いい母親って何だろう | ASDとともに

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ASD(自閉症スペクトラム)による双極性障害・解離性障害・PTSD・パーソナリティ障害とともに生きる一人の女性として、母としての日々。

最近の不調の原因を考えてみた時

土曜日に、自分の本心に気づいてしまったことが原因ではないか。

と思いました。

 

こういう離婚の経緯があって、

私は、子どもたちと突然の別れを突きつけられて。

子どもたちに会いたい。

離婚して約二ヶ月、そう思って過ごしてきました。

 

だけど、私は、

子どもたちに会いたいだけで、育てたい訳じゃない。

そう思っている自分に気づいてしまって

自分に幻滅したのだと思います。

 

じゃあ、

「何で育てたいと思わないんだろう?」

 

そう考えたら、

自分の自信のなさが見えてきました。

 

私はいい母親にはなれない。

 

発達障害だし

解離性障害だし

鬱っぽいし

適応障害だし

自傷行為もたまにするし

 

私の思う「いい母親」は

いつも笑顔で

子どもの要求にもきちんと応えて

だけど叱るところはきちんと叱って

夫からも子どもからも愛される

そんな母親です。

 

それと自分を比べてみた時

「私はいい母親ではない」

と勝手に判断しているのだと思います。

 

私は、子どもたちと一緒に暮らしていた時

子ども思いの母親ではあったと思います。

 

夫は家のことを何もしてくれない人だったので

家事はワンオペでした。

夫は私の至らないところを挙げては

「ちゃんとしないとママみたいな人間になるぞ」

と子どもに言い聞かしていました。

育児は、いいとこどり。

「プール行きたい」

という娘の気持ちには応えず

(プールは疲れるしめんどくさいから)

「子育て支援センター行きたい」

という息子の気持ちには応えてあげる。

(保育士さんもいて遊ばせておけば楽だしね)

そんな人でした。

 

私は私なりに、育児を頑張っているつもりでした。

プール連れてってくれるのはママだけだ、と娘に感謝されることもありました。

料理教えてくれるのもママだけだ、と。

私にしか出来ないことは、あったのだと思います。

娘の髪の毛を結んであげることも

可愛いお弁当を作ってあげることも

子どもを早い時間に寝かせてあげることも

私にしか出来ないことでした。

 

ただ、疲れていた。

病気が悪化し

解離を起こしやすい状況にあった。

 

「○○さん(私)の場合子育てっていうより夫との関係が原因ですよね」

 

子どもが一時保護された日、市の家庭相談員の方は、そう言っていました。

 

夫は、私を行政に売ったのだ。

と母は言います。

私一人を悪者にして

自分の家庭環境を改善しようと努力することもなく

離婚することで子どもたちを悪い母親から救ったヒーローみたいな顔をして

子どもたちを私から奪ったのだと。

 

ここ数日、考えていました。

私は、子どもたちに会いたい。

だけど、元夫には会いたくない。

結局のところ、

私は元夫を許せていないのだということ。

 

それに気づいて

また、愕然としました。

 

「子どもたちをきちんと愛せるようになったらまた一緒になろう」

元夫のその言葉に縋るように生きていた部分がかなりあります。

 

でも、養育費が少ないって言われたり

今までの夫とのことを考えたりすると

私はこの人とまた一緒になりたいとは思えない。

 

私は、それなりにいい母親だったと思います。

夫とうまくいかなかっただけ。

 

自分のしたことを棚にあげてはいけないのだけれど

私は、子どもを愛していました。

それは、胸を張って言えます。

 

それだけでいいのかもしれない。

子どもたちの元に戻れるのか、

戻りたいのかは、

まだ分かんないけど。

 

必要以上に自分を責めるのは馬鹿らしい。

私は今こう思っているのだと

それをそのまま受け止めて

元夫を許せないことも

そのまま受け入れて

自分を責める必要はない。

そう思って、改めて前を向いて、

生きていくしかないのだと。

 

こんなことで鬱になってたら

子どもたちも喜ばないよね。

母親は、笑顔でいる方がいい。

私が元気でいる方が、絶対いい。

 

「いい母親」が何かは分からないけど

笑顔で過ごせるように

心がけようと思います。