息子と話をしていると、昔の記憶はやっぱりぼんやりしているみたい。

 

しかし、病気がよくなるにつれ、本来の性質もでてきたのか衝動性、強迫神経症が酷くなり、はあという感じです。

 

一日に同じ話を何度もねちねち、聞かされてうんざりです。

終ったと思うとまた振り出しに戻り終わりません。頭の中が完全にループしている。

 

また、話し出すと止まらないのは衝動性もあるようです。はあ何とも困ったことに。

 

この性質を治そうとするとか、良くしようとすると絵のほうが多分面白くないものになるであろうと想像できるので困ったなあ。

家族が我慢するしかないのか?

 

わたしもあんまり我慢したくないです。自分の病気に悪そうで。

 

 

ストレス解消に外出する時間を増やそうかなあ。

 

 

息子は映像優位でまるで写真を撮ったように映像を覚えているんですが、最近、昔のことがあまり思い出せないそうです。

それでも話をすると、思い出すみたいだけど以前ほどではないとか。

 

いじめの記憶の生々しさはかなりよくなっているみたいです。

 

「心の病」の脳科学では、海馬のことについて書かれていて、神経細胞の増殖が促進されると記憶が薄まるそうです。

3歳までの記憶があまりないのもこの時期海馬の神経新生が活発だからだそうです。

 

また、池谷先生の脳科学の本にも神経細胞は増え過ぎてはいけないとか、他の細胞と違い神経細胞はほぼ生涯使われて入れ替わることがないようなことが書かれています。例外的なのは海馬、鼻の嗅細胞だったかな?

 

どうしてかというと細胞の入れ替わりがあると人格が曖昧になるからだそうです。これも記憶と関係があると思います。記憶がなくなれば連続性がなくなるからです。

以上のことを考えると息子の記憶が薄れているのは

息子の海馬の神経細胞が活発に増えているのかなあと思います。

 

絵柄も変わってきているし、何か大きな進歩になると嬉しいなあ。

 

それから、海馬の神経細胞の促進は、ジョギングがいいそうです。ウォーキングも良いと思います。

出来る人はチャレンジするとリハビリになるよ。娘もウォーキングをするようになってから調子いいです。薬も減らしています。

できれば断薬したいです。何となく、薬は娘の創造性を抑えている気がするので。

娘は人の顔を区別するのが苦手です。タレントをみていても髪型、服装が変わるとわかりません。親戚と会うときもしばらくあっていないと誰だったっけ?記憶にないんです。

 

学校生活は、大変だったと思います。

 

でも好きな人は、わかるんです。

 

多分、好きという感情がともなうとき、神経細胞の伝達にも変化があり、繋がりがよくなるんです。

 

では感情が伴わない無関心な人の場合どうやって区別するのか?

 

娘は違うところをみていました。主に仕草なんです。フィギュアスケートが好きなんですが、ジャンプの特徴をよく見ているなあと思うんです。動作の観察眼が鋭いなあと感心します。また、後ろ姿からその人を判断するのもできるとか。これも凄いなあと思います。この特技、何かに生かせるといいすけど。

 

娘が素敵に見える人は、顔はあまりみていないので、動作とか話し方が美しくないと綺麗に見えないそうです。

最近の女優さんよりも昔の女優さんのほうが好ましいみたいです。

 

年を重ねても素敵にみえるようにしたいですがファッションもですが仕草も大切ですね。

 

 

それから、息子がコラボしたお洋服、まだ注文があり販売しています。10月の下旬からだから他の製品はセールしている最中だと思うけど、ずっと売れているんです。何がよかったのかなあ?こちらも分析しているところです。

わたしが思うのは、美を感じる神経細胞があって息子のコラボの服には潜在的に引きつける何かがあるんじゃないかなあ?

とても仕立てもよくて着心地もいいです。ずっと売れてほしいなあ。

好きなこと、得意なことで収入を得るのはたいへんだけど、なんとかなるといいなあ。

学校をドロップアウトしても優位性を伸ばせば自尊心を損なわずに社会で生きていけることを証明したいです。不登校の子、家族には希望を持ってほしいなあ。

 

「心の病」の脳科学

今日の新聞をみたら売れているみたいですね。この本、凄くいいですよ。薬物療法を受けている人にはお薦めです。

例えば、ロナセン、ジプレキサとかは、モノアミン(神経伝達物質のバランス)に作用します。ロナセンなら、ドーパミンレセプターをブロックすることで前シナプスから送られるドーパミンの伝達を抑えています。似たような名前のドーパミントランスポーターでは、前シナプスから送られたドーパミンがドーパミンレセプターにくっつかない場合小胞体に回収されますがそれを妨げることでドーパミンを増やします。

 

薬物療法を服用しているならその薬がどのように脳に作用しているか理解すると感覚的にドーパミン多いなあ、少ないなあってわかるんです。わたしの子どもは理解しているんです。その知識は、悪化の予防になるんです。

 

息子が絵を描いているとき悪化する前に妄想的になります。そして、そのときは炎症しているんです。多分、セロトニン、ドーパミンが増えているんです。でもここでブレーキをかけないとどんどん悪化して俺天才という妄想になり、気持ちがよくて寝ないで絵を描いてしまうんです。それが続くと、今度うつ状態になります。

 

しかし、今は、妄想が酷くなる前に、これ以上続けると脳が炎症して妄想的になるって学習しているからやめるんです。

 

気持ち的には続けたいけど、知識があるからやめられるんです。

 

知識は感情をコントロールするのに凄く役に立ちます。

 

わたし場合、乳がんですが感情のコントロールって凄く大切です。感情のままに治療の選択をするとろくなことになりません。

 

最近、ツイッター始めたんですが、病気の経過が良い人って知識があってそれを実践する自制心があるんです。

例えば、運動が良いとわかっていてもどういうメカニズムで再発の予防になるのか知っているのと知らないのとでは行動が違ってきます。何となく、良いと感じている人は、誘惑に負けてしまうんです。

 

身体がだるいから、眠いから、めんどくさいからって楽なほうに行ってしまうんですね。

 

また、お酒がよくないとわかっていても飲んでしまいますよね。

 

乳がんの場合、アルコールがエストロゲンを増やし、閉経も遅れるなんて知っていたら、少しは控えるよね。だってタモキシフェン飲んでも効果がないでしょ。

 

運動すると、マイオカインがでて、それが抗がん作用があるって知っていたら頑張れるでしょ。

 

知識があると、沢山ある選択の中でもよい行動に繋がると思うんです。

 

ネットの情報に踊らされず、良い情報に繋がってほしいなあ。

 

 

 

 

ときどき、娘の音の聴こえ方が静かになるそうです。聴覚過敏だからいいことだと思うのですが、そんなに簡単ではありません。

自閉症のドナさんは食事で症状が改善したとき、新しい変化がなかなか馴染めなくて、履きなれない靴を履くようだと表現していました。オリヴァー・サックス博士の本では、盲目の患者が50代で目の手術をして見えるようになったら刺激が強すぎて、うつ病になりました。ブログでも自閉症がよくなったのにブログを削除して旅に出てその後どうなったのかわからない人がいます。

 

発達障害では食事などで改善する人がいますが、今までと違う自分を受け入れることが困難で精神が不安定になることもあります。

 

娘は、音が静かすぎて自分が世界でぽつんとしているような感覚になり、寂しいと言っています。

 

 

腸内環境が改善されると、GABAとかセロトニンなどの量が変化するのか脳の構造も変わることがあるように感じていますが、子どものときはその変化に対応しやすいかもしれないけど、年齢を重ねるとそれはそれで大変なんだなあと思います。

 

 

自分が乳がんになり、子どものサポートする余裕がなくなってきたけどまだ頑張らないといけないようです。

 

もうあんまり頑張りたくないんだけどね。人生疲れることばかりで、もっと楽しみたいなあ。

でも支えないといけない人がいるから頑張れるんだろうね。それが結果的に再発の予防になっていると思います。やれやれ。