こんばんは。

 

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

ナカヤ カズヒロと申します。

 

現在、大阪にて易占業を営みつつ、タオと陰陽五行の研究に親しんでおります。

 

どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

今日は道家思想とタオをテーマにお話しします。

 

 

 

以前、道教の特徴ということでお話をさせていたいだきました。

 

道教の特徴 その1

 

道教の特徴 その2

 

 

 

 

 

 

 

日本に神道の種類がいろいろあるように、道教にもいろんな種類があります。

 

 

 

 

 

そして、道教と関連するものに「道家思想」があります。

 

 

道教と道家思想、このふたつの大きな違いは、「神様をメインで信じるか信じないか」という点です。

 

 

主に神様をあがめたり拝んだりするのは、道教になります。

 

 

一方、道家は思想中心です。

 

 

哲学的であり、陰陽の考えやタオ的なものの見方はこちらになります。

 

 

そして、この考えを取り入れている人を「タオイスト」と言います。

 

 

道家思想は、もとは道教から来ています。

 

 

道家は老子、荘子を代表とする諸子百家のひとつであり、この二人の名を合わせたものが老荘思想と呼ばれます。

 

 

ちなみに諸子百家とは、老子が書かれた時代、紀元前の中国大陸で500年続いた春秋戦国時代にあらわれた、さまざまな思想家達のことです。

 

 

〇〇家と呼ばれ、先述したように老子や荘子は道家ですし、陰陽思想を唱える人は陰陽家です。

 

 

とにかく百家と呼ばれる位ですので、色んな思想家がいました。

 

 

これらの人々は食客といって王族や貴族の屋敷で寝泊まりし、自分の言説を唱え、時には文官や士官として迎えられたりもしました。

 

 

また、この百家の中には、老子や荘子以外にも、タオについてところどころ言及している者がいました。

 

 

法家思想を広めた韓非子(かんぴし)も諸子百家の一人であり、自分の書物の中で道(タオ)について言及しています。

 

 

法家思想とは、法律によって国を治める方がいいという考え方であり、王も人民も法律に従う方が一番良いとしました。

 

 

韓非子は、法家思想でありながら、道に対する教えが根付いている人でした。

 

 

ちなみに彼は、秦の国でかなり上の位まで行きましたが、超法的な存在でいたい王族が、自分たちに法を適用するのはおかしいと言い出したため牢屋行きとなり、悲劇の最期を迎えたとされています。

 

 

また、韓非子は、「目に見えない徳は得に変わる」と言った人物でもあります。

 

 

道や徳、聖人について語りだすと、その人は「タオイスト」と呼ばれるようになります。

 

 

このように、古代の思想家の多くは、タオに通ずる考え方を持っていました。

 

 

タオは、昔の人たちにとても大きな影響を与えたのですね。

 

 

 

 

ということで今日は道家思想についてお話ししました。

 

 

多くの思想家に影響を与えていたタオの考え方は、現代を生きる私たちの暮らしの中でも見つけることが出来ます。

 

 

そういったことも今後お話ししていきますね。

 

 

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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

また明日お会いしましょう。