前回からのつづきです。
ナゴヤ球場を一周し終えた私の最終目的地はレフトスタンド後方の球場外でした。
伝説の一打と語り継がれたあの特大ホームランの追憶にふける為に。
その伝説の特大ホームランとは、1988年ナゴヤ球場で行われた中日対西武の日本シリーズ第1戦。
2回表に先頭打者として打席に立った清原和博が前年までの西武チームメイトであり、1988年セ・リーグ最多勝利投手に輝いた中日先発の小野和幸投手からレフト場外へ放った特大ホームランです。
BBM2007年 清原和博セット「輝きを忘れない。」 No.07
清原は打った瞬間にガッツポーズ。
放ったその特大ホームランの推定距離は150メートルと言われています!
1988年10月23日(日)報知新聞一面
そして今回私は清原が33年前に放ったその場外ホームランのおおよその落下地点を推測してみることにしました。
当時の新聞記事によると「ナゴヤ球場レフトスタンドに沿った2車線の道路と、その脇の空き地、さらに1車線の道路をも飛び超えて新幹線のフェンス高架に直撃」となっています。
当時の記事に掲載されたアーチ解説図と今回私が撮影した写真で照らし合わせてみます。
【①の撮影ポイント】
写真左側が球場。球場に沿って2車線の道路が通っています。
写真右側のマンションは当時まだ写真手前側の半分しか完成しておらず、写真奥の方はまだ空き地だったと思われます。
そして写真奥の方に少し見える○で囲った黄色の建物は、新聞記事にも写っておりこの建物は形をほとんど変えず現存していました。
○で囲った黄色の建物を目印にし打球の行方をさらに追うことに。
②の撮影ポイントへ移動します。
【②の撮影ポイント】
先ほど○で囲っていた黄色の建物を右斜め後ろに背にした位置から撮影。
この少し先の辺りの新幹線高架が清原が放った特大アーチの直撃地点★と推測。
これで私の目的は達成されました。
完全に自己満足だけの楽しい聖地訪問でした。
そして、気付くと次の訪問先へ向かう為の出発予定時刻を20分もオーバーしており、慌ててナゴヤ球場を後にするのでした。
おわり