(1980年西武ファンブックより)
コツコツと練習して、努力を積み重ねていくタイプ。
昨シーズンの一軍での経験が大きな自信となり、今年は飛躍の年となりそうだ。
課題だったバッティングも、一段と力強さを増してきた。
確実性が増せばいうことない。
【1980年の大原徹也】
西武在籍:2年目(23歳)、背番号27
打撃成績:98試合、38安打、打率.211、4本塁打、8打点、2盗塁
(イースタンリーグ成績)
打撃成績:6試合 15打数3安打、打率.200、0本塁打、0打点、2盗塁
1980年は、開幕一軍入りは果たせなかったが、一軍昇格した直後の4月20日対ロッテ戦でいきなり9番・遊撃手として先発出場。
この試合でシーズン初安打を放つと、その後しばらく遊撃手として先発起用された。
5月5日対日本ハム前期7回戦(西武球場)で5回裏に木田勇から左越へ勝ち越しのソロを放ち、プロ入り初本塁打を記録した。
このまま遊撃手の定位置を掴むチャンスではあったが、打率は1割台~2割台を行ったり来たりが続いた。
すると、5月12日以降は遊撃手の定位置を争っていた行沢久隆に再度奪われ控えに甘んじた。
6月後半から7月にかけて一時大原がまた起用されたが、行沢との併用はシーズン終了まで続いた。
途中出場も多かったが、この年98試合に出場。
大原のプロ12年間の生涯成績の中で1980年が最も試合出場の多かったシーズンでもあった。
プロのスピードに慣れたし守備から打撃の人に変身を
昨シーズン一軍で87試合に出場した実績が大きな成長を呼んだ。
本人もある程度できる自信をつかんだことだろう。
今年は守備の人ではなくバッティングで名前が売れるようにしたい。
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