前夜の生肉により、「もっと血を滾らせろ!」
というモードに俄然なったせい…だかどうだかしりまへんが、15日のライブはガッツリしたやり心地でした。
いや、どうなんでしょうね、アラブ音楽、女性だけで演奏してみた事ないのですが、
いつも男性の中で私一人女性、という事が99%なので、
女性だけだともっと別のものがかもし出されるのかなーと思ったり、
案外女性というのは基本たくましいですから、
もっとたくましくなるのかなーと思ったり、
毎度考えるのですけれど。

とにかく、今のところいずこにおいてもロック度の高いライブになりがちな気が…(笑)
私自身、ロックスピリット歓迎なので、
それをついつい楽しんでしまいますのです、はい。

この日はベリーダンサーAZIZAが来日していて、そのガラショウとかぶっていたので、
アラブ音楽に興味のある方もかなりそちらにいらっしゃるのではと思っていたのですけれど、
音楽を聞きにきてくださる方も存外多くて、何とも嬉しい気持ちがしました。

しかしここ数日で、牛さん豚さんの受難は拡大してる。
今まで何代もかけて作ってきた牛さん、豚さんが、一瞬にして灰になってしまう。
都会の私たちはと言えば、手に入るときには都合良く享受し、
手に入りにくくなったら忘れてしまう、のでしょうか。

沖縄の事にせよ、牛さん豚さんの事にせよ、
他人事にはしないでおりたいものです。

たとえ私がベジタリアンでも、
牛さんや豚さんの事は他人事にしたくない。


そうそう、私時々、野菜だけで生きるべきか?
という事も考えたりします。
健康の事、環境の事、いろいろ理由はあります。
でも、だからといって肉食がこの世からなくならない限りにおいて、
人間として肉の事は無関係にならないんだよね。
太古の昔から肉で命をつないできた人々も、いるわけです。

今は混沌とした時代で、スタイルが定まらない時代なのかもしれないけど、
都会に生きる人間は、一体何を食べ、どう生活するのがいちばんよいのか、
という事を、まだまだまだまだ考えないといけない、過渡期なのかもしれません。
週末は、amamaniaでこちらに参加してきます。
うちらは22日の夜だそうです。一緒にサマンヨルの皆さんと、
それからなんと!
アラブ音楽をはじめ別場面でいろいろ御世話になっている立岩潤三さまが、初めてamamaniaにご一緒してくださいます。
nature and music。そんなシチュエーションにあうものばかりが大集合の気配です。

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DANCE OF SHIVA
   
DANCE OF SHIVA-Travel of mind effect music-


日時:2010年5月21日-23日 (21日 15:00 Gate Open)
場所:西伊豆 オートキャンプ銀河
Web: http://www.tirakita.com/event
TICKET 前売のみ:10000円
[400 peoples limited]

前売りチケットはこちらで購入できます。(3月中旬から販売です)
◆TIRAKITA:http://www.tirakita.com/event

-Live Artists-
 Alayavijyana
 amamania
 BhangLassi
 GIO(Dakini Records)
 Mandalavandalz
 Sitar Tah
 TEN-G(Draconic/Adama Records)
 U-zhaan(タブラ)
 Madoka

 荒井俊也(ムリダンガム)
 うちゅうのエスラジ(向後 隆・KOUGO Takashi)
 立岩 潤三(タブラ・フレームドラム)
 寺原 太郎(バンスリ)
 宮下 節雄(サントゥール)
 マタ・プラサード・ミシュラ(インド舞踊家・タブラ奏者)
 ヨシダダイキチ(シタール)

-DJs-
 Batta
 Hugo(Fierceheads UK)
 no.9 ( 蟲の響/liquid note records )
 Noise(AghartA)
 seiji animaminimal(蟲の響/Global Dat Mafia)
 SHARAKU (6 DIMENSION SOUNDZ/Global Dat Mafia)
 sho(PERVERTTI/VOUGA)
 Tim Thick

-Dancers-
 C.N.C. 野火杏子(バラタナティヤム)
 Hayati
 Samanyoru
 火付盗賊

-VJ-
 Over Heads
 interstella

-Yoga work shop-
 Momo

-Official Bar-
 Bartenderマルキ

-PA-
 Air Lab・Fumi・R.H.S.(Funktion One)

-Bus Tour-
 Seigo's Magic Bus

-Decolation-
 雪月花
 Tirakita Deco Team

-Live Paint-
 まみーた
 げんめい

-Vodeo Shooting-
 光学姉妹

-Photo-
 Munehide Ida

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「Travel of mind effect music - 精神を動かす音楽の旅」
1960年代。ヒッピーたちが憧れ、マジックバスで目指した世界。物質が支配する西洋にはない精神世界を求めて人々は旅立った。ヒッピーたちがそこで見たものは、ヨガやヒンドゥー教、仏教をはじめとする精神世界。そして独特の響きを持った音楽だった。

今年で4回目になるDANCE OF SHIVA。成熟の度合いを強める今回はDANCE OF SHIVAにふさわしいアーティストを内外から招聘し、世界トップクラスの音、考え抜かれたタイムテーブル、最高の瞬間を出現させる事だけに集中した。

「最高の瞬間だった去年をさらに越えるために」
それだけが今年のキーワードだ

インドからはインドの古典番組でアワードを受賞したマタ・プラサード・ミシュラが来日。スオミの国、フィンランドからはこの世の物でない音を出すMandalavandalz。そして日本国内からは数多くの素晴らしいアーティストが参加してくれることとなった。

心を揺らす音、この世の物でない音を、世界最高のスピーカーで味わう快楽。
音楽のジャンルや、音の種類や、そんな物が意味なく思える瞬間。
ただ、音の気持ちよさに身を任せ、目をつぶる。
踊りつづけて、人生の意味を発見する。
来た人みんなと笑いあえる。

そんな瞬間の積み重ねこそが、DANCE OF SHIVAの目指す世界だ。

このパーティに参加する人々は倍音、インド音楽、そして民族音楽から影響を受けた電子音楽を、その発生から現在形に至るまで2泊3日と言う長い時間を通し、楽しんでいくことになる。最後に、言うまでもないことだが、Dance of shivaでは、最高の音と、最高の時間を提供し。そして時間、音、体験の旅を提供したい。
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昨日某所にて麗人Nさまとその弟子Aさまと肉を喰らう。
私は焼き肉に関しては素人であることを露程も疑ったことはないが、
どれほど素人であるかということについても、完全に無知であったことがわかる。

世の中には、一見さんお断り、とか、オーダーはファーストテイクまで、という、
本気一本勝負の肉の店が存在していたのだね!!

私が昨日連れて行ってもらったのは、その系列の店ではあるが、
もうすこしマイルドな、敷居の低い店とのこと。
しかし!
そこですらそんなに甘くはなかったのである。

コトはA嬢が「今日生ロースってありますか」と注文したことに端を発する。
店員はにべもなく「ありません」と一言。
A嬢「えー!ないんだ。ナマで食べれるもの、なにかありませんか?レバ刺しとか」
店員「ありません」
A嬢「えー…わかりました」

と一回引き下がったものの、
店員が料理を持ってきた時。
A嬢「ナマで食べれるもの、本当に一つもないんですか?」
店員「ありません」
A嬢「今日ないんですか?前ありましたよね?」
店員「ありません!」
A嬢「…ありましたよね!?」
店員「あ・り・ま・せ・ん!」

双方、一触即発の気配。

いやまあ、いいですよね、そうよね、と取りなそうとする私やNさまのこと等、眼中無し!

「そうですか。わかりました。もういいです」
とA嬢すでにキレかかりな感じでいうものの、
アメフトの選手みたいにごつくて黒くて熊みたいな店員の目も怖い~

ところがそのあと、厨房から店員がでてきて、
「どなたといらっしゃったんでしたっけ?」
そこでA嬢がご主人とその御一行のことに言及し名前を言うと、
「いいっすよ、一人前でいいっすか?他に何かあればそれも」

…生ロースも、レバ刺しも、
あったのである!!!

「女性がいかに弱者であるかをこれほど痛感したのは久しぶり…」と目を潤ませ(肉があったことへの安堵のためか?・笑)ハンカチを噛み締めるA嬢。
しかし私は感動した。
いや、肉のうまさには当然、別枠で書きたいくらい感動したのだが、
この真剣勝負。欲望をを満たすことへの真剣さ。
そして食に対する双方の熱い思いと駆け引き。

そこをくぐり抜けて生ロースを食べたとき、
わたしは腹の底から、牛さんとそれにまつわる全ての人に感謝し、
「生きるとは命を喰らうこと也!」
という根源的な連鎖への畏敬の念がぶしゃーっとこみ上げたのである。

私に足りないのはこの、滾る欲望なのではあるまいか。
(どうでもいいことだが、最近ツイッターで共感した言葉でもあり、とある舞姫と頷きあったことでもあるのだが、音楽をはじめとする芸術というのは転換行為なので、打ち込む程に性欲も食欲も渇望というほどではなくなる、という現象が起こるように思うのである。)

ああ、私ももう一度、血を滾らせるわ!

あ、そういえばさっきいとうあさこさんも8時開店の店の「ロールキャベツ弁当」を8時10分発の新幹線にのる前に獲得する決死のミッションを敢行したってブログにあったなぁ…(タイトルは「命がけ」・笑)


私もバーニングアゲイン!


ということで、今日は肉パワーによって燃えます。
うりゃ!

★★★★★★★★

2010.5.15(土)
Horus Ensemble
~極東から中近東を眺望する音楽の夜~
@西荻窪「音や金時」(03-5382-2020)
www2.u-netsurf.ne.jp/~otokin/tusin.html

open 18:30/start19:30
charge ¥2600+order
music
今井ドラゴン龍一(Oud)
及川景子(Vln)
立岩潤三(Darbuka)
船原徹矢(Reqq)