数か月前から始めた、バイオリンの対面レッスンは、隔週で受けているのだけど、数週間前の旅行の日とレッスン日が重なったので、その日はお休みとなり、振替にはしなかったので、レッスンとレッスンの間が一か月も開いてしまった。まあ、旅行の前後も入れると二週間は、練習もしていなかったので、二週間おきにのレッスンに近いものがあったけれど。

 

対面レッスンでの、目下の課題は、弓を真っすぐ使う事で、一か月ぶりのレッスンでも、開放弦で弓を真っすぐ曳くドリルから始まった。家で練習している時は、ちゃんと真っすぐになっていると思っているのだけど、それでも、ここ、そこで曲がってきてしまう。開放弦での修正が入り、そこから、スケールになる。

 

三オクターブのスケールをやっているけれど、音程や、ポジション移動は、そこまで問題がないのそうで、スケールは音程を取りながらでも(弓以外に考えることが出てきても)弓が真っすぐに保てるようにするための練習としてやっている。弓のアップダウン一つに対して一音から始め、二音でスラー、三音でスラー、四音でスラーと弓使いを変えていく。

 

そして、曲に移るのだけど、こちらでも、弓を真っすぐするのが課題。曲の音程や、リズム、そしてボウイングが入ると途端に、弓を真っすぐすることが頭から飛んで行ってしまう。ここ数回のレッスンでは、同じ曲を使って、弓を真っすぐにとやっているのだけど、なかなか定着しない。

 

曲を一通り、弓視点でやった後は、ビブラートを入れる練習をする。こちらも、この曲に取り組み始めてから、ずっとやっているのだけど定着しない。毎回のレッスンで同じことをやっている気がする。

 

今回のレッスンでは、新しいことはなく、いつもと同じ、弓使いと、ビブラートだったので、レッスンは45分で終了となった。

子供たちがピアノのレッスンを始める時期は、学年の始まりの8月から9月、新年の1月、そして、夏休みに入る6月が多い。先生によっては、一年を三から四学期に分けて、それぞれの学期初めに、スケジュールを決めたり、お月謝の設定を行う人もいるけれど、私は、一年を通してのスケジュールで、レッスン日時の変更などは随時行っている。でも、やはり「学期初め」の辺りと、そのほかの時期では、問い合わせや、レッスンを新しく始める生徒の数が段違いに違う。というか、「学期初め」以外の時期に、問い合わせや、新しい生徒が来るのは稀と言ってよい。

 

今年の6月は、立て続けに新しくレッスンンをお願いしたいという要請があり。5人ほどの新しい生徒が入った。お陰で、私のレッスンスケジュールは、ほぼ空きがないほど詰まってしまった。そんな、新しい生徒の一人で、小学校高学年の男の子がいる。

 

その子は、ここ数年、先生が自宅に来てくれる出張レッスンを受けていたそうだけど、その先生が、よくお休みをするので、レッスンをしたり、しなかったりとなってしまっているという。なので、きちんと定期的にレッスンを受けたいと、私の元に問い合わせがあった。こういう「転校生」が来るときは、実際のレッスンを始める前に、一度面談をすることにしていて、その子も面談にやってきた。

 

面談には、今使っている教材や今まで使った教材を持ってきてもらう。問い合わせの電話での話だと、とある有名な子供向けピアノ初心者の教材を使っているという。この教材は、レッスン、テクニック、パフォーマンス用、楽典など、パッケージになっていて、前の先生からは、そのパッケージごと購入するようにと言われたのだけど、結局一冊か二冊しか使っていないという。面談には、その全てを持ってきてもらいたかったのだけど、お母さんが持って来たのは、使ったことがあるというレッスンブックのみだった。この教材シリーズは、「最初の一歩」から始まり、レベル1、レベル2、と続くのだけど、持ってきてくれたレッスンブックはレベル1のみだった。

 

さて、どれくらい譜読みが出来て、基礎的な楽典(音符の読み方とか拍の取り方とか)が分かっているのか調べるために「一番最後に習った曲を弾いてみて」と子供に伝えると、「この辺が一番最後にやった曲」というのは分かるのだけど、弾き方は全く覚えていないという。何事かと、教材にあった、ト音記号の真ん中のドの音符を指して「音名を言ってみて?」と聞いても、分からないという。「じゃあ、真ん中のドの鍵盤をピアノで見つけて」というと、これも分からない。どの鍵盤がドで、どれがレで、ということすら分からない。レベル1のレッスンブックでは、四分音符、二分音符、全音符が混ざり、ヘ音記号の下のド(C3)からト音記号の上のド(C5)の間で、簡単なメロディーが弾けるくらいのレベルになっているのに。

 

その子が持って来た教材を、よくよく見てみると、全ての音符の横にC(ド)D(レ)E(ミ)とルビが振ってある。そして、家のピアノの鍵盤にも、C、D、Eなどとシールを張っているという。つまり、今までは、先生が書いてくれたルビを鵜呑みにして、鍵盤にあるシールのアルファベットと一致させていたらしい。そして、音符の読み方を、ちゃんと教わっていないから、四分音符は一拍で、二分音符は二拍で、という事も知らない。

 

私の所に来る子供たちは、幼稚園生だって、数か月で、簡単な童謡のメロディーは自力で楽譜を読んで弾けるようになる。この子のお母さんには「ピアノには楽譜というものがあって、楽譜の通りに音を弾くという事自体は理解しているようですが、楽譜の読み方を全く習っていないようです。最初からやり直すことになります」と伝えた。

 

面談ではレベル1の教材しか持ってこなかったので「最初の一歩」をすっ飛ばしてレベル1から始めていたのではと思ったのだけど、一回目のレッスンには「最初の一歩」のレベルの教材も、しっかり持ってきてくれたので、助かった。レッスンでは、真ん中のドを、ピアノ上で見つけるところから、音符と拍の関係という、始めてピアノ(音楽)のレッスンを受けますという生徒と同じところからの出発となった。

 

それにしても、この子の前の先生は、全く持って何を教えていたのだろう。全く楽譜の読み方も、ピアノの鍵盤見つけ方も出来ていないのに、「最初の一歩」レベルの教材を合格してレベル1に進んだのは、いったいどういう了見なのか、不思議でたまらない。

アメリカでライドシェアのウー〇ーが誕生したのは、もう15年とか20年とか前になると思う。そのころは、自分が行くところと同じ方向に行きたい人がいたら、一緒に乗せて行ってあげるよ、という、本当にライドをシェアしたい人達をマッチングするシステムだったのだけど、それがいつしか、素人が運転するタクシーみたいになっていった。それに、少し前(数年かな?)までは、自分がライドが必要な時に近くにいる運転手が来る、みたいなシステムで、車が来るまでの待ち時間が数分になるのか30分になるのかというのはその時にならないと分からなかったらしいのだけど、今では、〇日の×時に来てくださいと予約が出来る様になり、目的地に×時に着きたいという時間調整も出来る様になって、利用者にますます便利になっている。
 
自家用車で普通に出掛けるのが常の私は、ライドシェア機会が今までなかったのだけど、昨年末に日本に行く為に空港へ向かうのに、いつもは送って行ってくれる旦那の出張の日とかなさり、始めて、ライドシェアを使ってみた。利用はスマホのアプリで、凄く簡単と聞いていたのだけど、やってみると、その通りに凄く簡単で、運転手は予約した時間通りに、ちゃんと迎えに来てくれて、楽々と空港に着くことが出来た。
 
我が家では、二人で旅行に行くときは、車で空港の近くの長期駐車場に停めていたのだけど、往復のライドシェア料金は、長期の駐車料金よりも、ちょっと安めだし、駐車場に車をとめて、そこから空港までの無料バスに乗り換えるという手間もなく楽なので、昨年12月以降の旅行ではライドシェアを使ってきた。
 
ここ半年で、数回使ったことになるけれど、始めて使った人へのプロモーションなのだろう、ライドシェアではなく、テイクアウトの宅配サービスの〇ーバーイーツで、10ドルの割引券が使えるという。折角もらった割引券を使わないのはもったいないので、家の料理担当(旦那)がいない日に、この宅配サービスを使ってみることにした。
 
アプリには色々な提携レストランが並ぶのだけど、知っているお店もあれば、知らないお店もある。でも、お店を選ぶ際に、待ち時間が提示されるのが良い。一時間近いところもあるけれど、30分ほどの所もある(他にも、日時指定も出来るらしい)そんなに長い時間待ちたくなかったので、30分ほどで届くというレストランを選んだ。家の料理担当は、食べ物の好き嫌いが激しく、料理のレパートリーも自分の好きなものだけで、その彼が嫌いなタイ料理は、もう何年も口にしていないので、パッドタイを頼んだ。アプリでのオーダーはライドシェアと同じくらい簡単で、アプリで示されていた時間より、5分ほど早く、料理が届いた。
 

 
お味の方は可もなく、不可もなく。ただ、麺が絡まり、くっついていて食べにくかった。料金は、料理のお値段が税込みで20ドルほど(物価の高いアメリカではファストフードのセットメニューでも同じくらいなので、決して高くはない)そこに配達料金が5ドル。そこに、5ドルほどのチップを加えて、計30ドル(4000円から5000円)何故か配達料金の5ドルは「サービスです」と差し引かれ、10ドル分だと思っていた割引券は15ドルだったのか、結局、最終的な支払いは5ドルになった。
 
料理の値段は、自分でテイクアウトしても変わらないから、宅配サービス料プラスチップで10ドルかかる計算になるのだけど、自分で、わざわざ車を出して、お店に行き、注文して、料理が出来るのを待って、返ってきて、という手間を考えると、10ドルは、安いのだか高いのだか、微妙な金額だと感じた。

 

旅行前の臨時の振替レッスンは、あぶなく忘れてしまう所だったけれど、旅行後のレッスンの事はきちんと覚えていた(というか、スケジュール帳のアポの記載が、常に目に見える所にあった)旅行から帰ってきたのは、土曜日。そこから一週間とちょっと後の火曜日のレッスンが入っていたのだけど、旅行からの帰宅後数日は、楽器の練習をする気に慣れず、ボーと過ごしていたのだけど、これはまずいと、ちょろちょろとチェロ(とバイオリンとピアノも)練習を始めた。

 

ほぼ2週間、チェロを触っていなかったので感覚を取り戻すところからの再出発になった。宿題は、三オクターブのト長調スケール、ポッパーの練習曲とシュローダーの練習曲。

 

スケールでは、新しく「親指のポジション」なるものを始めたのだけど、やりづらくて、四苦八苦していた。レッスンで、そのことを話すと、三オクターブの一部としてではなく、やりずらい(慣れていない)親指のポジションの基礎練習にフォーカスしましょうという事になった。

 

シュローダーでは、付点8分音符と16分音符をスラーで弾くのが延々と続くエチュードをやっているのだけど、早めのテンポでチャッチャッと弾けるようにというのが課題だった。音程を取る左手の指の動きは大変ではないし、右手の弓も、リズムに乗って、アップダウンを繰り返せばよいので、そこまで複雑ではない。しかし、テンポを上げると、本来ならタッタタッタと続くはずが、タトトタタトトタの無駄な雑音が入ってしまう。自分でも、右腕が無意識に動いてしまっている感覚もある。頑張って、無意識な動きをしないように(全ての動作を意識的にする)意識して弾くと、レッスンでは、雑音はそこまで気にならなかったのか合格となった。

 

そして、もう一つの課題のポッパーでは、ジーグ(スタイル)のエチュードに取り組んで来ているのだけど、私は、この曲があまり好きではない。とても不自然なボウイング(多分、曲調に合わせたボウイングなのだろうけど、私には弾きづらい)音の流れも、あまり面白くないし、良いとも思わない。先生には、前々から「この曲嫌いです」と言ってあり、ちゃっちゃと済ませましょうという運びだったのだけど、ジーグらしい早めのテンポでないといけないと、こちらのエチュードもテンポアップが課題になっていた。

 

先生は、四分音符=110位と言っていたけれど、私がどうにか曲の音程やボウイングが保てるスピードの上限は80位で、もっと早く弾けるように慣れましょうと持ち越しになるかと思ったけれど、テンポ的には悪くないとのこと、先生が弾く、デュエットパートと一緒に合わせて、めでたく合格となった。

 

この曲の最後は、三音の重音と、四音の重音でジャン、ジャンと終わるのだけど、私は、ダブルストップがとても苦手で練習では、苦労していた。でも、レッスンで、少々、重音の練習をしてから先生とのデュエットに臨んだので、デュエットでは綺麗に重音が鳴って、なんとも気持ちの良い終わり方が出来た。

 

私自身が受けている楽器のレッスンは、どれも、隔週の間隔で受けている。先生には毎週定期的にと言われることもあるのだけど、レッスンとレッスンの間隔が一週間しかないと、全く練習をせずに次のレッスンに臨むということが多発するので、隔週でお願いしている。先生としては、多く生徒は週一のレッスンスケジュールを組んでいて、隔週の私のレッスン時間を確保するとなると、毎週のレッスンの生徒を私がレッスンをしない週に入れるわけには行けないので、タイパが悪いだろうけれど、チェロの先生も、対面バイオリンの先生も快く受け入れて下さっている。

 

さて、そんな隔週のレッスン日に私の旅行とか、先生の都合で、レッスンが出来なくなると、今までは、スケジュールを一週間ずらして、旅行前と後のレッスンの間が空きすぎないようにすることが多かったけれど、今月初めのコズメル旅行の際は(ちょうどその週に、バイオリンもチェロもレッスンが入っていた)その後のレッスンのスケジュールの調整をするのが面倒だったので、一度お休みで、次のレッスンを一か月後としていた。

 

そういうスケジュールだったので、旅行の二週前のレッスンの後は「どうせ、今練習しても、旅行に行っている間に忘れてしまうし」と練習はいつも以上に後回しにしていて、バイオリンも、チェロも、レッスンの後はケースから出すこともなかった。

 

しかし、旅行前の一週間の予定を、その週の初めにチェックしたら、何と、夜の便で出発する金曜日の午前中にチェロのレッスンが入っていることを発見した。旅行の予定は半年以上前に立てていたから、先生には、少々早めに、その週のレッスンをお休みするという事を伝えていたのだろう。その時に、レッスン間が一か月開くのも、あまりよろしくないからと、旅行に当たってしまうレッスンを、数日繰り上げていたようだけど、私は、そんな会話をしたことすら、忘れていた。一応、先生にも臨時のレッスンが入っていますよねと確認すると、そうですと返事も返ってきた。そこで、急遽、チェロをケースから出し、金曜日のレッスンに向けて、数回練習をしたのだった。

 

さて、当日。練習不足を感じながら行ったレッスンの出来は、考えていたほどは悪くなかった。新曲に取り組んだりはしていなかったので、それも助かった。旅行直前のレッスンも無事に済ませて、旅行に出発したのだった(今回も、チェロは、レッスンから持ち帰ったケース入りのまま)