家の近所にある、こじんまりしているけれど、素敵なリサイタルホールで、今年度(昨年の秋から今年の春)は、藤田真央さん、かてぃんさんがリサイタルをするということで、昨年の秋口に両方のチケットを取っておいた。チケット購入時は、今年春の公演は、まだまだ先だと思っていたけれど、あっという間に2026年になり、先月は藤田真央さんのリサイタルに行って来た。そして、その一か月ほど後にスケジュールされていたのが、てぃんさんのリサイタルで、そちらの方にも先日言って来た。
勝手を知った場所にあるリサイタルホールなので、開演にちょうど間に合うようにと家を出て、リサイタルホールに着いたのは開演時間の10分弱前くらいだった。そのリサイタルホールには、大ホール(と言っても数百人入るくらい)と百人位入る会場があり、向き合って建てられたホールの間には、中庭があり(飲み物などを売る)小さな売店と幾つかのパティオテーブルと椅子が置かれているのだけど、その中庭に人が溢れている。私が、発券してもらっていた紙のチケットを受け取るためにチケットオフィスに行くと、いつもはガラガラの窓口に数人待っている人がいる。
私の前に並んでいた人たちは、リサイタルのチケットを買いたかったようだけど、もちろん完売のリサイタルだったので、チケットは売り切れですと言われていたけれど、小ホールの方では、大ホールのリサイタルをテレビ中継するそうで、そちらの方のチケットはまだあると言われ、そちらのチケットを購入していた様だった。そして、ワイワイとしている人達の、ここ、そこからは日本語が沢山聞こえてきて、日本人観客もとても多かった。藤田真央さんの時も、昨年の辻井信行さんの時も、それなりの日本人観客はいたけれど、かてぃんさんのリサイタルでは、日本人観客の割合が高かったと感じた。という私も、そこら中に顔見知りの人がいて「あら~お久しぶり」と何度言ったことか(笑)
私は、かてぃんさんのリサイタルは、ピアノリサイタルと言うより「ピアノを使って遊ぼう」的なものを想像していたのだけど、入り口でもらったプログラムでは、クラシック曲も披露するという。

一曲目のバッハは、いまいちで、次のオリジナル曲も何となく微妙。私の近くに座っていた女の人二人組は、オリジナル曲を「単純すぎず、複雑すぎず、ちょうどいい」と言っていたけど、私は「綺麗な曲だし、ドラマのBGMにぴったり。でも、BGMだから、数分なんて長くなく、数十秒でいいや」と感じていた。人の感想は様々だ。
しかし、次のショパンのノクターンとスケルツォは、とても良かった。そういえば、この方は、ショパンコンクールで入賞してピアニストになったのだったと思い返していた。そして、中休みを挟んでの、オリジナルBig Cat Waltzは、とても可愛くて素敵な曲だった。ガーシュウィンやボレロのアレンジ曲はかてぃんさんらしい演目だったと思うけれど、私には少々長すぎた(私はとても飽きやすい)
舞台には、オリジナル曲やアレンジ曲で使う、かてぃんさんのトレードマークの、グランドピアノ、アップライトピアノ、そして、ミニピアノが並んでいたけれど、コンサート中のちょっとのトークで、ミニピアノはカワイの物だと言っていた。まあ、しっかりとしたミニピアノはカワイしか作っていないだろうから、そうだろうと思ったけれど、かてぃんさんはスタインウェイの契約ピアニストのはず。それが、カワイを使っていると公表してよいのだろうかと、変なことを考えてしまった(笑)