1月11日(土)晴

 

 高松3泊目は高松センチュリーホテルに。ホテルなのにドミトリー形式なら2300円。大浴場があってコインランドリーがあるのが魅力です。シャワーでもいいけどたまには風呂に浸かりたい。朝に寄って無料のコインロッカーに荷物を預けてJRで丸亀に移動します。
 


 

 朝食は丸亀で、と思ったもののうどん屋さんは見当たらず。とりあえずレンタサイクル。アシスト付きを借りられました。まずは丸亀城へ。下から見上げて見学終了。姫路城や大阪城を見てしまったからか、近くに行って見学しなくても良いような気になってしまいます。歴史には興味が薄い私。

 

 

 

 それより好天の下、サイクリング~。しかし、うどん屋さんはなかなか出てこないなあ。喫茶店もだけど。

 

 77番札所道隆寺に到着。6km。お参り後、遍路道の道標を見つけて矢印に従う。しかし、結局お遍路道は続きがわからず迷走気味に。時々止まって地図を確認して走るので距離の割には走った感がある。車では神経を使う細い道でも自転車なら楽しく行けてしまうのが良い。山の形と川の流れを手掛かりに現在地を推定する作業は楽しい。

 

 

 76番金倉寺。10km。プレハブ小屋の外壁に穴が開いている。誰かがアクセルとブレーキを踏み間違えたのね。ガラス越しにプレハブの中を覗いたら小さな仏具などがひっくり返っていました。保険屋さんの査定のために現場を保存しなくてはならず、直せないんだそうな。あらま、もったいなや。南無~。

 

 

 その後、一宮製麺所という丸亀製麺とかなりよく似たセルフのうどん屋さんを発見。ぶっかけ小冷に天ぷらを少々。野菜かき揚げがでかくて100円と安かったのですが、大きすぎた
かな。

 

 

 

 

 75番札所善通寺。15km。駐車場が広い。敷地がでかい。人もわんさか来て大賑わい。出店まで出てる。

 空には白いセスナが「お仏壇は創業天保三年の○○仏壇店で~」とCMを流しながら飛んでいる。すごい。セスナ飛ばして広告流している。広告聞いて仏壇を買いに来るお客さんがそんなにいるの?広告料は?疑問はどんどん湧きますが、いや、さすが善通寺市にもなると違うのだなあ、と納得しましょう。仏壇屋さんの社長が飛行機好きだった、というだけのことかもしれませんからね。後日、ネットで検索。60分で10万円弱ということが判明。広告宣伝飛行というようです。

 

 

 甲山を回り込むと74番甲山寺。17km。まるでお祭りのようだった善通寺からまた静かなお寺巡りになりました。

 

 

 急な勾配を上ってまずは72番曼荼羅時。さらにもう少し上って73番出釈迦寺。20km。団体が来られて般若心経を上げてました。ご苦労様です。

 

 

 

 

 もう少し先まで足を伸ばそうかとも思いましたが、やはりこれではキリがない。帰路につきます。国道11号を快適に走ってくると結構あっという間に戻ってきちゃいました。なんだ、こんなことならもう少し先まで行っても良かったかな。

 

 丸亀城の敷地をぐるりまわって、港で船を眺めながら小休止。どうも先を急ぎすぎる癖があるようです。途中でもう少し休憩した方が良いのにねえ。トータルで約36km走ってJRで高松に戻りました。

 駅から徒歩5分の高松センチュリーホテルにチェックイン。明日の法事に備えて洗濯。あれれ!洗剤いらなくなってる。一回300円で洗剤は自動投入されるようになってました。家から粉石けんを袋に入れてきたのに。でもこっちの方がいいですよね。ランドリーまわりに粉石けんが飛び散ることもないし。乾燥機は15分100円。下着類は乾きましたがトレーナーはさすがに無理。もう100円投入か?いや、ここで力業発揮!着て乾かせばよいのだ。節約家なのです。

 そして入浴。大浴場、大きくはないけど充分なサイズです。でも10人は無理。身体洗ってゆっくりお湯に浸かって終了。

 ドミトリーの同じ部屋になった同年代のライダーさんと言葉をかわします。ドミトリー形式は初めてなのだそうでした。転勤になり、引越しの最後の荷物としてバイクを引き取りに来たとか。あちこち痛くてバイクに乗るのも大変になってきたそうで。小さなバイクに替えればいいのに。大型バイクに乗ってる人は小さいのに乗り替えるのはイヤなんですかね。あと10年もしたら定年だろうに。会社勤めが終了したら何をするのかな。もうすでに身体が痛いのに10年後はバイクどころではないのではないのかなあ。そんな余計なこと考えちゃいました。いや口にしたような。酒が入るとつい余計な事を言いがち。

 1月10日(金)晴

 琴電瓦町の地下で自転車を借りる手続き。変速無しアシスト無しのフツーのママチャリしかないけど、100円で6時間。夜11時まででも200円。距離を長く走るつもりだったのでちょっと不安があるけど、とりあえず走ろう。山の上のお寺はおきらめて次回バイクかなんかでまわろうかね。それにしてもレンタサイクルはどこもそうだけど、シートを目いっぱい上げてもポジションが決まらず。身体の大きな人は苦しいだろうなあ。

 

  人は歩きで自転車はエスカレーターで地上まで出る 

 

  朝焼けに染まる高松城は、残念。修復中で入れず 

 

  フェリーターミナル視察。ここからは目の前の島々に行けるようです。神戸行きは2kmほど東の埠頭でした。

 釣れずに帰る釣り人。コブダイが釣れるのだけど、美味しくはないとのこと。

 

  高松駅方向。ずいぶんと高いビルが目立ちます 

 

 駅前のJR系列のセルフうどん店「めりけんや」でかけうどんにアジフライの朝食後、東へ。大きな道を行く途中で「四国のみち」発見。小さな川沿いに進む。遍路道は車があまり来ないので自転車にとってはありがたい。

 

  水位調整のゲートがありました 

 

 84番屋島寺、85番八栗寺は山の上にあるので膝に不安のある状態では遠慮させていただきました。電動アシスト付きだったら行ったんでしょうけどねえ。ちょっと残念ですが、そもそも八十八ヵ所全てをまわろうという熱心な計画ではないですからね。さ、次だ!

 

 

 

 自転車も走れる遍路道を見つけて走っていると平賀源内記念館に到着。江戸時代のダヴィンチですね。これは見ておかないと。見学。スタッフの方にお願いして顔出し看板の写真ゲット。ここにもレンタルサイクルがありました。電動アシスト付きも。しかし、一度行かないと決めてしまったのでここで自転車を借りて山寺の84番屋島寺、85番八栗寺に向かう気にはならず。次回以降に情報として覚えておくことにします。

 

  源内様と生家   

 

  源チャリ   

 

 

 86番志度寺到着。ここまで約24km。足が慣れてきたからか変速もアシストもないママチャリでも全然平気です。ここから南進します。お腹空いたけどうどん屋さん見当たらない。昔、讃岐には喫茶店よりうどん屋さんの方が多い、と聞いたことがありますが、どっちも見当たらないじゃないか。

うどん屋さんどこ?

 

 

  交通量の多い道から遍路道へ逃げる 

 

 

 

 87番長尾寺到着。31km。大きな良い声で般若心経を上げているお遍路さんがいらっしゃいました。格好良いですね。長尾寺名物甘納豆入りおはぎ2個200円をいただきます。ちょうど良かった。直後に観光バスが入ってきたのでひょっとするとタイミング悪く手に入らないところでした。

 

 

  名物の甘納豆入りおはぎ。甘さ控えめでした 

 

 ここから西進。地図を見ると今日はちょうど真四角なルートになるようです。遍路道が見当たらないけど、細くて交通量の多い道を嫌ってなるべく並行している裏道を選んで走ります。

 やがて大きく派手な田村神社の陰に隠れるようにひっそりとした83番一宮寺。45km。ここから北上して高松に戻ります。

 

 田村神社は賑わっていました。まだ正月だったね。雪が無いから実感がわかない。

 

 

 国道193号は走りやすく、下り気味になっていることもあって快適な帰り道でした。国道11号との大きな交差点では歩道橋を渡るようになっていました。エレベーターで上がれるようになっているなんてさすが21世紀。しかし、面倒くさい。次回は車道を時速30km/hで交差点を突破するのだ。

 

 

 

 

  自転車ごと乗れるエレベーター 

 

 高松市内をウロウロしているとすごい看板を発見。「地上最強のウドン ゴッドハンド」と書いてあります。あまりのインパクトでカメラがぶれました(ただの下手くそか)。すし屋のような構えですがセルフのうどん屋さんのようです。これは行かねば。付近で時間をつぶして17時の夜時間オープンに合わせて突撃。一番乗りでした。店主が奥でうどんを打っています。ぶっかけ小冷を注文すると8分くらいかかるけど、いいですか?と言われました。もちろん待ちますとも。天ぷらはこれから揚げるところでしたのでアナゴ天とイワシ天をお願いしました。290円+130円+100円。安!

 

 

 

 さあ!ゴッドハンドのうどんだ。最強というからには強いコシなのか?俺の歯は持ちこたえられるのか?と期待したのですがそれほどでもなく。これが地上最強のうどんであるかどうかには少々疑問が。いや、旨かったですよ。天ぷらも揚げたてだったし。確かに今回の旅で出会ったうどんの中では最強でした。ゴッドハンド、「この旅最強のうどん」ということで。

 

  これがゴッドハンドのうどん。アナゴ天、でかっ! 

 

 ママチャリで約56km。変速やアシストが付いて無くても自転車があれば行動範囲が全然違います。しかも自分で管理しなくて済むからこのレンタルサイクルというのはもっと活用できそうです。

 

おまけ

 

きれいなアーケード街

 

 1月9日(木)晴。

 

 宿の目の前の松屋で朝定食。そして南海の急行で和歌山港へ。「徳島好きっぷ」は南海電鉄と南海フェリーのコラボで大阪から徳島まで2200円で行けちゃうんです。しかし7時発の急行以外では特急になってしまい520円かかるので早起きが必要。節約家としては絶対に早起きしなくてはならぬ。

 

 ホームで指定券が買えるのは合理的 

 

 和歌山港駅で下車。案内に従って駅構内を歩いていたらいつの間にか乗船しているという連結の良さ。ちょっと感動しました。南海すごいぞ!フェリーは穏やかな瀬戸内海を船や島をかきわけながら2時間ほどで徳島に到着。

 

 

 連絡バスで徳島駅前へ。駅前にはヤシの木が植わっています。南国ですねえ。あのヤシの実は落ちてきて危なくないのかなあ。妙な心配をしてしまいます。

 

 

 観光案内所で徳島県の地図などをゲット。駅地下のコインロッカーに荷物を預け自転車を借ります。電動アシスト付きが借りられました。運動不足だし膝を痛めているし使ってみたかったし、丁度良い。6時間で270円。安いですね。

 まずはお遍路さんの始まり、一番札所霊山寺を目指します。18.5kmもあるから自転車では無理と観光案内所で教えられましたが、1時間もあれば着くのではないだろうか。中心部を抜けたあたりでちょうどお昼。「徳島ラーメン」の幟を見かけて止まりました。まるですし屋のような店構え。たぶん以前はすし屋だった店舗で開業なさったのでしょう。すし屋がラーメンを始めたわけではなさそうでした。カウンターには冷蔵ケースが付いていました。徳島ラーメンとはメニューには書いてなかったのでメニューの一番上のラーメンを注文。醬油ラーメン肉多めの細麺650円。よし。これで徳島ラーメン制覇だ。

 

 

 観光案内所でもらった頼りない地図を見ながら川と山の形を見て見当を付けて走ります。軽い向かい風、軽い上りで電動アシストのスイッチオン!おお!気持ち少し漕ぎが軽いぞ。しかしこれならアシスト無しのスポーツタイプを借りた方が良かったかも。しかし、舗装が悪いからスポーツタイプの細いタイヤでは心細いかも。歩きのお遍路さんを見かけました。方向はあってるなきっと。

 

  ドラムカン発見!開店前でした。残念 

 

 約1時間、15kmほどで一番札所の霊山寺に到着。大きな売店ではお遍路さん用品が揃います。なんちゃってお遍路さんの私にはもちろん不要。写真を撮り一通りお参りして世界平和をお祈りして次へ。二番札所までは割とすぐ。

 

  まず、一番に来ないとスタートした気がしないよね 

 

 車道は狭く歩道も狭い四国の道。歩道は所々切れていて強制的に車道に追い出されます。いったいどこを走るのが正解なの?車道の端を走っていると後方からクラクションを鳴らしてくれる怒った顔のドライバーさん。「自転車は歩道を走れ!」と言わんばかりに追い越しざまに歩道を指さして通り過ぎていきました。大型トラックならともかく、軽のワンボックスでは自転車の追い越しに苦労するとも思えず。四国では道路交通法も違うのだろうかしら?自転車を借りる時に手渡された紙にはしっかりと「自転車は車道を走るように」と書いてありましたが。

 せっかく一番札所をスタートしたばかりなのに。心が乱されるではないか。あのドライバーは何者?教育関係者か?でも俺は小学生ではないぞ。お年寄りには近づいているがの。いや、わかった!あれは姿を変えたお釈迦さまだ。俺の旅を安全に導いてくれるお導師様だったのに違いない。「法律なんぞいいから少しでも安全な所を走りなさい」。そういうことか、と思うと少々イライラ、モヤモヤしていた気持ちも収まりました。南無~。

 

 二番札所は極楽寺。浮かれた感じは全くなく落ち着いた雰囲気になりました。次、三番札所に向かおうとして、「四国のみち」という案内と遊歩道を発見。これは歩きお遍路さんのための道のようですね。自転車で行ってもいいのかなあ。ちょっと狭いので遠慮して車道を進みます。

 

 

 県指定史跡愛宕山古墳の矢印発見!700mの距離なら寄り道決定です。少々急な上りもアシスト付きなので問題なし。自転車を降りて竹藪を抜けると人生初の前方後円墳がありました、って看板で説明されないと全くわからない。堀もないし。ただの裏山の頂上付近にフェンスで囲まれた一角があって、その中心部に石積みの地下に続く入り口がなんとなく見えている。歴史に興味がある人にはたまらないんだろうなあ。

 

  ここから山登り~ 

  フェンスで囲まれているので望遠で撮った入り口 

 

  看板有り。ただの裏山ではなく前方後円墳なのだ 

 

 三番札所は金泉寺。ここも落ち着いた雰囲気です。せっかくならここから四番、五番と行ってみたくなりますが、今日はここまで。土地勘の無い所で電池の残量も気になりますからね。

 

 

 歩道がしっかりしてそうな大きな道を選んで徳島駅まで戻りました。トータルで約35km走って電池残量は60%。なんだ、こんなことなら最初からフルパワーで走れば良かった。

 

  徳島駅前の地下駐輪場の入り口 

 

 JRで高松に向かう途中に86番札所の志度寺があります。徳島から高松に向かう線路は単線。先頭車両は運転席が左側にありまして右側からは前方が丸見え!私は鉄道マニアではないのですが普通列車は良い。実に良い。先を急いでいる人には申し訳ないが、あのゆっくりなスピードが良いんです。特急、新幹線と速度が上がるにしたがって旅はただの移動作業に変わり、つまらなくなってくるような気がします。迫ってくる山、トンネル。駅では対向してくる列車とすれ違い、信号待ち、運転士さんの指差喚呼も。カシャカシャとシャッターの音を立てて撮っていたせいか、カーテンを閉められちゃいました。さっき車に怒られながら自転車で頑張って走っていた所も通り過ぎました。なんだかもったいない。

 

  出発進行~          

 

 志度に着く前にあたりは真っ暗。この距離にあの速度では当たり前か。お参りは明日です。そのまま高松に行こうかとも思いましたが、とりあえず下車。琴電志度から高松市内に行くことにしました。なんちゃって乗り鉄。琴電にも乗るのだ。琴電志度は終着駅なのですが、到着した電車がそのまま何事もなかったかのように折り返して発車していくんですね。さすが私鉄。合理的です。明るい時間だったら車窓からの景色も楽しめたのに。ちょっと残念。

 

  JRから乗り換えた琴電志度駅。もう真っ暗~ 

 

 高松の琴電瓦町駅近くのゲストハウスにチェックイン。一泊で予約していたのを二泊に。その場でできると思ったらネット経由で予約した方が安いという話で目の前にいる人向かってネット経由で延泊。二泊で3200円。アーケード街まで50mと便利な立地の、一階がバーになっている別のビルに案内されました。二階フロアには巨大な二段ベッドが三台並んでいます。手作りのカプセルホテルといった感じです。ビルが古くてテナントが入らないのかな。道路側は大きなガラス面になっています。下の道路が丸見え。

 

 

 

 夕食はアーケード街をウロウロして、はなまるうどん田町店。せっかくならスマホを活用しておいしい店を検索でもすればいいのにねえ。スマホいつまでも初心者。いや、でもね、全国チェーン店が本場の香川にもあるわけですよ。おいしくなかったらやっていけないわけですからね。そういえばMG製麺は見かけなかったなぁ。

 それにしても、高松はアーケード街が発達していますね。雪が降らないから落雪の心配がいらないのも大きいのかな。雨よけの意味が大きいのかな。それと、アーケード街を走る自転車の多さ。怖いわ。でも皆さん慣れていらっしゃるようでスイスイなんですよね。阿吽の呼吸で。けっこうなスピードで走って行くんですが、滞在中にぶつかったようなシーンにはお目にかからず。そして、中心部の「自転車は降りて歩きましょう」のゾーンでは誰も乗っていなかったような。マナーがいいのかな。