渋谷で働くマーケターたちのアメブロ -12ページ目

WOMMAサミット2007【2日目】

だいぶ更新が遅れてしまいましたが。。。


ラスベガスで13日~15日にかけて行われた

WOMMAサミット2007の2日目のレポートです。



ここでフォーカスする内容は、これ。

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What's the ROI one Word Of Mouth?

WOMのROIとは何か?

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このセッションは、Buzz Agentと、USのToyotaの方が講師。


このセッションのコンセプトは3つでした。

◆It always pay to it.

  ⇒ WOMのROIは、クチコミ自体の獲得、エンゲージメントの獲得。

◆USメディアの85%がCGMという現実

◆Trust is most critical currency of high-ROI advertising.

  ⇒ 投資対効果の高い広告は、信用を勝ち取っている。



トヨタ側のケーススタディでは、ユーザーとどのようなコミュニケーションをを

継続的にとっているかというもので、online forlumをおこなったり、イベントを

行ったりさまざまな接点を継続的に持っているという内容が話された。

正直、日本での展開と手法的に変わったところは見られなかったが、

【市場のスケール】と、【広告主の意識面】という意味で異なる点は多い。



その中で、

This kind of approach is not about advertising.

と繰り返し叫ばれていたことが印象的だった。



WOMを使ったアプローチは、USのトヨタにとって、

85%がCGMという市場の状況を見れば当然のこと。



しかし、そのアプローチは広告的なものではなく、ユーザーに対して・・・

・「耳を傾けること」

・「尊重すること」

・「関係を深化すること」

・「関係を明確化すること」

という内容も話されていた。

それは既に広告の域を超えている領域で、

信用が勝ち取れているから投資対効果は高いものだったと。



私見としてだが、

【ROI of Word Of Mouth】の定性的な答えとしては、その通りだと感じた。

しかし、

もっとも聞きたい定量的な部分に関しては、触れられていなかった。



一般的に利用できる定量的な指標、測定方法は、

USでもまだまだといったイメージ。



この分野に関しては色々な実験的な指標で、挑戦が始まったばかりだ。

WOMを用いた施策に関しては、

クライアントの課題毎に、

それを解決するプロモーション展開や手法毎に、

指標を設計する必要がありそうだ。



<バイラルプロモーションG 二宮功太>



情報財のプライシング


音楽配信、購入者が価格設定・247みゅーじっく


情報財にとってプライシングは非常に重要。


最近は海外でも、音楽コンテンツを中心に

購入者が価格を設定する、というモデルをよくきく。


ひと昔まえだと、シェアウェアでよくききましたね。


一見、新しいと思うし、情報財のプライシングモデルとして、

アリかも、と考えてしまうが、

決定的に欠けている要素がある。


それは、購入者が高額を支払うインセンティブがない、ということだ。


1円でも1000円でも、誰もが同じようにマーケットに参加できる、

というのは素晴らしいことだと思うが、

「収益の最大化を前提」に考えると、まだまだ要素が足りない。

ここがグーグルのアドワーズなどと決定的に違う点。


ただ、ここでのポイントは、「収益の最大化を前提」にすると、というところ。


逆に言えば、

「収益の最大化を前提」にしなければ、

新しいモデルが見えてくる。


リナックスに代表されるオープンソースや

前述したシェアウェアなど、

「収益の最大化を前提」としない領域にいくと

全く違う文化やモチベーションを持った世界が見えてくる。

もちろん、ビジネスモデルも全然違う。


通常の情報財のビジネスのように

「収益の最大化を前提」としているなら、

この手のプロジェクトは、まず失敗するだろう。

フリーライダーへの問題など、

ビジネスモデルを成立させる要素が足りなすぎる。


ただ、前提が異なり、

オープンソースやシェアウェアみたいな、

少し息が長くなるが、

全く違う世界に音楽ビジネスを導いていくモデルであるなら、

これは大きなニュースである。


と、このニュースを見たとき考えた。


でもきっと丸山茂雄さんなら、

違う世界に音楽ビジネスを導く覚悟があるんだろう。


だとすると、どうやって日本や世界の音楽的ギーグス達を巻き込んでいくのか、

いや、巻き込まれていくのか、そこが非常に重要なポイントになるし、

そこから生まれる文化そのものが、

音楽ビジネスを大きく変えていく可能性があると思う。


こういう文化と音楽は愛称がいい。

あとは、文化をつくりたいという気持ちが本物かどうか、ですね。


もちろん、権利のあり方も、全然変わりますね。

どのくらいオープンにしていくか、次第ですが。



こうして毎日、市場の中で生きていると、

「収益の最大化を前提」として考えるのが癖になってしまい、

こういう「まあ、食べれればいいを前提」としている、

インターネットの文化と愛称がいいビジネスに

なかなか反応できなくなっていく。。


自戒の念もこめて。

マネタイズ=収益の最大化 というわけではない。


前提に基づく最適な収益化 くらいでいいのかも。


なので、このようなビジネスモデルに「収益の最大化を前提」に反論をしても無駄なのだ。

「このモデルでは儲からない」と言ってる人が痛い。

前提が違うので。(上場も考えてないだろうし)



マーケティング局

内藤貴仁




行動ターゲティング リリースラッシュ

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Yahoo!、広告訴求対象を自由に創出できる「カスタム行動ターゲティング広告」


「カスタム行動ターゲティング広告」では、広告主が求めるターゲット層を自由に創出して広告訴求することで、ターゲット層との関係強化を継続的に図ることができる。


広告主が指定したキーワードによる検索履歴、広告主が指定した Yahoo! JAPAN内の特定ページの閲覧履歴に加え、広告主が出稿している広告のクリック履歴、広告主サイトの訪問履歴などを、行動履歴取得の条件として設定できる。

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上記は、先日のYahoo!さんのリリースです。

弊社関連会社マイクロアドも含め、最近は行動ターゲティングまわりのリリースラッシュですね。


今年も残すところ1ヶ月ですので、この一年の行動ターゲティングまわりのリリースを簡単にまとめてみました。



<主なリリース一覧>
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◆ヤフー、カスタム行動ターゲティング広告を開始 (2007年11月)


◆cci、「高精度ビヘイビアターゲティング広告」を開始 (2007年11月)


◆マイクロアド、「サーチリターゲティング」を開始 (2007年10月)


◆ヤフー、属性情報や地域情報との掛け合わせた行動ターゲティングを発表(2007年6月)


◆cci、「ハイブリッドターゲティング」広告の提供を発表 (2007年6月)


◆サイバーエージェント、リターゲティングツール「MicroAd Retargeting」を開始 (2007年5月)


◆ダブルクリック、ネット広告最適化ソリューション「DART Adapt」と行動ターゲティングソリューション「Boomerang」の提供開始 (2007年5月)


◆BIGLOBE、@nifty、@NetHomeが行動ターゲティング広告の共同展開(2007年5月)


◆mixi、行動ターゲティング広告開始 (2007年3月)


◆DAC、広告主企業サイトへの再訪問を促進する「行動ターゲティング by クライアント」の

提供を開始 (2007年2月)


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か、かなり多いですね。。


おそらく来年以降は今年リリースを行わなかった企業がどんどん参入してくるのではないでしょうか。


ちなみに、「行動ターゲティング」を簡単に定義すると、「ユーザのオンライン行動を分析し、そのユーザにとって価値の高い情報・広告を提示する手法」となります。


ユーザーの「インテンション」に対して、どのような価値の高い情報・広告を見せるか。


当たり前ですが、この本質を理解した上でプランニングを行うことが重要です。


今回のリリースのようにターゲティングの精度が高くなることで「技術の革新」に目が行きがちですが、その広告に触れる消費者は誰で、そして彼らのインサイトをしっかり理解すること。


それが行動ターゲティング広告を活用する上で重要なテーマになってくると思います。


基本を忘れるな、ってことですね。

<メディアマーケティンググループ 千葉 朝良>