おはようございます。

 

 

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

 

仲谷一祐(ナカヤ カズヒロ)と申します。

 

 

現在、大阪にて易占業を営みつつ、タオと陰陽五行の研究に親しんでおります。

 

 

どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 

今日も前回に引き続き道教についてお話しします。

 

 

 

 

 

道教は、仏教や神道とも似ていて、祭祀や儀式、お祭りを取り入れています。

 

 

民間信仰ということで、庶民の間で広がっていったというイメージがありますが、元々は王族も道教の昔のやり方に従って祭祀を行っていました。

 

 

例えば、自分の先祖を崇拝するためのノウハウは、昔の人が残した書物から得ていました。

 

 

そもそも、すべての宗教の始まりがそうであるように、道教も、初めは為政者が行っていたことが物語として民に伝わり、広がっていきました。

 

 

ちなみに道(タオ)について初めて書物に残したのは老子ですが、道教の開祖はいまだ不明とされています。

 

 

中国の思想のベースとして、「古いものほど正しい」という考えがあるので、道教は古くに始まったことになっていますが、本当のところはいつスタートしたのかもわかっていません。

 

 

もしかしたら「神様」が開祖かもしれないとも言われています。

 

 

例えば、人の顔と蛇の身体を持つ伏羲(ふっき)という神様がそうです。

 

 

人面蛇身と言われ、直角定規を持った伏羲(ふっき)に、コンパスを持った女媧(じょか)が絡んだ姿が書物に残っています。

 

 

コンパスは円を描き、直角定規は四角を描きます。

 

 

そして、円は天を表し、四角は土地を表します。

 

 

この二つが合わさることで陰陽一対となるため、道教の始まりはこれに由来すると考えられたようです。

 

 

これは、エジプトにおける考え方が元になっていると言えるでしょう。

 

 

また、余談になりますが、伏羲と女媧の持つ三角定規とコンパスは、フリーメイソンのシンボルにも通じています。

 

 

フリーメイソンは16世紀、石工の組合から始まったといわれています。

 

 

当時の建築技術のノウハウや賃金体系を守るために出来た組織がその発祥とされていて、現在は、相互の助け合いの為にできあがった友愛結社のひとつとされています。

 

 

会員にはランクがあり、上位ランクにならなければ知らされない秘密の儀式もあるとか。

 

 

90年代には世界を操る秘密結社のひとつとして陰謀論によく取りざたされていました。

 

 

確かにフリーメイソンのシンボルであるコンパスと直角定規は、失われた古代の知識が今もまだここにあるということを大っぴらに表現しているようにも見えます。

 

 

失われた古代の知識とは、古代エジプトから残された多数の書物のことを指します。

 

 

ローマがエジプトを占領した時代、さまざまな場所にある古代の書物は、すべてエジプトのアレキサンドリア大図書館にひとまとめにされていました。

 

 

ところが、その後の地震による大図書館の崩落とイスラム教徒のエジプト侵攻、最後には十字軍の侵攻と宣教師らによる焚書が起こり、12世紀には完全に失われたとされています。

 

 

このことから、フリーメイソンについては様々な憶測が飛び交うことになったと思われます。

 

 

話がフリーメイソンに逸れてしまいましたが、いずれにせよ「神様」を道教の開祖とする考えは諸説のひとつに過ぎません。

 

 

道教の開祖ははっきりしていないということだけお伝えさせていただきますね。

 

 

 

 

3回にわたって道教に関する記事をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。

 

 

歴史的なことが多く出てきましたが、タオの考え方の背景として知っておいていただけると幸いです。

 

 

今後もタオに関するお話を様々な角度からお伝えしていきますので、楽しみにしていてくださいね。

 

 

 

多くの方にお読みいただき、また、フォロー、いいねなどをいただき、本当にありがとうございます。

 

 

今後も、皆様がもっと豊かに幸せに生きるためのヒントをお届けしてまいりますので、是非お付き合いください。

 

 

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