続・奥様はベトナム人 -12ページ目

続・奥様はベトナム人

ベトナム人の妻と協力しながら、外国人技能実習生や特定技能などの外国人労働者受入に関して、監理団体や送出し機関、それから技人国などの情報を提供していきます。

 

 

【お断り】

 現在連載しているブログ記事は、コロナ禍のときに業界関係者と一緒に作り上げたベトナム送出し機関の状況についての小冊子から取り上げたものです。かなり良い出来なのですが、あまりにも内情を赤裸々に書いてしまったものですから、業界関係者の立場から公開せずにしておりました。このままお蔵入りしてしまうのももったいないので、私の責任にてブログに公開することにしました。文面は私の方で多少直しながら、連載していきますので、よろしくお願い致します。

 

(4)「いい人材」を採用する為に ~人気職種と不人気職種~ 

実習生を希望するベトナム人の中で、人気職種・不人気職種というものが存在します。

 

人気職種:屋根がある仕事(総菜製造・.水産加工・プラスチック成形等の工場作業) 

 

 天候に影響をされない全天候型の仕事であり、安定した収入を得ることができる(という思い込みの)為です。また残業が多いと勝手に思っている節があります。 

 

不人気職種:建設・農業・縫製・ご新規《介護》 

 建設・農業については人気職種の反対です。縫製については、給料不払い、残業代のピンハネ等の問題が多すぎることがベトナムでも知れ渡っており、不人気職種この上なく、全く恥ずかしい話であります。

 

2019 年 6 月 24 日放送の NHK ノーナレ「画面の向こうからー」

引用:https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2020108181SA000/?spg=P201700168700000

 

 今に始まったことではありませんが、送り出し機関にとっての「縫製」とは忌避すべき対象です。それは実習生を目指すベトナム人にとっても同様である。

 

 建設については、残業もなく、給料も安いです。一緒に働く日本人のレベルが低い場合が多く、ベトナム人が日本人をバカにするケースすらあります。又、現場への移動時間を給料計算にカウントしていないので、拘束時間の割には給料が少ないと思われています。更に、雨が降れば休みとなるので、天候が悪い状態が続くと、給料が下がることもありましたが、2020 年 1 月より、月給制となったことで、これが徹底され、ベトナムで認知されてくれば、復興の可能性は大いにあると思います。安価な労働力して実習生を採用するのではなく、真に日本人と同等以上の待遇を持って迎える実習実施者も確実に増えています。更に言えば、実際に現場で実習生と働く日本人が「実習生とはどんなか⁇」を知識と持てるようになるとより良い兆しになると思います。

 

建設は暴言・暴力等のトラブルが絶えません。 

実習生に問題がある場合もありますが、日本人社員に問題がある場合も少なくありません。

 

農業は朝早く、閑散期、繁忙期の就業時間の差が激しい場合が多いです。 

残業が多いと実習生は喜ぶが、36 協定違反が頻繁に起こる業界でもあります。 

 

 又、建設・農業共に、実習実施者の人柄で非常に大きく色が変わる為、送り出し機関・監理団体共に見極めが必要です。労基法っておいしいの?的な家族経営の個人農家さん・なんちゃって法人農家は正直怖いです。

 

 ただ、非常に世話好き、家族ぐるみで面倒を見る実習実施者も少なくなく、そうしたところは、寂しがり屋・家族の温かさが好きなベトナム人とは非常に相性が良いです。

 そういう意味では当たりハズレが非常に大きく、監理団体をどこまで信頼できるか、監理団体が実習実施者をどこまでグリップできているかに完全に依存する為、送り出し機関からすると取り扱いにくい・取り扱いたくない職種とされています。

 

 そして、後発追加職種の《介護》。これはベトナムにおいて、介護そのものの認知度が高くない点、及び、入国時点での N4 相当という日本語要件がある点が不人気の最も主たる原因です。 

 ベトナムでも介護施設は増えているものの、高級老人ホームであり、まだまだ一般的ではありません。未だに家族で面倒を見るものという意識が強いです。 

 日本語要件については、介護以外の職種が早ければ 4 か月程度で出国できるのに対して、介護は

JLPT/NAT-TEST/J-TEST の 4 級相当に合格しなければならない為、0 から始めた場合、8 か月程度かかります。そこから申請になる為、出国する頃には 1 年前後かかってしまうことが一般的です。そして、苦労して入国した割に、そこまで給料が高いわけでもない為、余計に魅力が乏しいです。強いて挙げるなら、需要が高いこともあり、長期滞在の道が開けやすいことに加えて、人材募集が難しい為、送出し機関の出国費用が一般職種に比べて安価(適正)であることが多く、余計な出費も少なく済む場合が多いです。 

 

(給与の設定について )

 

 

 2021 年現在、ベトナムにおいて、面接を成立させる為には手取り(家賃・各種控除後。食費は別)

12 万円は最低ラインです。12 万円を切る場合、採用面接合格後、契約書署名にキャンセルされる可能性があります。または合格後、家族と話したり、日本にいる親戚・知人と話したり、果ては一緒に勉強している他社に合格している実習生と話したりすることで、自分の給料がいかに安いかを認識してしまい、「家族に反対されたから」などと適当な理由を付けて、キャンセルされます。(きちんとしている送出し機関なら、募集の段階で給料について監理団体及び受入れ会社と打合せを行っています。) 

そんな話を送り出し機関がそのまま監理団体に言うことはまずありません。何故なら、「なんで面接前に確認しなかった⁇」と聞かれるのが関の山だからであります。「健康診断の結果、問題が見つかった」が常套手段です。(これも面接前に健康診断を行い、事前に問題ある子をはじいておくのが本来のやり方ですが) 

 

 更に、万が一成立したとしても、人材の質は保証できません。日本でも安い給料には、それなりの、その程度の人材しか集まらないのと全く同じことであります。 

 

 安定した手取り 12 万円(建設では手取り 15 万円)で面接を実施することが望ましいです。但し、2023年現在では建設手取りが18〜20万円まで上がってきています。

(ここで言う手取りとは、税金・社会保険料等に加え、家賃、電気ガス水道費、インターネット代等を給料総額から引いた上で、手元に残るお金)

 

 どうしても時給・月給を上げられない場合、家賃等の控除を抑える、手当を付ける、米等の現物支給による補助を行うことで 12 万円に向かって帳尻を合わせると良いです。 

(厳密に言えば、物品支給や負担軽減は所得とみられるので、要注意です。) 

 「安定した」は非常に重要です。もし、農業のように繁忙期と閑散期で差が大きい場合、「年間」で説明すると良いです。 

 いい人材を採用するには、まずもって、「給与」が最も大切であります。景色が綺麗、人が優しい、食べ物がおいしい、気候が温暖等は二の次、三の次であることを自覚することが必要です。 

 

 何故なら、実習生の希望は優先順位の違いはあれど、「お金を稼ぐこと」が目的であるからです。

 

 手取り 10 万円の求人と、15 万円の求人であれば、集まる人数も質も誰がどう考えても後者が勝ります。給料が高ければ、いい人材が集まりやすいのは、万国共通です。実習生=安い労働力という認識はいい加減、改めることを強くオススメします。安ければ、その程度の人材しか面接には参加せず、合格後も日本語・意識など、全てにおいて期待すべきではありません。 

 

 人気職種の場合、給与設定を間違わなければ募集は全く難しくなく、面接も 3 倍の候補者の中から選抜することができます。但し2023年現在、募集が厳しくなり2倍前後の求人がやっとです。

 

 では、不人気職種の場合、どうすればいいでしょうか? 

 

 不人気職種であっても、募集が不可能というわけではなく、良い人材を採用したければ、人気職種より給与を高めに設定する必要があるだけであります。給与を上げる、或いは、控除を減らすことが求められます。それができない場合、人材の質を諦めるか、そもそも実習生の採用自体を見送ることをオススメします。 

 

 人気・不人気を問わず、3 年間、面倒を最後まで見る覚悟がない限り、日本人以上にコストがかかる実習生はいい選択とは言えません。実習生がどうだと言うよりも、実習実施者の覚悟次第で、良くも悪くもどうにでもなってしまうのであります。 

 

(5)北部と南部の人の違い

 

 縦に長いベトナムの国土。またベトナム戦争といった内戦も経験しているだけに、北部と南部のベトナム人の違いは結構あります。なるべく実習生は北部と南部の人を混ぜて採用することはしない方が良いと思います。味付けや習慣、方言など違いがあるので、日本での長い共同生活で合わなくなるケースもあります。

 もちろん個人差もあり、一概に言えませんが、東京と大阪ぐらいの性格の違いがあると思って、最初から分けて考えた方が良いと思います。ちなみに建設に限って言えば、北部の人の方が現場向きであります。根性がありますね。

 

(6)DOLAB って何?

 

 

 ベトナムから実習生を受け入れるにあたり、必ず耳にするであろう組織が「DOLAB(ドラブ)」であります。

 

 DOLAB(海外労働管理局:Cục quản lý lao động ngoài nước)とは MOLISA(労働・傷病兵・社会省:BỘ LAO ĐỘNG-THƯƠNG BINH VÀ XÃ HỘI)内の組織である。実習生だけではなく、海外への出稼ぎ労働者全般を管理する局です。

 

 在留資格認定証明書申請時に必要な「推薦状」を発行する機関であります。送出し機関と監理団体の契約内容、変更等も全て報告します。送出し機関の書類担当だけが入れる DOLAB のサイトがあり、そこで監理団体との契約数・契約内容を管理しています。ここと上手に付き合っている送出し機関か否かでベトナムで起こりうる突発性の事態が大分起こりにくくなったり、被害を受けにくくなったりします。但し、送出し機関が言う「中央政府と良好な関係を築いています」は賄賂を払っているだけの薄っぺらい関係であることが多い為、話半分どころか話一割程度に聞いておくことを勧めします。

 

 

⇒ 送り出し機関の選び方と見るべきポイント ① へ続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【お断り】

 これから連載するブログ記事は、コロナ禍のときに業界関係者と一緒に作り上げたベトナム送出し機関の状況についての小冊子から取り上げたものです。かなり良い出来なのですが、あまりにも内情を赤裸々に書いてしまったものですから、業界関係者の立場もあることから公開せずにしておりました。このままお蔵入りしてしまうのももったいないので、私の責任にてブログに公開することにしました。文面は私の方で多少直しながら、連載していきますので、よろしくお願い致します。

 

第1章 ベトナムを選ぶ理由

(1)実習生希望者層

 ベトナム総人口は9,555万人(2018年)

 労働人口は5,425万人(労働人口とは15歳以上で従業者・休業者・完全失業者を合計した人数)

 

 

(2021年ベトナム現況)

 年間約8万人が日本へ入国しており、今後も暫くは増加傾向が続くと思われます。昨今のコロナ禍の影響があるとはいえ、いつまでも続くわけもなく(2022年3月からの入国規制緩和により、実習生の入国が復活した)、業界ごとにズレはあるものの、需要はいずれ回復してくると思われる(回復したもののベトナム側で人を集めることができず、インドネシアにシフトした会社も多い)。米中の状況によっては、脱中国の動きが活発になり、東南アジアを中心とした一大世界工場になる素質は十分にあります。

 また、経済発展に伴うベトナム国内の給与水準の上昇を懸念する声がありますが、最低賃金はハノイでも3万円/月にも届かず、技能実習生(以下実習生)希望者自身も3〜4万円/月の収入が多く、10〜15万円/月の日本とはまだまだ大きな格差があります(但し、円安の影響はかなり大きい)。日本においても、実質賃金の上昇が見込めれば、まだしばらくは所得格差は続くと思います。ベトナムが経済発展しているものの、実習生希望者層がその恩恵をうけられるようになるのはまだまだしばらく時間がかかります。

 

(実習生を取り巻く環境)

 ベトナム北部で実習生希望者層はハノイからバスで3時間圏内の各省及び、ゲアン省・ハティン省・タインホア省の実習生輩出層の御三家が多いです。北部送出し機関の場合、30%がこの御三家の出身です。送り出し統計で、ゲアン省・ハティン省・タインホア省は失踪率が高いため、上記募集を行っていない送出し機関もあります。送出し機関の中には、上記地域出身者からインターネットでの応募があった際は、通常の調査に追加して公安調査まで実施し、その後一次選抜の参加のときも、特別に注意を払って監視と調査を行うようなところもあります(アフターコロナ後は人も集まらないため、ここまで厳しくしていないようです)。

 最近は、より中部に近いクアンビン省、クアンチー省出身者、逆に中国国境沿いの北部のランソン省、ラオカイ省の出身者も多くなっています。送出し機関がすでに飽和気味の地区を離れ、より北部、より南部へと奥地に入っていった結果と考えられます。また、数年前に比べて、キン族ではない率がわずかだが上がっている印象です。

 

*ベトナムは少数民族が 53 存在しますが、キン族ではなくても、ベトナム語は話すことができ、特段何も変わらないため、必要以上に気にする必要もなく、採用面接で出会う機会があれば、「珍しい」と思う程度で大丈夫です。

 

 ベトナム南部ではベンチェ省やヴィンロン省、最南部のカマウ省などまだまだ地方からの若者が多く、実習生候補者は比較的集まりやすいです。

 各地から集まってくる実習生になる年齢層は職種を問わず、18 歳~25 歳が非常に多く、30 歳前後になる場合、後に詳しく述べますが、建設・縫製等の不人気職種である場合が多いです。特に南部の若者は、建設・農業で働く気概のある者が少ないようです。ガテン系は北部の方が、根性があって良いと思います。30 歳前後の層に技能実習の人気がないわけではなく、単に実習実施者の希望により求人の絶対数が少ないことが原因です。少ない理由としては、日本語能力、長期に渡って働いてもらう場合に年齢が高くなりすぎることが考えられます。但し、男女ともに 30 歳前後の場合、既婚者・子育てが一段落しており、就労経験・人生経験が多く、落ち着いていたり、仕事に対して熱心・真面目・黙々と働く人材が多く、職種によっては、向いていると思います。日本語の習得能力をある程度目をつぶれば、30 年代はしっかり仕事をする印象があります。

 一方、毎年、秋~冬になると、実習生の採用面接に 18 歳の若い候補者が多くなる傾向が強いです。何故なら、ベトナムの高校卒業が 5~6 月であり、前職要件を満たす為の約半年をあけるとなると、その時期になるためであります。多くの若い人材の中から、選抜したい場合、この時期を狙うのも良いと思われます。

 

米 前職要件とは、技能実習制度は現地企業で働く現地人が、日本と同系職種の企業で働くことで技術を学び、帰国後、祖国の発展に貢献するという建前の上に成り立っているため、実習生になるためには、ほぼ同系の職歴が必要になります。但し、厳格に経験者を募集・派遣できるわけもなく、現地に実在する企業に在職証明書を金銭で発行してもらうことがまかり通っております。

 

(2)気質 (あくまでも一般論であり、例外はたくさんあります)

 年齢・性別を問わず、ベトナム人は非常に近視眼的であります。「明日の一万円より今日の百円」と揶揄されるゆえんでもあります。実習生の借金問題にもこの気質は大きく関係しています。「100 万円払っても早く日本へ行きたい!」という考え方が蔓延しています。 

 ここに、実習実施者が優良か悪質かの意識はなく、高い費用がかかった挙句、ろくでもない実習実施者に当たってしまった結果が巷を騒がしている各種報道であります。 

 日本人であれば、大抵が思いつく「少し時間がかかっても、費用が安く、いい実習実施者へ行ったほうが最終的にはいい」という考え方をするベトナム人は決して多くありません。とにかく「早く日本→稼いで送金」という意識であり、3~5 年トータルで考えることは少なく、仮にあっても、かなりのとんぶり勘定であります。更に、どんぶり勘定の割に、中国人ほどではないが、金に貪欲なベトナム人が多いです。入国早々に「残業、残業」と要求するベトナム人も少なくありません。

 また実習生の親や祖父母にあたる人たちが、「賄賂を多く支払った方が、より良い待遇が得られる」と思 っている場合が多く、安い手数料だと騙されると迷信的に信じている為、高い手数料の送出し機関の方が良い送出し機関だと思っている節があります。その為、あえて高い手数料の送り出し機関を選ぶ傾向があります。

 以下は男性に限りますが、ビール、主にアルコール好きな者が多く、基本的に明るく、楽しいことが好きです。定期的に BBQ、スポーツ等のイベントを会社や地域単位で開催することで、距離が縮むこともあります。

 そして、上記の明るい・楽しいことが好きにも繋がりますが「寂しがり屋」の一面もあります。孤独を極度に嫌う為、1 名での採用はあまりオススメできません。

  また、何名であっても、実習実施者は「各自ちゃんと見ている」ことを「言葉」(日本のような以心伝心・暗黙の了解等はあり得ません。はっきりと口で伝える必要があります)で伝える必要性があります。

 

(3)21世紀のベトナム人にとっての実習生とは?

 ここ数年のベトナム人(特に 2000 年生まれ以降)は以前(5 年以上前)に比べて、ハングリー精神が非常に希薄です。兎にも角にもお金を稼ぎたいというガツガツした感じは薄く、20 歳未満は男女ともに非常に幼く感じます。ベトナム国内でも就労経験が多くなく、日本で「もう帰りたい」と弱音を吐く者もいるため、フォローやメンタルケアに要注意です。

 都市部(ハノイ・ホーチミン)の実習生は、家庭が裕福な場合もあり、仕事に意欲のない者も少なくありません。中には親が働かない我が子を見て、仕事をさせるため、強制的に送出し機関に入れ、日本へ送るケ ースも稀にあります。間違ってこのような実習生を採用した実習実施者は、3 年間、問題を起こす実習生に振り回されることにもなり、大変な思いをすることになります。(本当に採用面接は大切です)

 また、日系企業がベトナム各地に増えたことで、将来の青写真を具体的に持つベトナム人が徐々に増えてきており、お金よりも、日本語能力、日本での就労・生活経験という箔を付け、そこで働く為に実習生を目指す者も増加中てす。

 一方で、25 歳以上、且つ、既婚者(特に子どもアリ)は一昔前の実習生のイメージが未だに残ります。家族を養っていかなければならない為、当然と言えば、当然ですが。

 上記のように、若いか否か、既婚か否か、子持ちか否かで、各々にとって、優先すべきものが異なることが非常に多いです。。

 そのため、実習実施者は「実習生=お金を稼ぎたい」という時代遅れのステレオタイプ的な対応を一律に行ってしまうと、ハイペースで増加中の「そこまでお金を求めていない若い層」に不満が溜まる結果となります。

 実習生各々が何を望んでいるのか、優先順位をどこに置いているのかを見誤らないように注意が必要です。

 

⇒ベトナムを選ぶ理由について ② へ続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ライセンス停止のお知らせでツイッターの方で、あちこち拡散されて、いろいろと励ましのお言葉を頂いております。ベトナムで事業を行う際は、行政機関の動きがリスクとなってしまいます。また商習慣が日本と違いますので、こちらが当然当たり前でと思っているようなことが、ベトナムでは全く違っていたということがよくあります。ベトナム人妻と私との価値観の違いも当然ありまして、特に金が絡んで来た場合、いろいろ問題が発生するのはやむなしと思っております。

 

 それと最近つくづく思うのですが、この技能実習制度、本当に複雑怪奇であり、一般の方々が理解するのはとても難しいです。人材派遣会社が技能実習業界に加わってくることはよくある話ですが、大半の方は派遣の延長で考えてきます。また派遣会社の社長はそれなりの年齢に達している方々が多く、この制度を理解しようと頑張るのですが、正直いくら説明しても本当の意味で理解することができない。理解ができなければ、営業として実習生を受け入れる会社を見つけることができず、折角時間をかけて作った監理団体が宝の持ち腐れとなってしまうケース、あちこちで見かけるようになりました。

 

 この際だからあえて言いますが、この業界そんな簡単なところではありません。派遣のように入れてナンボではなく、建前上技能実習という形式を取るため、いろいろな書類の作成と提出が義務づけられています。一歩間違えれば受け入れ停止を食らい、それまで培った信用とともに水の泡。正直な話、外国人労務に関して素人が手を出すべき業界ではないと思います。

 

 海外から受け入れる人材に関しても、それぞれの国の送出し機関と呼ばれる派遣会社と交渉しなければなりません。どの送出し機関が良いのか悪いのか、海外での取引経験のない人が行ったところでわかるわけもない。良いように接待されて、社長や理事長と持ち上げられて良い気持ちになって終わりです。生き馬の目を抜く海外の人たちと、日本という井の中の蛙状態の中小零細企業の社長が交渉をやり合えるわけもなく、結局自分にとって良い思いをさせてくれる送出し機関と付き合い、不良外国人をあてがわれる。それが今の日本社会にはびこる外国人問題の一翼を担っているのです。

 

 協同組合という組織についても、一般の人たちにとってなかなか理解ができないものです。株式会社と違うといっても、じゃ何がどう違うのか説明してくれと言われても、うーん。私も本にかいてあるような説明はできますが、かみ砕いて素人の方に説明をとなると、言葉に詰まってしまいます。そして、どうして株式会社ではなく、協同組合が間に入り、組合員となった会社に対して実習生を送り出す仕組みを作ったのか、このような仕組みにしたメリットがあったからだと思うのですが、どうもよくわからない。

 

 だいたい人手不足で労働者がほしいといっている中小零細企業の経営者にとって、ただ人が欲しいのにどうしてここまでわけのわからない制度を理解しなければならないのか、そして理解したところで何のメリットがあるのかさっぱりわからないのです。

 

 だからいろいろな問題が発生したときに、制度がよくわからないから反論できず、奴隷制度だと言われたままになってしまう。

 

 技能実習制度ではなく、もっと簡単でわかりやすく受入れができやすい制度に切り替えた方が良いと本当に思います。そして、外国から来て働く人たちの人権を守り、唯一ネックとなる言葉を習得させ、日本人と同等の給料を支払っていく。このような形に切り替えないと、今後日本自体がダメになってしまうような気がします。

 

 ホントムダが多いよね。技能実習制度は・・・。そこまで厳密に制度を守らせようとしても、そもそも制度の建て付け自体が移民を受け入れないためのこじつけだから、偽装の制度を守らせるとはなんか変ですね。意味がよくわかりません。

 

「なんでこんな面倒な書類をいちいち提出しなければならないんだろう。監理費管理簿なんて何の意味がある?軽微変更、状況がコロコロ変わるのは当たり前じゃないか!監査、どうしてここまでいちいち言われなければならないんだろう、おたくは労基署か!給料ちゃんと払っているのに、えっこれじゃダメなの?組合は大丈夫といったのに、組合に聞いてくれ!作業している内容が計画と違う?仕事がうまくできないから、この子に合った仕事をやらせているんだよ!帰国させたくても、実習生だからできないでしょ。なんの問題がある」

 

 あちこちから聞こえてきた受入会社のぼやきを一部紹介しました。

 

 次回から、ベトナム送出し機関の裏側と称して、送出し機関の実態についていろいろと書いていこうと思います。よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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