプロがマーケティング視点で、成功の秘訣を勝手に考察中

なぜ売れた?ヒットの裏に何が? 広告のプロがマーケティング視点で、成功の秘訣を勝手に考察中

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こんばんは。



先ほど放送されたフジテレビ「Mr.サンデー」で紹介された、



とてもホッコリするエピソードを紹介させてください。



長崎に住む小学4年のゆいと君は、自由研究のテーマとして、



〝全国の石の手触りは、どう違うのか?〟を調べてみたいと考え、お母さんに相談。



コロナ禍の中、各地で石を集めるのなんて無理と悩むお母さん。



でも何とか息子の願いを叶えられないか?と思案した結果、



〝Twitterを使って協力してくれる人を集められないか?〟と思いつく



これに反対したのが中二のお姉ちゃん。誹謗中傷されるからやめた方がいい!と



でも楽観的?な性格も手伝って、お母さんはTwitterで協力依頼をツイート



(この親子のやり取り、本来ならば立場が真逆なのが微笑ましいです)



結果は、、



なんと、すぐさま、1万を超えるポジティブな反響



そして全国から続々と、激励のお手紙とともに、各地の石が寄せられます。



膨大な集計作業に、途中挫けそうになるゆいと君に対して、



お母さんは、寄せられたお手紙を読み上げながら応援を続け、、



ついに「全国の触れる石の図鑑」が完成するんです。



これ、稀に見る素晴らしいエピソードだと感動してしまいました。。



みなさん思うところは様々だと思いますが、



私は、人間の善意・良心には無限の可能性があると改めて感じました。



その相手や、その行為に、心から賛同した時に


人が心に抱く応援したい、協力したいという想いは、最強だということ。



これは、とても低劣な憶測になってしまいますが



もし、これが純粋な協力ではなく、例えば多少の報酬を伴う作業だったら、



これほどの協力者は得られなかったのではないかと思います。




なぜか?



対価を提示された途端、その行為は〝労働〟という位置付けに変わり



ひとたび〝労働行為〟として捉えられてしまうと



その行為(負担)は、提示された対価(費用対効果)に見合うのか?



という損得(ソロバン)勘定が働いてしまうからです。。



これは、海外のとある実験でも実証されています。



それにしても、ネガな側面ばかりがメディアで取り上げられるSNSが



久々にポジティブな存在意義を感じさせてくれる素晴らしいエピソードでした。



みなさんはどう感じますか?


最後までお読みいただきありがとうございました



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