おはようございます。

 

 

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

 

仲谷一祐(ナカヤ カズヒロ)と申します。

 

 

現在、大阪にて易占業を営みつつ、タオと陰陽五行の研究に親しんでおります。

 

 

どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

今日は、道教の特徴についてお話しさせていただきます。

 

 

 

 

「タオ」の考え方は、もとをたどれば「道教」からきています(正確には道教の哲学的エッセンスを抽出した「道家思想」からきています)。

 

 

道教とは、中国の民間宗教です。

 

 

そもそも中国は多民族国家であり、いろんな宗教がありますが、道教はその中でもメインストリームとなります。

 

 

現在ではその役割は政治とかけ離れていますが、昔は国の支配者が道教の儀式に沿って動いていました。

 

 

道教は基本的には、老子の書いた道徳経に沿っています。

 

 

ところが、民間宗教ですので、日本に神道の種類がいろいろあるように、道教にもいろんな種類があるのです。

 

 

地域によって祀る神様が違うのは普通のことですが、儀式的には似ていて、陰陽五行のパーツを使うといった共通点もあります。

 

 

とにかくこの宗教の面白いところは、やたらとたくさんの神様を祀っている点です。

 

 

仏教に出てくる仏様や、儒教の孔子、三国志で有名な関羽、そして孫悟空も神様として扱っています。

 

 

実は孫悟空は別名「ハヌマーン」といい、ヒンドゥー教の神様です。

 

 

そして、そのヒンドゥー教には、仏教の仏陀を神様とする信者がいます。

 

 

中国大陸もインド大陸も、とにかく全部ミクスチャーする感じですね。

 

 

ちなみに台湾には航海の神様(媽祖)が祀ってあります。

 

 

これは道教オリジナルの神様です。

 

 

ところで、道教は政治とも関係していました。

 

 

為政者(国を支配しようとする人)は、民を支配するために宗教を利用します。

 

 

そのために、その土地土地の民間信仰を取り入れているのです。

 

 

また、道教の大きな特徴としては、仏教とシンクロしているという点が挙げられます。

 

 

道教も仏教も、ともに目的は「悟りを開くこと」です。

 

 

悟ることによって、輪廻から解き放たれ生まれ変わらないことを目指します。

 

 

但し道教の場合、この「悟りを開く」という目的の中に、修行して「仙人になる」ことが含まれます。

 

 

ここが仏教と大きく異なる点です。

 

 

ちなみに仙人になった人は、輪廻から解き離れたあとに神仙界に行くと考えられています。

 

 

 

 

ということで今日は道教の特徴について簡単にお話をさせていただきました。

 

 

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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

また次回をお楽しみに!