東日本大震災、13年。 | 有栖川まおの愛が止まらないR

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「有栖川まお」のガンダムで倉木麻衣な日々の出来事を綴ったブログです。

 今年は元旦から能登半島で大規模な震災が発生し、あの東日本における大震災の光景を、嫌でも思い起こさせてくれました。

 あの大震災は、13年前の地震や津波による直接的な被害のみならず、万年蹴りの如く、後からジワジワと被災地にダメージを及ぼしています。何しろ、あのNODA-YAが閉店・廃業となった原因も、ビルが震災でダメージを受けて、再建の目途が立たなくなってしまった事による物だったのですから。

 そして、去年親父の納骨で行ってきた石巻も、10年以上経つというのに、いまだに立ち直れていない様子でした(泣)。40年前は、街のアチコチに模型店玩具店があって、そこでMSVのキットを買ってくる事が楽しみだったってえのに…。

 私の実家も、雨漏りとか柱が傾いたといった被害こそありませんが、姉の部屋の電灯が震災のショックで落下して以来そのままになっていて(修理しようと思ったら、母が「いいから放っといてけさい」だと)、今や完全に物置と化しています。

 そして実家周辺の団地も、目ぼしい店舗はほとんど消え失せてしまったりと、過疎化が進行しています…。実は、小学生の頃、夏休みにとある離島に家族で1週間ほど旅行に行った時、この団地の事がふと頭に浮かんで言いようのない不安に襲われ、思わず「自分が居なくなったらこの団地が滅んでしまうんじゃないか」などと予言めいた事を口走ったのですが(私自身はその事をすっかり忘れていたのですが、同行していた従兄が憶えてました)、まさか、その予言が現実の物となってしまうとは…。最近、Webコミックや小説で「主人公の王女を他国に追放したら、その王女を迎えた国は栄えるようになって、追放した方の国は衰えた」「勇者パーティーから役立たずと思われていた主人公を追い出したら、敵に対して魔法が通じなくなってピンチに陥った」といったストーリーの、いわゆる追放ものと呼ばれる作品が流行っていますが、それと同じ事が私と仙台、なかんずく泉区の間で起こっているのです。もっとも、「戻ってきてくれ」と言われてももう遅いですが。

 現在、県央の大衡村に台湾PSMC社の半導体工場の建設が計画されていますが、果たしてこれが宮城県の経済活性化の起爆剤となり得るのでしょうか…? かつて私が転勤させられた精●村…もといの社屋(現在では別の企業が入ってます)の二の舞にならなければ良いのですが。