小さな人生論2/藤尾秀昭 21106 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

小さな人生論2/藤尾秀昭 21106

 

★★★★★

 

十一回目。今回は菜根譚の一節、

新井正明さんが生涯大事にされたこの言葉が響く。

 

 耳中、常に耳に逆らうの言を聞き、
 心中、常に心払るの事あれば、
 わずかにこれ徳に進み、行を修むるの砥石なり。
 もし、言々耳を悦ばし、事々心に快ければ、
 即ちこの生を把って鴆毒の中に埋在せん

 (耳には耳に痛いことばかり、
  胸には無念な事ばかり。
  それが我が玉を磨く石となる。
  おだてられたり、いいことばかりでは
  我とわが身に毒を盛るようなものだ)

 

ああ、本当にそうだな。

徳は積みたいし、行も修めたいが、

砥石は嫌だ、とはならないのかな。。

 

久しぶりに相当嫌なことを言われた矢先にこの言葉に再会。

やはり「宿題」からは逃げても逃げきれないのか。

 

小さな人生論2/藤尾秀昭 20195

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