アマオケで、今年の初めから我々第二バイオリンのセクションリーダーになった方は、とても真面目な方で、いつも第二バイオリンが、しっかりとオーケストラ全体に、きちんと貢献しているかを気にかけている。それにしても、指揮者の指示に従って、しっかり弾けるのはリーダーさんのみ。他のメンバーは、それぞれ実力不足の所があるので、しっかりとした第二バイオリンパートにするには、少々無理があり、パートリーダーさんは、いつも気をもんでいる。
今年初の公演が三月に終わり、次の公演は4月、そして5月終わりと続く。そして、気が付くと、もう三月も後半になり、次の四月の公演は差し迫ってきている。不安になっているリーダーさんは、4月の公演の前にパートの皆で集まって、自主練をしようと誘いをかけた。
全体リハーサルの中休みに、一人一人に「〇日、パートの自主練をしようかと思っているけど、出席出来る?」と、聞いて回る。フルタイムで働いているメンバーも多いので、自主練は週末。私の週末は比較的あいていて、リーダーさんが提案した日も、特に予定は入っていなかったので、参加できる、と返答した。リーダーさんは、他のメンバーにも同じ質問をしていき、殆どの人が「多分、大丈夫だと思う」というような返事をしていた。
しかし、一人の団員さんが、自主練にあまり参加したくないというような返事をしたようだ。もう、予定が入っているのでなければ、皆が喜んで同意してくれると思っていたらしいリーダーさんは、なんで参加しないの?みたいな言い方もしたのかもしれない。団員さんは「こういう事が毎回になるようなら、無理、出来ない」とを言っていた。その方は、リハーサルにも、ちゃんと参加しているし、私も「どうしたのだろう」と思ったのだけど、しゃしゃり出るのも違うかと、聞こえないふりをしていた。まあ、その方は、遠方から来ているので、行き来するのも大変だろうし、音楽をやらない旦那さんからは、オーケストラに取られる時間が多すぎるというような文句を言われたと、前に私に話していたこともあったので、そういう理由もあるのかもしれない。少々、言い合いっぽくなった二人だったけれど、結局、リーダーさんが「自主練は任意だから」と折れたようだ。
リーダーさんは「ちゃんとパートをまとめなくては」というような使命感が、とても強く、リハーサル中にも「○○はした?」「ここのボウイングは、、、」などと指示を出している。私は自分が忘れていた事を指摘されたら「おお、そうだった」となるし、自分でちゃんと覚えていた事なら、聞き流す。しかし、団員さんの中には、そんなリーダーさんを「口うるさい」とか「ウザイ」と感じてしまう人もいるようだ。
先日も、隣に座っている団員さんがボウイングを間違えたり、色々と細かい指示に従っていなかったのを、その都度、ここはこうでなどと(多分、リーダーさんは親切心で)言っていた。その団員さんは、いつも細かい指示には従わず、自分の思うままに弾いている人なので、横から口出しされることに嫌気がさしたのか「やってる」だか「知ってる」だとか(本当はやってないし、気にもかけてない)ムッとした感じで言い返していた。
団体行動に慣れていないアメリカ人をまとめるリーダーさんというのも大変なことだ。



