ピアノ教室の今年の発表会は終わったばかりだけれども、私が曲を人前で弾いても恥ずかしくないぐらいにもっていき、暗譜をするとなると、最低でも半年位は必要だろうと、少々早いけれど、準備しておけば焦ることもないだろうと、来年の発表会に向けて選曲、練習を始めることにした。

 

当初考えていたのは、今年の初めくらいから取り組んできた(でも、まだほぼ手つかず状態の)ベトソナのワルトシュタインで、一つの楽章だけでも長いので(N〇Kの名曲バルバムの様に)第一楽章の初め、山場、終わりを切り貼りして4~5分くらいにしようと思ったけれど、15ページにも及ぶ楽譜を眺めてみて、どこを切って、どこで張り付ければよいのかの判断が難しい。

 

そこで、白羽の矢が立ったのがドビュッシーのアラベスク第一番。この曲は元々練習したいと思っていたし、きれいに弾ければカッコよいから、発表会には適していそう。中級レベルくらいなので、しっかり弾き込めば、音符を追うプラスくらいの演奏は出来るだろう。楽譜は全部で5ページあるけれど、真ん中の転調している箇所を(練習はするけど発表会では)切り、最初と、転調の後に最初のメロディーラインに戻る辺りを適当に組み合わせて、実質3~4ページにすれば演奏時間としても妥当そうだ。転調部分は暗譜するのも大変そうだし、ちょうどよい。

 

どんな曲に取り組むときも、インプット量が少なすぎることを自覚しているので、今回は、プロの演奏動画を幾つか聞いて、テンポ感とか表現などの好き嫌いを考えてみた。表現的にはどの動画も似通っていたけれど、速度は奏者によってばらついていて、私はちょっとゆっくりめの方が好みだし、自分で演奏する時もテンポがゆったりめの方が安心できるので、ゆったりテンポで仕上げようと決めた。

 

幾つかの動画を見ている時に、指導動画を見つけた。色々となるほどと思わせられることがあった。日本人の先生っぽいけれど、説明は英語でされている。英語がアメリカ英語とちょっと違うのだけど、日本語訛りというわけではない感じがする。この先生のバックグラウンドに興味がわいた。