小さな人生論2/藤尾秀昭 19258
- 小さな人生論2 (小さな人生論シリーズ)/藤尾秀昭
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独立し、自分の他に頼るべきものが
何も無い自由を満喫している。
やや人間関係も潔癖症なところがあるが
益々磨きがかかっている様かもしれない。
とにかく嫌な人とは付き合わないことにしている。
四苦八苦の「怨憎会苦」からは完全に自由だ。
ただ、この文章を読むと、その自信もゆらぐ。
耳中、常に耳に逆らうの言を聞き、
心中、常に心払るの事あれば、
わずかにこれ徳に進み、行を修むるの砥石なり。
もし、言々耳を悦ばし、事々心に快ければ、
即ちこの生を把って鴆毒の中に埋在せん
(耳には耳に痛いことばかり、
胸には無念な事ばかり。
それが我が玉を磨く石となる。
おだてられたり、いいことばかりでは
我とわが身に毒を盛るようなものだ)
心中、常に心払るの事あれば、
わずかにこれ徳に進み、行を修むるの砥石なり。
もし、言々耳を悦ばし、事々心に快ければ、
即ちこの生を把って鴆毒の中に埋在せん
(耳には耳に痛いことばかり、
胸には無念な事ばかり。
それが我が玉を磨く石となる。
おだてられたり、いいことばかりでは
我とわが身に毒を盛るようなものだ)
菜根譚の一節で新井正明氏が生涯愛した言葉という。
嫌いな人と付き合う必要な無けれど、
自分に厳しいことを言ってくれる人から離れちゃいけないな。
「砥石」たる方々に益々磨いて頂かなければ。