現在、ピアノレッスンで取り組んでいる曲は三つあり、モシュコフスキーのエチュード、バッハのインベンション、そして、ショパンの子犬のワルツ。仔犬のワルツといえば、超有名曲で、クラシックピアノを弾く人なら、ほぼ全ての人が弾きたいと思う曲だと思う。私も、ずっと長いこと仔犬のワルツを弾けるようになりたいと思い、自主練をしていたのだけど「弾けるようになった」というレベルまで達することなく、放置。そして、少々、時間をおいて、また練習してみる、というダラダラした状態の曲だった。
仔犬のワルツというと、恐ろしいほどの高速テンポというイメージがあり、テンポの速い曲は、苦手としている私としては「練習しても、どうせ、曲のテンポで弾けないし」というような思いもあった。しかし、私の先生は、最近は色々な曲を超高速テンポで弾くようなけらいがあり、そんなに速く必要はないと考えている方で、今回の、子犬のワルツも、そこまで高速で弾かなくても、子犬のワルツの雰囲気をだして弾けるから、ということで、今回、このワルツに挑戦することになった。
ちらほらと練習していた期間で「何となく譜読みはしてある」状態だったのだけど、練習に入ると、ゆっくりのテンポでも、スムーズに弾けない。このワルツは繰り返しが多いので、セクションごとに区切って練習するのだけど、なかなか進まない。
先生にミスタッチが多くて困っていると相談すると、一番の原因は楽譜を読む目線が先に先に動いていないのもあり、腕や指が次に弾く音に届いていないから、ミスタッチや、演奏にブレーキが掛かったりするという。たしかに、論理的にはそうなのだけど、これを直そうとするのは難しい。先生も、それはご存じなので、今回の曲(でも)楽譜を先に、先に読んでいく良い練習が出来るのも、良い課題曲ではないかと仰っている。
自宅の練習では、部分練習をするのが普通なのだけど、レッスンでは「とりあえず、最初から弾いてみましょう」となるので、レッスンが数日後に迫った今は、最初から最後まで(楽譜上の繰り返しを入れたり、入れなかったりはするけれど)通し練習をしている。
現在の状況を見るためにも、演奏動画を撮ってみることにした。
今朝のこと、ゆったりとした時間に起き出して、レッスンまでに30分ほどあると、ピアノを弾いてみると、音に雑味がなく、すっきりとした音がする。良い気分で少々弾いた後「そういえば、こういう音色がする時は、湿度が40~50%位の時なんだよな」と思い、部屋にある湿度計を見ると、やはり湿度は45%だった。
からりとしたドライな気候と知られる南カリフォルニアだけど、室内で湿度が45%というのは珍しい。外の湿度がどれくらいなのかは調べたころはないけど、家の中では人間が生活して、水を使うからか、湿度は55~60%位の事が多い。
ピアノに最適な湿度は40~45%だというけれど、普段にその湿度まで下げようとすると除湿器をガンガンとかけないといけない。私が数年前に購入した除湿器は水が溜まるとタンクを手で抜いて、洗面所に持っていき、水を捨ててから、タンクをリセットするという手間がかかる。そういう手間が嫌だったので、昨年、除湿機能付きのエアコンユニットを付けたのだけど、このユニットは除湿機能を付けるにはエアコンの設定温度を下げなければならず、その上、除湿機能もそこまで良くないので、湿度55~60%位までしか下がらない(部屋の温度設定をキンキンに冷やすようにすれば50%を切るのかもしれないけど、そんなことを毎日していたら電気代がかかってしょうがないし、そんな寒い部屋の中ではピアノは弾けない)
そんな事情で、私は湿度が65%以上になったら、除湿器を付けることにしている。それなのに、特に外も乾燥しているっぽい感じもないのに、何故室内(ピアノの部屋と他の場所も)湿度が45%まで落ちたのかと不思議に思ったけれど、その理由は直ぐに判明。原因は家の中の暖房だった。
我が家は、アメリカの一般家庭では普通のセントラル空調システムが入っている。私は、家じゅうに暖房や、冷房を入れるのがもったいない気がして、セントラルシステムを使うのは好きではない。でも、先週、朝夕、結構冷え込む日が続き、家の中にいるのに、布団や毛布にくるまって「寒い」とちじこまっているのもあほらしくなり、暖房を入れた。そして、その快適さに慣れてしまい、暖房を切り忘れていた。
温度設定は、そんなに高くしていないので、日中は殆ど回転していないけれど(だから暖房をつけっぱなしの事を忘れていた、セントラルシステムはずっとつけっぱなしにするものなので危なくはなく、これが普通の使い方)夜や明け方の気温が下がる時間には、それなりに暖房が入っていたようで、そんな日々が一週間近く続いて、家の中がカラカラに乾燥したらしい。昨夜、旦那が夕食中に「急に鼻血が出てきた」と言っていて(結構、血が垂れていた)ここ数日、犬を甘やかして、家の中に入れたりしていたからアレルギー反応が出たのかと罪悪感を感じたのだけど、空気の乾燥のほうが大きな要因だろうと、ひとまずホッとしたのだった。
もう長いこと、グランドピアノのサウンドボード(響板)の掃除をしたいと思っていて出来ていない。我が家にあるピアノの一台は購入から10年以上たっているし、もう一台も5年にはなるのに、掃除をしたことは一度もない。私はピアノの上に自作のピアノカバーを掛けているのだけど、半年かけておいただけでも、埃っぽくなる。いくらピアノの内側(私は蓋を開けることはほぼない)といっても、弦の下にはどれだけの埃が溜まっているのか考えるだけでも恐ろしい。
そこで、先日、調律師さんを呼んだ時に、サウンドボードの掃除はどうするのか聞いてみた。私としては、追加料金になるだろうけど、調律師さんが掃除を受け持ってくれることを期待したのだけど、調律師さんは「細い棒を弦の下に通して、埃取りの布巾でふき取るしかないですね」と言う。
これは自分で器具を作るしかないと、ワイヤー型のハンガーを一つ潰してT字型に曲げたのだけど、ハンガーのワイヤーでは少々太過ぎた。でも、それよりも細いワイヤーだと力を加えると曲がってしまうので、役に立たない。何か、弦と弦の間の細い幅に入るようなものはないかとネットで探していると、ウェブ通販サイトで、響板掃除用具というのを売っていた。4000円ほどだったので、早速買ってみたけれど、器具の幅が広すぎて、弦の間には引っ掛かってしまい、響板までたどり着かなかったので、即返品した。
掃除をしたいなぁと思いながら、日々が流れ、また、先日、ネットで響板の掃除の仕方と検索してみると、調律師さんが掃除の仕方を説明している動画があった。その調律師さんは「サウンドボードスティール(金属)を使うのが良いです。下のリンクから販売先に飛べます」という。私は、動画からリンクに飛ぶのはあまり好きではないので、ネットで「サウンドボードスティール」なるものを検索すると、いつも使っている大手通販サイトで販売しているではないか。そのサイトの商品説明には、同じ調律師さんの動画が張り付けられてあったので、今度こそはと思い注文した。
さて、届いた商品は、動画で見るのと同じ物で、薄い金属の棒というか、細い金属の板で、端には布巾を付けられるように穴が開いている。しかし、この棒は丸められて包装されて届いたので、包装を開けても、棒は曲がったまま。反対側に曲げて真っすぐにしようとしたけれど、真っすぐにはならない。重石を置いて数日置いたけれど、も、長いこと丸まっておかれていたのか、なかなか真っすぐにはなってくれない。
早く、使ってみてみたいのだけど、いつになったら使えるようになってくれるのだろう。

