情報財のプライシング
情報財にとってプライシングは非常に重要。
最近は海外でも、音楽コンテンツを中心に
購入者が価格を設定する、というモデルをよくきく。
ひと昔まえだと、シェアウェアでよくききましたね。
一見、新しいと思うし、情報財のプライシングモデルとして、
アリかも、と考えてしまうが、
決定的に欠けている要素がある。
それは、購入者が高額を支払うインセンティブがない、ということだ。
1円でも1000円でも、誰もが同じようにマーケットに参加できる、
というのは素晴らしいことだと思うが、
「収益の最大化を前提」に考えると、まだまだ要素が足りない。
ここがグーグルのアドワーズなどと決定的に違う点。
ただ、ここでのポイントは、「収益の最大化を前提」にすると、というところ。
逆に言えば、
「収益の最大化を前提」にしなければ、
新しいモデルが見えてくる。
リナックスに代表されるオープンソースや
前述したシェアウェアなど、
「収益の最大化を前提」としない領域にいくと
全く違う文化やモチベーションを持った世界が見えてくる。
もちろん、ビジネスモデルも全然違う。
通常の情報財のビジネスのように
「収益の最大化を前提」としているなら、
この手のプロジェクトは、まず失敗するだろう。
フリーライダーへの問題など、
ビジネスモデルを成立させる要素が足りなすぎる。
ただ、前提が異なり、
オープンソースやシェアウェアみたいな、
少し息が長くなるが、
全く違う世界に音楽ビジネスを導いていくモデルであるなら、
これは大きなニュースである。
と、このニュースを見たとき考えた。
でもきっと丸山茂雄さんなら、
違う世界に音楽ビジネスを導く覚悟があるんだろう。
だとすると、どうやって日本や世界の音楽的ギーグス達を巻き込んでいくのか、
いや、巻き込まれていくのか、そこが非常に重要なポイントになるし、
そこから生まれる文化そのものが、
音楽ビジネスを大きく変えていく可能性があると思う。
こういう文化と音楽は愛称がいい。
あとは、文化をつくりたいという気持ちが本物かどうか、ですね。
もちろん、権利のあり方も、全然変わりますね。
どのくらいオープンにしていくか、次第ですが。
こうして毎日、市場の中で生きていると、
「収益の最大化を前提」として考えるのが癖になってしまい、
こういう「まあ、食べれればいいを前提」としている、
インターネットの文化と愛称がいいビジネスに
なかなか反応できなくなっていく。。
自戒の念もこめて。
マネタイズ=収益の最大化 というわけではない。
前提に基づく最適な収益化 くらいでいいのかも。
なので、このようなビジネスモデルに「収益の最大化を前提」に反論をしても無駄なのだ。
「このモデルでは儲からない」と言ってる人が痛い。
前提が違うので。(上場も考えてないだろうし)
マーケティング局
内藤貴仁