星界報告 |  ヒマジンノ国

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エマヌエル・スウェーデンボルグ(1688-1772)の「星界報告」(高橋和夫訳)。

 

最近はSNSで宇宙人の話題が良く出るようになりました。彼らによると「良い宇宙人(プレアデス星人など)」と「悪い宇宙人(レプティリアン、オリオン星人など)」がいるという話です。

 

しかし我々のほとんどは宇宙人を見たことがありません。

 

このスウェーデンボルグの著作はそんな「宇宙人」について述べた、古典的書物(18世紀に書かれた)で、太陽系惑星にはそれぞれ住人がいることを述べています。しかし今日、人類は宇宙に進出しましたが、太陽系の惑星に宇宙人が存在する兆しはありません。

 

スウェーデンボルグによると、人間は誰しも「靈の内側(魂、とかハイヤーセルフとかいわれるもの)」が開発されれば宇宙人と語ることができるようになると述べています。

 

自分は昔ある靈能者の本を読んでいたことがありますが、その本には次のように書いてありました(神様が人に語る、という体裁です)。

 

「お前たち人間は、この大宇宙の中に、宇宙人がいるかどうか知りたいじゃろう。お前たちは、宇宙人はUFOにのって遥々宇宙の彼方からやって来ると思うか。何万光年の彼方から、なんでわざわざやって来て、何の挨拶もなく帰ってしまうのか。そんな上等な惑星間飛行が出来るなら、当然、お前たち人間よりも、全てにおいて水準が高いのだから、堂々と出て来てもなんの恐れもないはずじゃろう。

 

答えはおのずとわかるはずじゃ。

 

しかし、ワシは宇宙人はいないと言っているのではない。お前たちの考えているような者はいない、と言っているのじゃ。わざわざ、遠い所から、小さくて変な乗り物に乗って来るなんて、お前たちでも、馬鹿々々しいと思わんか。

お前たちが違う星に行く時、コソコソとコソ泥みたいになるか。そんなことはないじゃろう。

 

・・・<中略>・・・

 

いいか、宇宙人というものはおらん。

 

お前たちのような体を持った生物は、他の惑星にはおらんのだ。ほかの惑星にいる生命は、お前たちより高度な知性を持っているのは確かじゃが、物質ではなく、純粋な魂の活動をしておるのじゃ。お前たちとは、波長が違いすぎているので、直接交信するのは今のところ難しいじゃろう。

 

UFOと呼ばれるのもは、宇宙人の乗り物ではなく、ヤツらそのものじゃ。ヤツらはもうそろそろお前たちが同じ水準になるよう、わざわざ、自分たちの姿を見せたり、知らせたりすることをいろいろやっているんじゃ。自分の姿を一生懸命発光させて、空を飛び回っているのじゃから、会った時は手でも振ってやらないかんぞ。きっと喜んでよく来てくれるようになるかもしれんぞ(赤く光るものは邪気があるそうです)。」

 

要は他の星の存在は「魂」とか「靈」という状態で存在しているのもがほとんどで、「波長」が合わない限り存在を確認できないということらしいです。

 

ただ上の文章はかなり古いものなので、最近の情報と比較しないと色々と混乱はしそうです(金属の空飛ぶUFOもいて、それらはおそらく人類が作ったものではないかということ、また、他星の存在が必ずしも我々より秀でているかは分からないということ。また、何らかの形で物質的な体を持っているものもいるかもしれないという話も聞きます。そして本物?の宇宙人にも母船があるケースもあるとか・・・。ただ一応、大筋で上に書いた文章の内容が本質的な宇宙人の存在と我々の存在との差である、という考えに則て、今回は見ていきたいと思います)。

 

スウェーデンボルグは基本的に「死者」と語ることができるという能力の持ち主でした。それが「宇宙人」と語れる、ということは、「死者」と同じような状態に「宇宙人」がいるということなのかと思います(純粋な魂の状態、ということでしょうか?)。

 

過去記事です。スウェーデンボルグについてです↓。

 

神の概念の一側面 | 長谷磨憲くんち (ameblo.jp)

 

昔から「死者」とか「靈」と話が出来たり、姿が見えたりするのは「波長」が合うからだといいます。たまに幽靈が見える人がいるといいますが、実はそれは必ずしも良いことではないそうです(靈性の開発がなされていないのに見える場合)。「幽靈」は成仏できていない不浄の靈だったりすることが多く、それが見えたり話が出来たりするというのは、本人も「幽靈」同様魂が低い波長にある可能性があるらしいです(もとから体質的に見えたりする人もいるらしく、そういう場合は違うとは思います)。

 

特に肉食(四つ足)などを好んで行うと魂は波長を下げて、不浄の靈や動物靈などが見えるようになりやすいと聞きます。結局殺された動物の肉は、どうしても「恨み」などの負のエネルギーを宿しやすく、「肉食」はそれを自分に取り込んでしまうことになるからです。

 

逆に「神」とか「天使」みたいな存在と語れたり、姿が見えたりするのは魂のレベルが高い人でないと無理だといわれているようです。

 

 

↑、悪い宇宙人のレプティリアンの想像図。人類の支配者層には彼らの手下になっている人ばかりである、という主張をしたのはデイビット・アイクという人物です。昔「V(ビジター)」という米国のテレビドラマがありました(自分は1983年の方しか観ていません)。人類に人型の宇宙人が訪れますが、実は一皮むくと爬虫類型の宇宙人で、人類を食料にしようと目論んでいた、というお話です。それを現実にしたような存在ですかね?

 

 

↑、プレアデス人の想像図。聡明で賢い理想の種族みたいな感じで、いかにも良い宇宙人という印象です。人類にも友好的だという話です。銀河系にはちゃんと法律があってそれも守っています。悪い宇宙人はそれを無視しようとします。

 

過去記事です。「ラー」という存在も良い存在ということらしいです。ここでは他にも「輪廻転生」についても書いています↓。

 

ラー文書 | 長谷磨憲くんち (ameblo.jp)

 

スウェーデンボルグの場合は悪魔から天使まで話ができる様子で、それは彼自身の魂が開かれた、としています。この本のプロローグには次のようにあります。

 

<主の神秘的な慈悲によって私の靈の内部が開かれたので、私は靈や天使たちと語りあうことができた。靈や天使たちは私たちの地球の傍らにいるだけでなく、ほかの地球(人間が住む惑星)の周囲にもいる。ほかにいくつの地球があるのか、その地球はどんな様子なのか、またそこの居住者の性質はどんななのかを知りたいと思ったので、主は私に、ほかの地球から来た靈や天使たちと語りあうことを許された(ここでいう、地球とは人が住んでいる他の惑星一般を指しています)。>

 

つまりこれらの記述によると、我々人類は他星の人と交流できるほど靈性が開発されておらず、全く「万物の靈長」ともいえない可能性があるということになります。

 

さてこのスウェーデンボルグの著作なんですが、ここに書かれている内容がそれほど面白いかといえば、必ずしもそうではないと思います(個人的に)。スウェーデンボルグは淡々とした口調で、水星、木星、火星、土星、金星、月を訪れていきます。そこここで彼が見聞きすることは我々には良く分からないことばかりです。

 

「私は水星の人間がどんな顔や体つきをしており、彼らが私たちの地球上の人間に似ているのかどうか知りたいと思った。すると私の眼前に、水星の婦人に酷使したひとりの婦人が現れた(原文のママ)。彼女は美しい顔をしていた。しかしその顔は私たちの地球の婦人の顔よりも小さかった。彼女の体も、もっとほっそりしていたが、背丈は(地球の婦人と)同じくらいだった。彼女は頭に亜麻布の帽子をかぶっていた。帽子には技巧をこらさないでかぶられていたが、よく似合っていた。ひとりの男も視野に入ったが、彼は私たちの地球の男よりもっとほっそりとした体つきをしていた。」

 

こういう話を読まされても、初めは唐突で中々意味が分からないものです。しかし、この本の内容はずっとこんな感じです。

 

さらにスウェーデンボルグは太陽系を抜けて太陽系外の星へも旅をしていきます。そこでは壮麗で巨大な樹木の神殿を見たりするのでした。

 

そして、宇宙を旅する水星の靈たちは次のようにいったそうです。

 

「宇宙には人類の居住する非常に多くの地球があります。全能の神の天界が一つの地球出身の靈や天使だけで成り立つなどと、どうして考えられているのか不思議です。そういう考えをする人びとを、私たちはほとんど判断力がない人間と呼びます。一つの地球から来る靈や天使は相対的にごくわずかであって、神の全能に照らせば、たとえ巨万の世界や巨万の宇宙があったとしても、それらはほとんど物の数ではありません。

 

宇宙には数十万かそれ以上の数に達する地球が存在することを私たちは知っています。これだけ多く存在したとしても、無限である神にとってこれがなんでありましょうか。」

 

要は映画にある「エイリアン」や「プレデター」みたいな、凶暴で3次元的な宇宙人はいないということかな、とは思いますがね(;^ω^)。面白おかしく、ああいうのを想像すると宇宙人の真実からは離れる、ということでしょうか・・・?ではレプティリアンは?と問われても良く分かりませんけど。もっとよく調べると色々出てくるのかもしれません。

 

しかし、スウェーデンボルグの、このような本が18世紀に書かれていたこと自体が驚きです。

 

最後に過去記事です、科学的に見た、宇宙の話です↓。宇宙はとても広くて、星の数は地球上の砂の数よりも多いとか。そこに宇宙人がいるとしたら?ものすごい数になる・・・?

 

宇宙1 | 長谷磨憲くんち (ameblo.jp)

宇宙2 | 長谷磨憲くんち (ameblo.jp)