『overture!』、30周年。 | 有栖川まおの愛が止まらないR

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「有栖川まお」のガンダムで倉木麻衣な日々の出来事を綴ったブログです。

 今日から7月。

 今年もまた、天野さん言うところの「上半身が終わって、いよいよ下半身に移る」時期がやってきました。案の定、昨日の放送でも挨拶でこの発言をしてました。

 

 …それはさておき、Winkの12thアルバム『overture!』がリリースされてから、本日で丁度30年となります。このアルバムは、私が上京して初めて購入したWinkのアルバムだけあって、思い出深い一枚なのです

 「“Wink meets the 60's” 懐かしいけど、新しい。」をコンセプトに、シングル『いつまでも好きでいたくてを中心とした、1960年代のフォーク系の洋楽サウンドをメインとしたアルバムであるが故に、往年の『愛とま』や『淋しい熱帯魚』といった、Winkの曲というと一般にイメージされるユーロビート調の曲を期待して買った人にとっては、ちょっと肩透かしな印象を受けるかもしれません。しかし、心にしみる一枚である事は確かです。

 トラック2の『昔みたい』とトラック6の『思い出の味方』は、両方とも昔を懐かしむという内容の曲ですが、『昔みたい』が「♪苦しい時でも いつもねえ私は味方よ」と、昔から変わらぬ愛を唄い上げているのとは対照的に、『思い出の味方』の方は、その曲名とは裏腹に「♪小さなトランク 詰め込んだ愛は そのうちあなたも 重くなる」「♪すべてを置いてく方がいい」と、過去との決別を唄っています。「思い出は重いでぇ~」ってヤツですね(秋元らしいなぁ)。

 そして、トラック7の相田さんのソロ曲『兵士の休日』は、平和を希求する一曲としてイチオシです。

とあるサイトにおける当アルバムのレビューにおいて「この時期の戦争って何かあったっけ?」などとトボケていた人が居ましたが…ルワンダ紛争があっただろうが!! 確かに、アフリカでは以前から内戦が相次いでいた事もあって、日本では大きなニュースとして取り上げられる事はありませんでしたが、フツ族によるツチ族に対するジェノサイドは、世界中から非難を浴びていました。そして現在、ウクライナでの戦火はいまだに止んでいません。「♪争ったその後には 何が生れるの?」…この歌詞をロシア語に訳して、プーチンに聴かせてやりたいですよ。

 2018年にリリースされたUHQCD盤では、トゥインクル トゥインクルのC/W曲『Tasty』のシングルバージョンと、『いつまでも好きでいたくて』のC/W曲『愛を奪って 心縛って』が追加収録されました。確かに、この2曲とも良い曲ではありますが、当アルバムのコンセプトにはそぐわない曲調なので、文字通りの「蛇足」と言えるでしょう。

 

 そしてこの年、当アルバム名を冠したコンサートツアー『overture!』が開催されました。前年のツアー(この時は仙台公演の他にも、今は亡き中野サンプラザまで足を運びました)のタイトルが、よりによってEspecially For You Final』だったモンですから、

もう来年以降はツアーはやらないのか、Winkは活動停止してしまうのか、と思って焦りましたよ(汗)。結果的に、この『overture!』が、その「序曲」という意味反してWink最後のツアーとなってしまったのですが…(泣)。

 東京では、8/31に中野サンプラザで開催されたのですが、よりによってこの日は平日だったモンですから参加を断念せざるを得ず(泣)、8/13(土)の名古屋公演に新幹線で足を運んだのも、今となっては良い思い出です…。

 

 さて、明日は麻衣のスペシャルEP『forever for YOU』をフラゲしてこなくちゃだな。