なんだか家の中ひんやりするけどよいお天気。
昨日の夜は急激に襲ってきた低気圧でまたずずーんと来ました。
ふう、今からこれでは梅雨が思いやられますが、
今日はいいお天気を楽しもう。

明日はアラブ音楽です。
Oum Kalthoumと、古典からのラインナップ。

★★★★★★★★

2010.5.15(土)
Horus Ensemble
~極東から中近東を眺望する音楽の夜~
@西荻窪「音や金時」(03-5382-2020)
www2.u-netsurf.ne.jp/~otokin/tusin.html

open 18:30/start19:30
charge ¥2600+order
music
今井ドラゴン龍一(Oud)
及川景子(Vln)
立岩潤三(Darbuka)
船原徹矢(Reqq)
といえば、目玉焼きですか、みなさん。
私はある時からなぜか「出汁巻卵」なのじゃ。

母も昔は普通に卵焼きを作っていたと思うんだけど、
ある時から弁当の卵焼きは常に出汁巻卵だった。

これと、鳥の唐揚げが、お弁当の基本形。
うちの鳥の唐揚げは、ウマい。
他所のもウマいが、うちの、うちの味がする唐揚げが好きだ。

母は今朝早朝に大分に旅立ったので(75歳の一人旅)
ほんに珍しく(というのも、夜夕食時に家にいることが少ないためだ)父と夕食。
いや、ほんとうはとある場所の餃子を食べに行きたかったんだけど、
「父さんは夜何食べる?」
「卵焼きでもたべようかな」
というので、父(齢78歳)に作らせるにはしのびず、思わずでっかい出汁巻卵を作る気になってしまい、
イカレたテフロンのフライパンで大格闘しながら巨大な出汁巻卵を作った。

父は大変小食かつ、美味しくないと無言で残すという習性があるんだが、
私が作ったものを残す度胸は、あまりない(笑)
が、
今日の巨大な出汁巻は、明日の分もある大きさであった。

母は、年老いた姉と弟に、一度会っておきたいし、もう一度大分に帰りたいから、
というので、旅立ったのである。
75歳のセンティメンタルジャーニー。いってらっしゃい。

寒い、暑い、人間はなんと勝手なことを言うものよ…
と、
もし私が自然の神様だったら言ってみるかもしれない。
でも今日(明けて昨日ね)は、そうそう、五月ってこんな感じだよ!という気候でした。
新緑が目に鮮やかな季節、
というだけでなく、空気の色が、なにか鮮やかというか、いろいろなものがとけ込んでいるような色をしてると思うなり。


そんな気持ちのいい日、ヴィオロンでトリオのライブでした。
久しぶりにピアニストのみうらさんにあえたり、ベースのうちださんにあえたり、
高校からの友人たなかんにあえたり、
嬉しいおまけのたくさんなライブでした。

演奏中はほんとになにも差し込むものがなくて、ただただ音楽の中にいるけど、
どうもそれ以外がうつうつしている、のは端から見てもそうらしく、
でも今日はライブの後そんな私の顔を見に来てくれた友人とのトークで
思わず10数年ぶりに記憶の扉の封印が解かれ、
なんだか不思議なかんかくのなかでまだぼんやりしてます。
エアポケット現象。あるいは今から生まれ直すのかもしれない(笑)

記憶の扉からよみがえったのは、10代の終わりの頃のこと。
トシもトシなんで(笑)最近ツッコミ挨拶代わりに「恋してる?」とか聞かれたりしますが、
今年に入ってますます「もー、恋はいいの!」という気になっていた。
それは、「恋」と安易にくくられてしまう関係に対するモーレツな抵抗だったらしいのさ。
オイラの感覚、そんなに簡単に名前がついたり分類できたりしちゃうようなもんじゃナイぜ!的な?
どんだけ私ってアオいのかしら(笑)

でも逆に、裏を返せば、分類されず、分別されず、ただ今感じるそのままをそのままに享受することって、
どんなにスウィートで官能的なことか、ということなのでした。
言葉にするのも畏れるように、そっと感じていたいもの。
ソレ!私にとっての絶対はソレなのよ!

…もう一度言う。
どんだけ私ってアオいのかしら(笑)

でもまさに、それは私が音楽の中で味わっていることで。
感じるものを感じるままに、そのために私にとって一番ふさわしいものが、音楽で、
だからいつも音楽のそばに身を置いていたいのだ、ということを、何回目かの再認識。

私に必要なつぶやきって、

「音楽のように”恋”できたら…」

ということなのですね。

…できるんかいな~…