希望のメッセージを持っていますか？

Ⅰペテロ　3:15 むしろ、心の中でキリストを主としてあがめなさい。そして、あなたがたのうちにある希望について説明を求める人には、だれにでもいつでも弁明できる用意をしていなさい。

　私たちは私たちの信仰にどれほどの誇りを持って生きているでしょうか？

　もし、私たちの持つ信仰以上の希望がこの世の中にあるのだとしたら、私たちの福音は人々に値打ちのあるものではありません。ペテロは私たちを苦しめたり、ののしる人たちがいても、その人たちの中でキリストを主として従い、崇め、希望に満ちた生き方をしなさいと言っています。

　私たちクリスチャンはこの世の中にはない希望を持っています。それは、自分で作り出した希望ではなく、私たちの中にいるキリストが与えて下さった揺るぎない希望です。希望がなくては人は幸せにはなれません。希望がなくては今日を生きる力がありません。将来が今と変わらないのだとしたら、どうやって今の苦しみを乗り越えて生きて行けばいいのでしょうか？

　私たちクリスチャンはあらゆる苦しみや、困難、悲しみや、迫害の中でも、生き生きとした隠しきれない希望を内側に与えられているはずです。あなたはその希望を現わして生きているでしょうか？人々があなたを見るとき希望を見つけることができるでしょうか？そして誰かが希望を失い、生きる意味を失って生きているとき、本物の希望を説明し、弁明し、それを与える準備をいつもしているでしょうか？もし、あなたがどんな癌でも治す薬を発見したなら、皆に自信を持って積極的に薦めるでしょう。私たちの持っている希望はそれ以上に人々にとって価値あるものなのです。

試練の生み出す宝

ヤコブ1:2 私の兄弟たち。さまざまな試練に会うときは、それをこの上もない喜びと思いなさい。3 信仰がためされると忍耐が生じるということを、あなたがたは知っているからです。4 その忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは、何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となります。

　試練に会うことは嫌なことです。だれもそれは望みません。これから家族旅行に行くという時に、嵐や台風には誰も会いたくないものです。子供の健康や安全をどんな親でも願います。結婚生活に喧嘩や争いなど誰も望んではいません。

　聖書はなぜ試練に会う時喜びなさいなどと無理なことを言っているのでしょうか？それは、忍耐を生み出すからだと書かれています。忍耐がそれほど価値の高いものなのでしょうか？

　オリンピック選手がそのひのき舞台に立つのは4年間の血のにじむような訓練の結果です。才能だけで練習もせずにオリンピックに出てくる人はいないでしょう。豊かで味のいい果物を実につけるには、たくさんの臭く汚い肥料を混ぜ込み、そこから養分を吸いあげなければなりません。何度も火に入れられて、余計なものを焼き尽くされ金は精錬されて純金になるのです。

　スポーツ選手が苦しい練習を通して技術を身につけるように、クリスチャンは試練を通して忍耐を身に着け、初めて本番の試合に出ることができるようになるのです。病気になっても笑顔でいられ、苦しみの中でも人々を励まし、貧しいようでも豊かに人々に与えることができる者になるために、私たちは試練を通ります。試練の中でしか十字架のイエス様に出会うことができません。十字架のイエス様に出会って初めて、私たちはどんな境遇にあっても感謝し喜ぶものになれるのです。

漢字５ 「エデンの園は幸福の原点」

『漢字に隠された聖書の秘密No.5』

創世記/Genesis

1:26 そして神は、「われわれに似るように、われわれのかたちに、人を造ろう。そして彼らに、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地をはうすべてのものを支配させよう。」と仰せられた。

1:31 そのようにして神はお造りになったすべてのものをご覧になった。見よ。それは非常によかった。こうして夕があり、朝があった。第六日。

福/happiness, blessing

・ネ,示＝proclaim, manifest

　　 exhibit, reveal

　　(the”God”radicals)

・一＝one,first

・口＝mouth,person

・田＝garden

※エデンの園は神が創造した天の御国を表しています。そこはあらゆる祝福で満ちていて、神と人が顔と顔とを合わせて住み、あらゆるものに満ち足りている幸福な場所でした。最初の人（一の口）がエデンの園（田）に神（ネ）とともにいた時、福（幸福）であったことを漢字は記憶しているのです。

漢字４ 「人間の創造は？」

『漢字に隠された聖書の秘密No.4』

創世記/Genesis

2:7 その後、神である主は、土地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。そこで、人は、生きものとなった。

造 /Create

・土＝dust or mud　+　口＝breath of Mouth　+　ノ ＝movement or life　

＝　告（to speak, talk）

・ ＝walking

天と地の全宇宙がこの間に創造され、一番最後に創造された、

神様の最高の創造物が人間だったと聖書は記録しています。

土で形造られた人の中に、神の御口の息が入り、

人間は生きるもの(ノ)となったのです。

それは、彼は話すことができ（告げること）、歩くことができる、

大人として造られたということです。（赤ちゃんで生まれませんでした）

創造の最大の目的は人を造ること。

「造」の漢字の中にその意味が込められています。

※神様の創造の御わざは6日間で完成しました。

漢字３ 「三位一体が漢字の中に！」

『漢字に隠された聖書の秘密No.3』

創世記/Genesis

1:1 初めに、神が天と地を創造した。

1:2 地は形がなく、何もなかった。やみが大いなる水の上にあり、神の霊は水の上を動いていた。

1:3 そのとき、神が「光よ。あれ。」と仰せられた。すると光ができた。

靈 /Spirit

・　一＝heaven　+　⊓＝cover　+　∶|∶=水＝water　＝　　雨=rain

・口口口＝mouth

・人人＝man　+　工＝work ＝　巫＝worker of magic

ヘブル語では神を表す言葉はエロヒーム（Elohim)であり、複数形です。

神はご自身を「われわれ」と複数形で呼ばれます。（創1：26、3：22）

新約聖書に入り、その複数形が父、子、聖霊の三位一体であることがはっきりと示されました。

驚くことに、聖霊を表す『靈』というこの漢字の中に三位一体の神の姿が記録されているのです。

大いなる『水』を天（＝一）が覆っていて（⊓）、真ん中に三つの口＝三人のいのちの息ある方が共におられました。

二人の『人』の間に一＝天、一＝地をつなぐ働き（＝工）をする人がおられ、この三者がともに働いて一人の神の働きを成す人（巫）を表しているのです。中国ではこの働きが偶像礼拝の聖職者を表す文字に使われるようになってしまった。

しかし、創世記の初めに表された、「神」「神の霊」「いのちのことば」は大いなる水のもとにすでに一緒に存在していたのです。

新約時代もイエスがバプテスマの水のもとにいた時、天の父、神の御霊、神の御子がともに存在を表されました。（マタイ3：16&17）

聖霊を表す『靈』というこの漢字の中に三位一体の神の姿がはっきりと記録されているのです。