2024年2月29日

ついに

FF7リメイク作の2作目

『ファイナルファンタジーVII リバース』

が発売されました。

 

ゲームの歴史を変えたと云われる

FF7(ファイナルファンタジーVII)

 

 

あらためて人気の要素は何だろうか?

考察というか考えてみました。

 

  ファイナルファンタジー7とは?

 

『ファイナルファンタジーVII』は、

スクウェア(現スクウェア・エニックス)

が開発し、

1997年に発売された

ロールプレイングゲームです。

略称は「FF7」「FFVII」

 

物語は、

巨大企業「神羅カンパニー」が支配する

魔晄都市「ミッドガル」から始まります。

 

主人公のクラウド・ストライフは、

神羅カンパニーに反抗する

レジスタンス組織

「アバランチ」に雇われ、

彼らと共に

神羅カンパニーに立ち向かいます。

 

物語は次第に広がりを見せ、

クラウドたちは

星を救うために戦うことになる、

という壮大なストーリー。

 

本作は、

3Dポリゴンを用いた映像表現や

ムービーシーンなど、

当時としては画期的な要素を

多数取り入れていました。

 

また、

キャラクターの

心情を深く描くストーリー、

壮大なスケール感、

美しい音楽などが評価され、

世界的な大ヒットに。

 

 

と、色々感想を書きましたが

 

取り敢えず

当時として

大変に革新的なゲーム

だったということですね!

 

 

 

  伝説のゲーム『ファイナルファンタジー7』が愛される7つの要素!

 

 

もはや語るほどでもない事ですが

 

あらためて人気の要因を

考察してみました。

 

❶心躍る世界観と革新的な映像表現

 

3Dポリゴンがもたらした

鮮明なビジュアル表現によって

描き出された世界観は衝撃でした。

 

何といっても

良い意味で

“世界観が広い”のが凄かった。

 

壮大かつバラエティ豊か。

 

スチームパンクっぽさがありつつ

ジメジメ感も漂う

スラムのミッドガルから始まり

 

近代的な神羅ビル、

そして終始陰っていた

ミッドガルを出ると

陽の光がまぶしい大草原の世界へ。

 

気候は

荒廃した土地から緑が深い森林、

青い海のリゾート地、

そして真っ白な雪山まで

 

街並みは

欧州~アジアから

近未来的テーマパークまで、

と。

 

気候~時間帯(夕方~夜)

そして多様な国の文化まで描かれていて


今私たちが生きている

現実世界に近い世界観。

そこに現実にはない近未来感もプラスして


これにより

次はどんな場所に出会えるのだろうと

小さい頃は

ワクワクしながらプレイしていました。

 

このワクワク感の正体

言語化するのが難しいのですが

「自分が知らない世界を知れる刺激」

かなと。

 

知らない世界に飛び出すのは

不安でもあるけど、

同時に楽しみでもあるという、


それがワクワクする正体なのかなと。

 

 

映画さながらの

ビジュアルと世界観によって

“ゲームと映画が融合”したような没入感


FF7の世界にはそれがありました。

 

ちなみに

旧作で

私が印象に残っている

風景は、、、

 

超マニアックなんですけど

 

ひとつめ

ウォールマーケット~神羅ビルへ

潜入する際にワイヤーを伝って

外壁を上るんですけど

その背景マップが

凄く綺麗だったのが印象に残ってますね。

 

煌びやかな夜景って素敵。

バレットもワイヤーのことを

「オレには金色に輝く希望の糸に見えるぜ」

って言うんですけど、

まさしくその通りだなと。

 

そして

一番印象に残っているのは

ダントツにコレル山。

 

コレル山で橋渡っている時に

ピカーッて

照らされる夕日(西日というのか?

 

あのシーンは

めちゃくちゃ印象に残ってるなぁ。

 

やっぱり“夕日”って

この世で

最も美しい風景だなぁ、、と。

 

「きゃ~、クラウド!! がんばって~!!」

「クラウド‼ がんばれー!!」

 

の、有名なシーンですね。

 

 

 

➋壮大かつキャラクターの心情を深く描いたストーリー

 

 

ファイナルファンタジー7の

あらすじは

 

環境破壊という社会問題を織り交ぜた

壮大なストーリーを主軸にしつつ、

その流れの中で描かれる

深い人間ドラマが大きな特長。

 

もうね、ストーリーがとにかく壮大

 

主人公たちパーティーの目的が

「星を救う」っていう壮大でありながら

シンプルで分かりやすいモノになってる。

 

しかも

ストーリーの背景に

各キャラクターたちの人間模様を

丁寧に織り込んでいる。

 

そして私たち人間を

最も感動させる要素である

 

“人の生き死に”

 

これを盛り込んでいるのも強い。

 

もはやゲームではなく

全てを盛り込んだ

叙事詩映画なのよ、、。

 

複雑な人間模様も盛り込んでますが

 

ここで効いてくるのが

物語の目的(ゴール)自体は

至ってシンプルかつ明確なコト。

 

これってすっごく大事な要素で

 

主人公たちは

何のために、何の意志で、

旅をしているのか、闘っているのか。

 

キャラクターたちの

“行動原理”

ストーリーの冒頭から

ブレることなくハッキリしていないと

プレイヤーは

物語に没入できないワケです。

 

そういう意味では

このFF7は

終始一貫していて分かりやすい。

 

このシンプルさが

日本だけでなく海外はじめ

万人にもウケた強みだったんじゃないかなと。

 

最近のゲームも映画も

ストーリーの複雑さハンパないもんね、、

マルチバースだの仮想世界だのなんだの、、

 

ちなみに、FF7リメイクでは

最近の物語の傾向が見て取れますね笑

 

※つまり敢えてちょっぴり複雑にして

直接的な表現はやめて

“考察が捗る”様な描写にしている

マルチバース的な??

 

まぁでも

今の時代に

旧作のFF7みたいなストーリー作っちゃったら

「どこかで見たよな?」のベタ展開になり

手垢のついたストーリーっぽく思われちゃうので

 

意表を突くというか

或る程度の

予想外な展開とか演出は不可避なので

リメイク/リバースの追加された描写は

きっと正解なのでしょうね。

(※リメイクについては後述)

 

 

❸喜怒哀楽すべての感情を持つ魅力的キャラクター

 

 

ファイナルファンタジー7の

一番の魅力は何といっても

そのキャラクターたち。

 

主人公クラウド、

そしてティファ、エアリスといった仲間たち、

更には宿命の敵セフィロスまで

 

各キャラクターたちすべてに

強い個性と

生きてきた人生の背景が

丁寧かつ鮮明に描かれていて

 

喜怒哀楽を経験して

成長していく彼らと共に

プレイヤーは

ストーリーを追っていくので

そこに“共感”が生まれて

各キャラへの強い感情移入を呼びました。

 

やっぱり

魅力的な作品=キャラクターの魅力

は欠かせない要素で

キャラクターに共感したり

愛着が湧くことが何よりも大事。

 

偉大な作品を通じて

あらためて思いました。

 

 

●二面性を持つ主人公

 

何といっても主人公のクラウドくん。

斬新でした。

 

ここまで物語の序盤と後半で

キャラがまったく変わる主人公って

前代未聞というか

 

ストーリーを追っていて

途中退場しちゃう主人公

当時は本当に衝撃でした。

 

ただカッコ良くて完璧な人間に

共感は生まれにくいけど

 

強みと弱みを持つ人間は

愛される

 

まさしくその通りだなと。

 

 

 

●Wヒロイン二人の魅力

 

エヴァンゲリオンにも云えるけど

Wヒロインはやっぱり強い!

 

FF7でいうと、

ティファとエアリスがヒロインにあたるけど


二人は

正反対な性格ながら

共感を呼ぶ魅力があって

 

しかも

どちらかが“噛ませ”になるコトもなく

二人とも物語において

 

“とても重要な役割”が其々にある。

 

だから今も二人は愛されていて

綾波派かアスカ派かの

論争同様に


ティファなのかエアリスなのか、

ファンの間で議論が喧々諤々。

 

個人的には

ポジティブで明るい

エアリスが大好きなんだけど

 

やっぱり

ネガティブで思い詰めがちな

ティファも好きですね。

 

ティファはヒロインでもあり

実はヒーローでもある異質な存在。

 

物語の冒頭から最後まで

クラウドのことを想っては

ずっと苦悩している彼女。

 

FF7は

ティファの心労の旅でもある笑

 

バレットをもってして

「大した女だぜ、ティファ」

と言わしめる

忍耐と根性の塊のような彼女

 

ヒロインは斯くあるべきというのを

彼女は教えてくれますね。

 

ちなみに2020年からの

「ファイナルファンタジーVII リメイク」

プロジェクトにおいて、

 

シナリオの野島一成さんは


旧作であまり表現できなかった

“ティファとエアリスの友情を描く”

ことを意識されたそう。

 

リメイク/リバース

どちらも拝見しましたが、

 

確かに。。。

 

ティファとエアリスの関係性、、

すっごい丁寧に描写されてる!

 

だからこそ

二人の関係性が積み上げられた

リバースのラスト、、

 

ティファの悲嘆や絶望が

めちゃくちゃ強くなってて

ここはねぇ、

マジで辛い。。

 

Wヒロインである

ティファとエアリスの関係性の描き方変化。

 

「リメイク」の素晴らしいポイントですね。

 

 

 

●悪役の魅力

 

FF7のラスボスのセフィロスが

エンタメ界に与えた影響って凄いと思う。

 

ビジュアル、性格含めて

インパクトが凄い。

 

FF8のイデアも

最初に観た時は

すっごいラスボス来たな!って思ったけど

途中退場しちゃったので笑

 

セフィロスは

鬼滅の刃の無惨サマぐらい

まったく共感できないけど魅力があるラスボス

 

近年、

ちょっとネタ化され過ぎな気もするケド笑

 

 

 

❹やりこみ要素満載のゲームシステム

 

 

FF7のバトルシステムは

当時としては画期的だった、

常に時間が経過する

アクティブタイムバトルを採用。

 

また、

キャラクターの能力強化には

魔晄エネルギーが

凝縮されて生み出された(という設定)

「マテリア」というアイテムを使用。

 

マテリアを装備することで、

キャラクターは魔法を使ったり、

特殊な能力を得るという設定が

斬新でした。

 

そして何よりも秀逸だったのは

 

寄り道大歓迎の

豊富なミニゲームの数々でした。

 

本編のストーリーよりも

明らかにそっちの方が

印象に残っているという事実(笑)

 

私が旧作で遊びまくったゲームは

やはり

 ・チョコボレース

 ・スノボ

 ・コンドルフォート

 

ですかね。


このミニゲームの作りこみ

後にも先にも

FF7が一番だったのでは、、。

 

ちなみに

ファイナルファンタジー7 リメイクでは

ミニゲームにカードゲームが追加されています。


FF8でカードゲームが大人気だったから

入れたかったそう。

 

たしかにFF8のカードゲームは

画期的でしたね。


ただ、私は

そのカードを

レアアイテムに変換するためだけに

カードやってましたが笑

 

 

 

❺物語をドラマチックにする美しい音楽

 

 

映画でも何でも

実はすごく重要な

音楽の存在。

 

植松伸夫氏の功績は凄いです。

 

耳に残る分かりやすい旋律

先に述べた

壮大かつ多様な世界観を

音楽でも表現しています。

 

どれも素晴らしいという感想しかない。

 

ファイナルファンタジー7は

映画みたいに

場面によって効果的に

音楽を使ったゲームでもありました。

 

・忘らるる都の”エアリスのテーマ”

・壮大な風景での“コスモキャニオン”

・精神世界での回想

 クラウドとティファの“山の向こうに”

 クラウドがマスクを取った時の“メインテーマ”
 

、、などなど。

 

1番好きな音楽は

 

やっぱりエアリスのテーマ、、


いや。

シドのテーマかなw

 

決められない!


 

❻巧みなクロスメディア戦略

 

 

❶~❺の魅力によって

大人気となった

「ファイナルファンタジー7」

 

これにより他媒体への

メディアミックスも可能となり

映画化やスピンオフ作品の制作、

違う作品のゲームへ出張したりと

様々なメディアミックスが行われました。

 

そして生み出されるのが

「ザイオンス効果」

 

これは

特定の人物や物事において

“接触頻度が高い”ほど

人は愛着を抱く、

という心理的傾向のこと。

 

露出が多いと

自然と目に留まる機会も増えて

各キャラクターたちが

末永く愛されていくという事ですね、、。

 

エフエフ7の多方面展開は

ホントに上手いなぁと思いますね。

 

あとはグッズ展開において

東京ディズニーリゾートぐらい

凝ったモノ出せば

もっと売れると思うんですよねぇ。

 

日本人のコレクター熱は凄いから。

 

 

 

 

➐リメイクにより、さらにドラマチックな物語へ

 

そんな名作ゲーム

「ファイナルファンタジー7」

ですが

長らく待ち侘びて

ついにリメイクされました。

 

 

 

ほんと、ファンは長年待ちましたよ。。

 

つい10年ぐらい前までは

リメイクの話なんて無かったんですから。

(↑2009年のファミ通にリメイクの願掛け記事)

 

 

 

元のゲームは

3枚組DISKでしたが

リメイクも3部作になる予定。

 

2020年に発売された

『ファイナルファンタジーVII リメイク』

が1作目

 

2作目は

2024年2月29日発売

『ファイナルファンタジーVII リバース』

 

 

3作目は、、

 

このペースで云うと3年後か4年後?

 

タイトルは、、

リユニオンかリボーンの

どちらかですかね笑

 

 

20年以上の時を経て

FF7リメイクには

 

鮮明な映像表現と

キャラクターたちに

“声と表情”が付きました。

 

これによって

よりリアルな世界を表現。

 

ゲームのリメイクというよりは

シネマとなってリメイクされたよう。

 

時代はもはや

『プレイするゲームから、観るゲーム』

 

私自身はもう

ゲームをする時間も気力も

遠い昔に置いてきてしまったので笑

動画サイトなどで

 

リメイク~リバースまで

一通り拝見しました

(有難い時代なんだわ、、。

 しかしそれではアレなので

 応援&お布施として

 FF7関連のグッズ買いましたが。

 あとサントラも買う)



感想としては、、

 

いやぁ。すごい!!

 

もはやゲームじゃない。

映画。映画です

 

表情と声のもたらすチカラって

やっぱり凄いなと。

 

日本語版の声優陣の皆さま、

スッッッッッゴい演技です…。

 

クラウドや

Wヒロインの二人は言わずもがな、

 

旧作ゲームの時は正直

そこまでバレットとかシドに

愛着ってなかったんですけど(すまぬw)

 

リメイク後は凄いですよ。

 

二人ともカッコいいし

人間味に溢れていて

最高に好きですね。

 

ナナキも最高に狙って笑

あざとくなってる。

 

そして演出。

 

古代種の神殿以後の描写は

旧作とかなり違ったりするので

賛否両論あるようですが

先にも述べたように

 

“敢えてプレイヤーが色々受け取れる要素”

強烈に入れ込んだ、という感じ。

 

まさに

“考察の飯がウマくなる”展開

 

考察。

 

今のエンタメにとって大事な要素ですね。

 

旧作が発売された1997年から20年以上。


今ではエンタメが溢れ返っており、

目が肥えたプレイヤーに対して

一石を投じる凄味のストーリーと演出。

 

攻めたというか、凄いなぁと思いました。

 

ほんと、

プレイヤーが

色々と受け取れる展開にしている。

 

「良く分からん!」という感想も

今時点ではあるし、

 

私も正直「その改変は要るのかな」

と思った要素も

無きにしも非ずではあったのですが

 

でも

それは最終作で

綺麗に伏線回収するのだろう、、

と信じています。

 

名称がリユニオンかリボーンになるか

分かんないけど

最終作、発売が待ち遠しいです。

…それまで自分が生きていれば良いけど笑

 


個人的な最終作の見どころは


何といっても、、

 

やっぱり


ティファとスカーレットの

高画質4Kビンタ対決


ですかね笑

 

「この年増女‼」という

今では放送禁止用語?は

絶対無くなっているだろうけどw

 

 

 

 

  『ファイナルファンタジーVII』の愛される要因をまとめると

 

 

❶心躍る世界観と革新的な映像表現

➋壮大かつキャラクターの心情を深く描いたストーリー

❸喜怒哀楽すべての感情を持つ魅力的なキャラクター

❹やりこみ要素満載のゲームシステム

❺物語をドラマチックにする美しい音楽

❻巧みなクロスメディア戦略

リメイクにより、さらにドラマチックな物語へ

 

コレ以外にもきっと色々あると思うけど!


日本が誇る名作ゲーム

「ファイナルファンタジー7」

これからも末永く愛されると思います。

 

「俺たちが乗った列車は 途中下車はできない!」

 

Bye!

 
 

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