あなたの仕事は武器製造工場で弾薬を作ることだ。それで多くの人間が殺されている。だがあなたは、妻子を養うためにその仕事をやめられない。見知らぬ他人が死のうと、どうなろうと関係ない。自分と家族を養うためにはこの仕事が必要だ。だからいつまででも自分と関係ないところで戦争が続くのはかまわない、いやむしろ続いてほしい。あなたの本音を言えばそんなところか。
それってどこか似てないか。原発で働いてる人、たくさんいるから、今すぐになくされると困っちゃうんだよねえ、といってるかたがたと。
あなたの仕事は武器製造工場で弾薬を作ることだ。それで多くの人間が殺されている。だがあなたは、妻子を養うためにその仕事をやめられない。見知らぬ他人が死のうと、どうなろうと関係ない。自分と家族を養うためにはこの仕事が必要だ。だからいつまででも自分と関係ないところで戦争が続くのはかまわない、いやむしろ続いてほしい。あなたの本音を言えばそんなところか。
それってどこか似てないか。原発で働いてる人、たくさんいるから、今すぐになくされると困っちゃうんだよねえ、といってるかたがたと。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。サズ演奏者の藤井です。6月のサズライブ案内を送りします.
6月8日(水)シルクロードは恋のみち
気づいてくださいますか、刃の下の愛の泉
Izumi(ベリーダンス) Jasmine(ベリーダンス) FUJI(サズ)
立岩潤三(パーカッション)
開場18時半 開演時間 19時半 20時45分 22時
3ステージ各30分入れ替えなし
ノチェーロセット2600円(おつまみ一品+チャージ)ディナーセット3300円(料理一品+チャージ)
ラテンの店 ノチェーロ
港区六本木6-7-9 川本ビルB1 地下鉄六本木駅徒歩3分
予約要 03-3401-6801
6月12日(日)
偶然のアジアの音楽
徳久ウィリアム企画ライブ「ウィリ山ウンテン」vol47
笙+サズ+ガタム+ヴォイス なにが始まるのか
徳久ウィリアム(ホーメイ、ヴォイス) 日比和子(雅楽笙)久野隆昭(南インドガタム)FUJI(サズ)
18時開場 19時開演
キノキュッヘ
投げ銭+1500円(1ドリンク+アジアンテイスト料理1プレートつき)
042-577-5971
国立市西2-11-32
JR国立駅南口下車富士見通り徒歩15分
都民生協20m先 国立音高向い。立川バス 多摩信用金庫前より立川駅南口行き、または国立循環で2分「音高前」下車20m戻る
ご予約お問い合わせは
6月13日(月)踊る音 笑う音
トルコ青春音楽紀行 2
FUJI(サズ)
1000円(1ドリンクつき)
名曲喫茶ヴィオロン
03-3336-6414
杉並区阿佐ヶ谷北2-9-5
(JR中央線 阿佐ヶ谷駅阿佐ヶ谷駅北口徒歩7分)
http://www.geocities.jp/violon_plikkkeenoo/
6月18日(土)6月19日(日)
流光の風をたどれ
深い森に迷い込んだ若者たちが出会う一本の木から始まる物語
そこがダムの底に沈められようとしている場所。
前作から2年
アイヌの文化・精神世界と和人の関わりをテーマにおくるモケレンベンベプロジェクト演劇渾身の第二弾 響き渡るトンコリ、ウポポの世界
18日 13時/18時
19日 13時
開場は30分前より
トルコ弦楽器サズ奏者FUJIのミニライブのあと上演開始
企画脚本演出美術 藤沢弥生 及川均
出演 及川新平 るる 田村義明 弓野恵子 弓野正勝
島田あけみ 小笠原小夜 藤沢弥生 及川均
舞台監督 田村義明
宣伝美術 及川新平
会場 KAWAGUCHI ART FACTORY
川口市元郷2-15-26
東京メトロ南北線直通埼玉高速鉄道川口元郷駅出口1より徒歩5分(JR王子駅、飯田橋駅で南北線の乗り換え可)
前売り3000円(学割2000円)
当日3300円(学割2200円)
全席自由料金
ご予約お問い合わせ
03-3807-1920(モケレンベンベプロジェクト 及川)
http://www.rr.iij4u.or.jp/~mokele/
前売り希望のかたは公演前日までにご予約ください
。
及川宛に電話またはファクス・電子郵便で、「お名前・希望日時・人数・電話番号」をお申し込みください。
6月24日(金) それはもう、、、立川の夜は凄いんです
イーチャン、カレー、音楽、そしてイーチャン
毎月最終金曜日のお約束
イーチャン(ベリーダンス)伊藤アツ志(パーカッション)テディ熊谷(サクセロ フルート) FUJI(サズ)
チャージなし
インドレストラン マユール(JR立川駅北口徒歩3分)
042-523-0410
良い席を確保されるため早めにご予約ください
6月26日(日)Kadife 夏の章
生演奏&ベリーダンス&トルコ料理の饗宴
Farasha(ベリーダンス) FUJI(サズ) 平井ペタシ陽一(パーカッション)
Milla(スペシャルゲストダンサー)
開場17時 開演 18時半 19時半 (2ステージ入れ替えなし)
7500円(フルコースディナー、デザート、1ドリンク含む)
トルコダイニング&水パイプバー スルタン
立川市高松町3-14-11 マスターズオフィスビル地下一階
JR立川駅北口徒歩徒歩6分
042-527-0017
お席に限りがございますので早目のご予約をお願いします
皆様いかがお過ごしでしょうか。5月のサズライブ案内をさせていただきます。
5月11日(水)旅する音
今年初めてのヴィオロンサズソロライブです。
FUJI(サズ 歌 語り)
19時半開演
名曲喫茶ヴィオロン
杉並区阿佐ヶ谷北2-9-5
JR阿佐ヶ谷駅北口徒歩7分
1000円(1ドリンクつき)
http://www.geocities.jp/violin_plikkeenoo/
5月15日(日)JIN Oryantal dans studio PARTY
Jin Takechi Jin oryantal dans studio dancers
Guest dancer Ruka
演奏 アフメット伊藤とスルタンキングス
アフメット伊藤(ダルブカ)テディ熊谷(サクセロ、フルート)
藤井教授(サズ)
12時開場 13時~ 14時~
2000円
AFR YOKOHOMA(旧Dining & Darts File Road)
横浜市中区花咲町1-38 エムツービル2F
JR桜木町駅 野毛出口 徒歩1分
お問い合わせ 045-262-3927
チケット購入&お問い合わせ
Jin Oryantal dans Studio
080-3451-4024
5月18日(水)トルコロマ音楽とベリーダンス 狂おしき瞑想者
Yildiz(ベリーダンス)
伊藤アツ志(パーカッション) テディ熊谷(サクセロ、フルート)FUJI(サズ)
18時半開場 19時半 20時45分 22時 3ステージ入れ替えなし
ノチェーロセット2600円(おつまみ一品+チャージ)ディナーセット3300円(料理一品+チャージ)
ラテンの店ノチェーロ
港区六本木6-7-9川本ビルB1
地下鉄六本木駅徒歩3分
メールまたは電話でご予約をお願いいたします
03-3401-6801
5月27日(金)
カレーとベリーダンスとイーチャンと~嗚呼立川の夜
E-Chan(ベリーダンス)伊藤アツ志(パーカッション)テディ熊谷(サクセロ、フルート)FUJI(サズ)
19時半 21時 2ステージ
チャージなし
良い席を早めにご予約願います
042-523-0410
5月28日(土)イズミールの白いバラ
バハラットなトルコ音楽とベリーダンスの夜
Shoko-Nefer(ベリーダンス)ダンスアラベスク所属
演奏 BAHRAT
星衛(チェロ) FUJI(サズ) 立岩潤三(パーカッション)
19時開演 チャージなし 投げ銭
カフェムリウイ
世田谷区祖師谷4-1-22-3F
小田急線祖師ヶ谷大蔵駅北口商店街徒歩5分
03-5429-2033
Http://www.ne.jp/asahi/cafe/muriwui/
昔、こんな文章ばかりホームページに載せてた頃、ある人から、これじゃ仕事が来なくなる、もっとミュージシャンらしくちゃんとつくれ、と言われて内容も一新。ライブ案内と音楽情報、日記も音楽に関することだけにして神妙にしていた。しかし、世の中化けの皮がはがれる一方だし、もはやそんな遠慮はどうでもいいぜ。おれのスタンスは変わってねえ。おれはイスラムの奴らが好きなんだ。で、アメリカがだいきれえなんだ。が、正直に言う。原発に関する限り、日本政府および、その統治システムはまるで信用できねえ。ぐずなんだよ。アメリカ軍のほうが頼もしく感じる。情けないがそうなんだ。アメリカが本腰入れてくれたおかげで、ひょっとして原発事故、収まるんじゃねえか、と期待してみたりする。ほんと情けねえぜ。5月のライブ案内も載せねえで、何やってんだお前、というお叱りの声も聞こえてくる。なんとか近日中のはのせてえぜ。
市ノ蔵慎一郎
南極生まれ。エロマンガ諸島で幼少期を過ごす。南インドのウータカマンド大学原子力工学科卒業。1995年、東カナリア自治政府により破廉恥罪で逮捕される。(本人は無罪を主張)98年仮釈放でそのまま日本亡命。
日本語の先生が元ヤクザだったためか、話す日本語はあまり上品とは言えない。97歳。てんびん座。
たとえ電気がなくなって原始時代に逆戻りしようが、おれは原発を拒否する。黒い雲が見えるたびに放射能汚染を心配する、水も、野菜も、肉も魚も、、、外で呼吸することさえ不安が付きまとう。、、こんな生活は、そう、こんな生活がこれからずっと続くんだ。どうだ?楽しいか?もうたくさんだろ。それでもすぐのはやめられませんよ、将来的には、、、だと。ああ?まだわかんねえのか。こういうのが一番唾棄すべき下司野郎だ。やめろ、今すぐに。原発をやめる、と本気でいう奴しか、おれはもはや信用できない。だから寺島二郎よ、お前も信用できねえんだ。まともなことをいう奴、とばかり思っていたんだがな。9・11のときもそうだった。まともな奴、と信じてたやつが、とんでもねえイスラム蔑視の戦争大好き人間だったりしたっけな。当時の興奮を思い出すぜ。思うに、言葉は危機の瞬間に立ち上がるのさ。おっまた地震だぜ。
地震ストレス、原発不安、、入院してすっかり老人になった親の日々衰えゆく姿、、いっこうにうまくいかない恋愛、減る一方の仕事、調子の上がらない楽器と演奏、、、、学生のばか騒ぎをさかなに、一人ビールを飲む時間ばかりが増え、すべてにおいて気合が入らない毎日。事務処理の遅れで関係各位に迷惑のかけるばかり。が、こんな時もあるのです。
街は個性ある老舗が次々と閉店し、さびれゆく一方でコンビニとチェーン店ばかりが幅を利かす。谷保駅の狂った桜はすでに2月に咲きはじめ、3月には葉桜となり、最近また咲き出した。
ひとはみな、他人に明かさぬ苦労を抱えて生きている。おれは同年輩の方々に比べれば背負うものも少ないほうだと思うが、なにかと疲れるネタには事欠かない。しかし、まだまだ甘いほうだ。
生きる本能を取り戻さねば。巷にあふれかえる言葉群は、すべて本能を麻痺させるものでしかない。まあ、おれの場合、本能よりも煩悩ばかりが先行するわけだが。
原発は人間と共存できない。あたりまえだろ。もうこんな思いをするのはたくさんだ。おれはもうかなり生きたから、あきらめもつく。煩悩だけは困ったものだが。で、未来のある若いやつ。子供、赤ん坊、生まれてくる胎児はどうするのか。彼らに対して、こんな人間の住めない環境にして、ごめんなさい、とい叫びたくなるね。あんた、そうだろ?もうイデオロギーや思想やイメージなどどうでもいい。原発をやめる、と明言している奴に投票する。おれにとって、選挙の意味はそれだけだ。
頭のいい馬鹿が世界を破滅させる。
ことばで他人と自分をだますのに長けたやつらが。
無知な俺は世界を動かすことはできない
世界を動かしてるのは金で人生を買われた奴ら
そいつらのタイトロープは派遣のおれたちより細くて危なっかしいのさ
だから手綱を握るご主人様のご機嫌を取り続けることしかできない
男であることをずっと昔に捨てた、ぞっとする無表情
だが言っておく
いい死に方はできないぜ
一部伏字にしてございます。
4 砂漠の逃避行 タール砂漠
えそにかかった右足を引きずりながら、私はとうとう世界の果てまでやってきた。初めてこの地を訪れた時の光景がよみがえる。砂漠のなだらかな丘の上、数十頭のラクダにまたがったターバンの戦士たち。沈みゆく夕日に照らされ、彼らの尻にしかれた色とりどりの敷布に縫いこまれた小さな無数の鏡が、水面に飛び散る太陽のかけらのように、清く白い光を放っていた。あれから何年が経ったのだ。
「ここが、本当の行き止まりだ。もうどこへも行くことはない。だがなんと美しいところだろう。」
「サンチェ、もう帰ろうよカルカッタに。ここは、あたし怖い。なぜならあんたがあたしを必要としなくなったのがわかるからよ」
「テスリーヌ、俺はごらんの通り夢を失った人間だ。人はある時期、自分を超えようと、自分ではない何者かになろうとして盛んに夢を見る。遠い日、谷底を流れる河にかかる橋の欄干につかまって、遠い街の、瞬きにも似たちらちらする家々の明かりをながめ、訳もわからず高揚した気分に包まれたものだ。あの小さな灯にともされた無数の人生が、これから世界に出てゆく俺の不安をあたたかく見送っているように思えた。人生には傷ついた血や不条理な涙がころがっているが、それでも生きるに値する素晴らしい世界なのだと言っているように思えた」
「何を言ってるのあんた。もうあたしが欲しくはないのかい。あたしの中であんなに元気に暴れまわったちん○んはいったいどうしたっていうのかい」
私のしなびたちん○んをくわえながら、女は泣いていた。
「もうよそうやテスリーヌ。ついに俺は機能を停止したんだ。ちん●んだけじゃないぞ。何処かが狂ってしまったんだ。たぶん、いつのまにか夢が死んでいた。それはな、絶えず水や肥料をやり、こまめに適度な光に当ててやらねば生きつづけられないんだ。不幸なことに、人は夢の死を知らずに育ってゆく。そして、すっかり成長しきったとき、ひび割れて擦り切れた心にはもはや夢のかけらもなく、ただ死滅した細胞の残骸を発見して驚くのだ。そして、人は夢をなくした後も、それなりの誇りを持って生きなくてはならない。気が遠くなるほどの長い時間を」
「もうやめようよあんた、そんな話」女はまだ泣いていた
そのとき、遠くから難民の群れと思しきラクダの隊列が近づいて来るのが見えた。先頭の男がラクダを降り、出来の悪いロボットのような口調で言った。
「われわれは朝鮮天皇国近衛師団の一行である。キムウンヨン天皇陛下のご家族もおられる。われわれに食と宿を提供するしかるべきおおやけの機関はないのか」
ずいぶんと格式ばったこっけいな言い方だった。私はテスリーヌにちん●んをなめさせたまま言った。
「ここらは風がつええや。よかったら俺のテントで休んで行け。ナツメヤシの実とハッシシのかけらぐらいだったら分けてやってもいいぞ」
将校らしいその男はうじでも見るような不快な表情で俺たちを見やり、つばをはき捨てた。
「しかるべき公共機関と言っている。わからないのか、この朝鮮語が。おまえは何処の国家に所属している。いってみろ」
「もう島には何年も帰ってねえんだ。島のことはわからねえ」
目の前の威張り腐った男は、私におもらしをなじった軍隊上がりの担任教師の安部を思い出させた。
「てめえさっきから何いばってやがるんだ。不愉快だぞ。誰が砂漠の支配者だと思ってるんだ」
私はちん◎んをくわえたままのテスリーヌを突き放しテントに戻ると、ありったけのさそりを砂の上にぶちまけた。
「この工場で培養されたサイボーグ人間どもに一人残らず毒汁をお見舞いしてやれ、さそりちゃん」
さそりときいて色を失った難民たちは、ラクダにケリを入れてあわてふためきながら地雷原の荒野にむけて走って行った。
「さそりもいねえ温室で暮らして何が天皇国だよなあ、あいつらこれから苦労するぜ」
私は男たちが落として行った煙草を拾って火をつけ、フェ×チオに疲れたテスリーヌの顔をゆっくりとなでながら、ふっくらした唇にそいつをそっと差し入れてやった。
「もうすぐ雨季が始まるよ。そしたらあんただって」
テスリーヌはなぜか含み笑いをした。そして鼻歌を歌いながら髪をすき終えると、いつのまに手に入れたのかジャスミンやらひなぎくやらを花輪にして器用に髪に飾り始めた。南東の空で、墨を吹き散らしたような雲の束が急速に厚みを増していた。風がますます強くなってきた。
「さっきからしゃっくりがとまらねえんだテスリーヌ。汲み置きの水が入った水がめはどこにあるんだ」 おわり
あとがき
アメリカ合衆国国務大臣を暗殺した男たちの逃避行を描いたこの小説は、前作『砂に埋もれた遺書』の続編にあたるものだ。世界で起きていることの真実も背景も、我々はほとんど何も知っちゃあいない、というのが私の見解である。新聞はうすっぺらな事実らしきものであふれており、わかったような気にさせる麻薬でしかない。少しばかりの海外体験のある私にはなんとなくそれがわかるが、真実のからくりを見抜くほどの材料を手に入れようとすればかなり危ない橋を渡らねばならないだろうし、真実を隠すことにおいては追随を許さない巧みな世界支配のシステムに、一個人が立ち向かうのは至難の業だ。せいぜいがこんな小説でも書いて、自分の確信を強化し、自己満足の悦に入るくらいが関の山、というものだ。だが、最近思ったのは、世界を支配する者たちの戦略がどれほど巧緻なものであろうと、一人一人の人間は戦略によって動いているわけではないということである。結果的に何者かに利用されているにせよ、個人の行動は常に支配者の望み通りに進むとは限らないということだ。それにしても、こんな文章、いったい誰が読むんだ?