今度
はKADOKAWAさんの株主優待で
新作映画を観てきました。
 
今回は、
なんか製作費、
お金掛かってそうだから
きっと凄いに違いない!
だから観てみよう!
 
で決めました(笑)
 
◆「THE BATMAN-ザ・バットマン

2022年米

 



監督:マット・リーヴス
 
出演者:
ブルース・ウェイン / バットマン:ロバート・パティンソン
セリーナ・カイル / キャットウーマン:ゾーイ・クラヴィッツ
リドラー:ポール・ダノ

 
 
ストーリー:★★☆☆☆
演出:★★★☆☆
意外性:★★★★☆
演技度:★★★★☆
話の9割 画面が暗い:★★★★★
 
 
 

■雑なあらすじ■
 
両親殺害の復讐を誓い、
悪と敵対するブルース・ウェイン。
ブルースがバットマンとして
悪と戦い始めて2年目が経つ頃。

謎の連続殺人事件が発生し、
犯人と名乗るリドラーは、犯行の際に
必ず”なぞなぞ”を残してくる。

バットマンことウェインはその謎を
解き明かしていくのだが、
それは、ゴッサムの闇と謎を解き明かすことにも
繋がっていくのだった――。
 
 
 
 
 
●ネタバレありの感想●
 
 
わたくし、特にアメコミ映画が大好き
というワケではないですが
最近のバットマンシリーズは
ど肝を抜く展開が多いので
期待しておりました。
 
例を言うと
過去、ダークナイトなんか
ハービー検事が
病室で顔の左側みせてくる描写なんか
今も鮮明に記憶に残る
トラウマ衝撃描写でしたからw
 
 
今回の、
THE BATMAN-ザ・バットマン-
 
キャッチコピーは、
「マスクに隠された嘘を暴け」
謎解きサスペンスアクション
 
と銘打たれていました。
 
な、謎解き?!
コナン君か???(笑)
 
結論からいうと、
 
そんな言うほど
謎解き要素はなかったw
 
とにかく連続殺人が起きて、
犯人が残す暗号を解いて、
次の犠牲者は誰や?!をやっていく感じ。
まさにコナン君のような展開
 
私個人としては、
謎解きよりも
 
醜い欲、妬みや嫉妬、
そして復讐――という
人間の中に潜む闇と戦う、
暗い世界を生きるダークヒーローの孤独な戦い
って感じでした。
 
ゆーて、
これぞバットマン、て感じですねw
 
重厚な人間ドラマ×闇の中奮闘するヒーロー
って感じなので、
 
ちょっとあのキャッチコピーは
損してるんじゃないのかなぁ?
と個人的に思ったり。
 
謎解きって言うと、
小難しく考えちゃう人もいると思うので。
 
 
もうキャッチコピーは
 
「全員、悪人」
 
で良いと思うww
(それはアカンw)
 
 
ちなみに、お話としては
とにかく重たい話が続くのですが、
ラスト30分、
え、どういうエンディングになるんだろう?と
先が読めなかったです。
 
そしてホントのラスト付近、
 
超人的な力を持つでもなし、
普通の人間である
ブルース・ウェインが
バットマンとして、
もう救いようのない世界となっている
ゴッサムシティのために
ただ一人健気に戦い続ける姿に、
なぜか涙が出てきました(笑)
(マジで
 
絶え間なく襲ってくる絶望の中でも
自らの正義を信じ、
貫き通そうと走り続ける彼に
 
ただただ、
報われてほしいと
そう願わずにはいられませんでした。
 
そういうラスト、でした。
 
感想の結論としては、
 
私は結構好きでした。
 
 
 
 
ただし。
 
とにかく画面が暗い!(笑)
 
話の9割は夜なので、
とにかく画面がずっと暗い!!!!
 
この終始、鬱々としたこの雰囲気
マーベルシリーズとは違い、
これぞDCのバットマン!て感じで
好きでしたけどね。
 
重厚な世界観とブルース役の
ロバート・パティンソンの陰鬱な雰囲気は
非常に合っていましたし、惹き込まれました。
 
※途中、
ブルースとアルフレッドが
病室で話すところで
一瞬、睡魔に襲われたけど
すぐ持ち直しましたw
 
だってこの画面の暗さで
上映時間170分よ。
そりゃ途中、睡魔が襲ってきても
おかしくないでしょう(笑)
 
 

◆素晴らしい演出
 
・とにかく「夜」の闇という
 描写にこだわっていたのが印象的
 そしてそれに「雨」を混ぜることで
 陰鬱とした重厚感あふれる世界観を表現
 これぞバットマンの世界観、
 という感じで素晴らしかった
 そして夜だからこそ、
 街の灯など”光”の美しさが際立っていた
 
・マーベルのような
 超人パワーを持たないバットマンは
 物理と道具で頑張りますが、
 その姿こそ、等身大の人間のヒーローの姿!
 
・中盤のカーチェイスは見ごたえあり!
 しかもシチュエーションは「夜」×「雨」
 車のヘッド/テールライトに
 照らされた雨粒が美しく、
 そしてその水がド派手なカーチェイスを演出、
 さらに最後はそこへ「炎」も加わり、
 もう「夜」×「雨」×「炎」で
 最高なシチュエーションに(笑)
 
・開始10分でゴッサムシティの治安と民度が
 ジーザスでオーバーキルしてて、
 安定のゴッサムに笑うw
 
・人が死ぬ間際の断末魔をTVのニュースで
 「過激な演出含まれるので注意して観てね」の
 一言で済まして全国放送する
 ゴッサムのTV局も
 民度が安定のオーバーキルwww
 
・リドラーさん、
 ガチのサイコパスってこういう感じなんだぁと
 ちょっと怖くなった、、(;´・ω・)
 
・ストーリーが重厚なら、音楽も重厚で
 重低音バリバリ利かせていて
 世界観を俄然盛り上げてくれて良かった
 
・キャットウーマンさんが連れている
 ネチコヤンが唯一の癒しでした、、(笑)
 猫はゴッサムを救う、、でスピンオフ作ってw
 
 
ちなみに、余談ですが
観る前は気付きませんでしたが
公式サイトの下の方に
注意書きで
「水害シーンが含まれます」と書かれていました。
確かに映画内にあったし、
そして公開日が3月11日、、。
日本人にとっては、あまり宜しくないなぁと
思ってしまいましたが
こういう注意書きも、そういう想いもあって
書かれたのかなぁと思いました。
 
 
とにかく!!
冒頭、ブルース自身が
ゴッサムはもう救いようがない、と嘆くのですが
それでも
自らの正義を信じて
走り続ける彼の姿は
本当に闇の中を生きる
ダークヒーロー
カッコよかったです。
 
彼の正義が報われることを
祈らずにはいられない、、!
 
これぞDC!
 
期待を裏切らない重厚感ですので
ぜひ皆さんもご覧になってみては!
 
Bye!!

 

 

 

 

 


 

 

 


 


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