札幌のイタリアンレストラン Mano e Mano のブログ -6ページ目

こぞ今年貫く棒の如きもの

2016年のマーノの通常営業は12/28をもって終了いたしました。だからといってお正月休みに入ったわけではありません。31日にお引き渡しのおせちの準備で丸3日間シェフは厨房に缶詰め状態でした。こうして出来上がったおせちを眺めると、また今年も無事に年を越せることを実感いたします。これもひとえにお客様のご愛顧のおかげと心よりお礼申し上げます。






マーノ特製イタリアンおせち¥25,000(酒粕のパンナコッタ付き)

マーノが開店以来大切にしてきたものは、月並みですがお客様の居心地です。こんなに小さな店ですが、寛いでお食事を楽しんでいただくことだけを願っております。
「こぞ今年貫く棒の如きもの」(虚子)
今日を境に年が変わります。年が変わっても変わらないもの、お客様をもてなす気持ち、それがマーノの「棒の如きもの」です。新しい年もたくさんのお客様のご来店を心よりお待ち申し上げます。

新年は5日より通常営業いたします。


The tailor of Gloucester

ピーターラビットシリーズの中に「グロースターの仕たて屋」というお話があります。作者のビアトリクス・ポターが1番のお気に入りだったといわれていて、私も大好きなお話です。


実はこれはクリスマスのお話なんです。貧しい仕たて屋は市長さんのためにクリスマスの昼に執り行われる結婚式の衣装の注文を受けますが、過労で寝込んでしまいました。心配で心配で寝てるどころではないのですがどうにもこうにも身体が動きません。ところがクリスマスの朝に仕たて屋には素晴らしい贈り物が届いていました。
どんな贈り物だったかは、是非みなさんの目でお確かめくださいね。


文章もさることながら、ポターの作品の魅力は美しい絵です。生き生きと描かれた動物達がユーモアを交えて感動を運んできてくれます。

あなたにはどんなクリスマスプレゼントが届きましたか。昔は指輪が欲しいとか、バッグがいいと思いましたが、1番の贈り物は温かい気持ちなのではないかとこの歳になると思います。

マーノのクリスマスをご紹介します。



この数日間は、テイクアウトのクリスマスオードブルとチキンの用意でてんてこ舞いの忙しさでした。皆様のテーブルに幸せがとどきますように。

クリスマスディナーの数々

カルパッチョ3種

フォアグラサラダ仕立て

北あかりオーブン焼き

まだちクリームパスタ

マーノ風ブイヤベース

ローストビーフ

ローストポーク

フレッシュ苺のタルト

年末年始の営業のお知らせ
最終営業日12/28(水)
年始1/5(木)から

P.S. I love you.

快晴の東京から雪の札幌に戻ってまいりました。引き続き新宿高島屋クリスマスフェアに出店中のマーノですが、私は一足早く札幌に帰って今度は店のクリスマスディナーに備えます。シェフはテイクアウトのクリスマスチキンとオードブルの仕込みで大わらわ、慌ただしい日が続きます。




今回もたくさんのご常連様がご来店くださいました。そして、私の友人達も駆けつけてくれて旧交をあたためるこができました。
そのひとりMちゃん(ここでは彼女のニックネーム・こーちょーと呼ばせていただきます)は、店舗の設計やインテイリアデザインのお仕事で世界中を飛び回っているキャリアウーマンです。こーちょーが素敵なランチタイムの写真をアップしてくれました。オフィスでもマーノを楽しめる好例です!

1日目はミートラザニア、北あかりの香草焼き、コーンスープ、野菜ジュース

2日目はズワイガニラザニア、北あかり香草焼き、コーンスープ、それにコンビで調達したサラダ
栄養バランスもバッチリです。オフィスでも電子レンジがあれば手軽にレストランの味を楽しめますね。

さて、この時期になると「どうぞよいお年をお迎えください」と言葉を交わすが多くなります。新宿高島屋でもたくさんの東京のお客様と声を掛け合いました。私はこの挨拶が大好きです。互いの一年間の労をねぎらい、より素晴らしい新年を迎えられるよう思いやる、なんと美しい日本語でしょう。マーノも皆様の愛に支えられ本年もなんとかつつがなく営業できました。残りの10日間も無事に乗り越えられますようラストスパートをかけてまいります。