・・・「屏風」というより「衝立」のような★形態になってしまいましたが、さて何を表現するのかという★内容の問題に突入です。ここまでの下地づくりは順調に進んでいますが、そこから何が見えてくるか・聴こえてくるか・伝わってくるか。
・・・Premonition of the wind(風の予感)Sign of the wind(風の気配)Wait for the wind(風待ち)が浮かんできました。「風」を強く意識するようになったのは、個展の頃からです。
・・・個展のメインとして「母の肖像」と対に展示した作品、タイトルは「風奏(または風葬)」、先に逝ってしまった友人に捧げる作品でした。
・・・「竹内街道」を通して司馬遼太郎さんを思い、「風」を通して五木寛之さんにつながり、「風の王国」から再び「竹内街道」へ。なんだか風がグルグル廻っているような、不思議な感覚に包まれます。
https://ameblo.jp/manabunc/entry-12486373100.html
※「風野又三郎」著:宮沢賢治/青空文庫より
https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/1943_30595.html
どっどどどどうど どどうど どどう、
ああまいざくろも吹きとばせ
すっぱいざくろもふきとばせ
どっどどどどうど どどうど どどう
賢治自身が書き残した創作メモや、発表の意思を伝えた上記の書簡でもタイトルは先駆作品と同じ「風野又三郎」であり、自ら「風の又三郎」と書いたものは現存しない(草稿では流用した先駆作品のタイトルがそのままになっている。また自筆の表紙が付されていたとされるがこれも現存しないため、この表紙の表記がどのようになっていたかは不明)。 しかし、作中の表現はほぼすべて「風の又三郎」に書き改められていることや「風野又三郎」とは明らかに内容が異なることから、最初の出版(1934年の最初の全集)以来「風の又三郎」が用いられて今日に至っている。
・・・だそうです。
《参考》「地球の風、金星の風」文:今村剛/JAXA
http://www.isas.ac.jp/j/forefront/2007/imamura/index.shtml
【今村剛】1970年、兵庫県生まれ。1998年、東京大学大学院理学系研究科博士課程地球惑星科学専攻修了。同年、宇宙科学研究所助手。2002年、助教授。専門は惑星大気科学。火星探査機「のぞみ」の電波科学観測を担当。現在は、金星探査機PLANET-Cのプロジェクトサイエンティストとして科学観測を取りまとめるとともに、観測装置の開発に携わっている。また月探査機SELENEの電波科学観測も担当。
http://www.isas.jaxa.jp/j/column/interview/19.shtml
究極の夢は、どこかの星に行って、山の上にでも座り、風の音を聞いたり、雲の流れを眺めることです。
・・・難しいことはわかりませんが、風ってただものではなさそうですね。
※「風」という言葉の意味/ウィキより
現代では「気流」が類義語にあたる。「風」に対して、風が全くない無風状態のことを「凪」という。 また、古来、風という言葉は眼に見えないものを象徴するためにも使われる。日本語でも意味深い言葉であるが、日本語以外では例えばヘブライ語で風に相当し、龍の発音に似る「Ru(巻き舌)ah」という言葉は深い意味を持っている。空気全体の動きということで、全体的な雰囲気の方向のような意味で「風」という言葉が使われる例が多い。選挙において「無党派の風が吹いた」とか、「逆風が強かった」等という。また、芸術やファッションなどにおいて○○風(ふう)というのもこれに近い。風は人々に大きな影響を与える。人々は様々な風を区別し、様々な名前をつけてきた歴史がある。現代の気象学においては「風」とは、地球上の大気の流れを意味している。厳密には、地面に対して水平方向の流れ(水平風)のみを指し、垂直方向の流れ(鉛直風)は上昇気流または下降気流というが、一般的には分けないことが多い。ただ、日常において風は水平方向に吹くことが多いため、風といえば普通は水平方向の風をさす。地球上の風系は南北半球ともに3つの区分に分かれ、大気大循環によって低緯度の熱を高緯度へと輸送する役割を持っている。
飛行する動物や滑空、バルーニングするものは当然風の影響が大きい。動物の場合は鳥をはじめとして、翼を利用して飛行や滑空を行うものがほとんどである。翼は風向に対して水平によけるようにして広げ、揚力を得る機構である。風のない場合でも、翼を広げて下降すれば実質的に「風」を受けて揚力を得ることができる。強い風は生物の散布に大きな影響を与えることもある。
風は自然現象の代表的なものの1つであり、伝承や信仰において神格化されることがある。日本においては風神が例である。インド神話ではヴァーユが風の神であり、この影響を受けた仏教では天部の1人として風天が存在する。ギリシア神話ではボレアース、ノトス、ゼピュロス、エウロス(4人の総称がアネモイ)が風の神である。日本各地で伝承として伝えられている現象(妖怪)として、鎌鼬(かまいたち)がある。
・・・さて猛威を振るう新型コロナの話題ですが、
《NEWS》2020.3.21共同通信より
コロナで大気汚染改善は一時的 国連、温暖化対策継続訴え
世界気象機関(WMO)は20日、新型コロナ感染症を受けた経済活動の停滞により、中国やイタリアで大気汚染が一時的に改善されたものの、2月の温室効果ガスの観測値は昨年よりも高くなっているなどとして、地球温暖化防止対策の継続の必要性を訴えた。WMOがまとめた各研究機関の調査によると、中国では大規模な移動制限などにより、2月の4週間でCO2排出量は25%減少。二酸化窒素もイタリアで過去約1カ月の間、毎週10%減が続いている。一方で、ハワイでの大気中CO2濃度の平均値は今年2月に414.11ppmと、昨年2月の411.75ppmより上昇した。
《参考》新型コロナウィルスと地球温暖化問題
/文:国際環境経済研究所主席研究員、東京大学公共政策大学院教授・有馬純
http://ieei.or.jp/2020/03/opinion200318/
新型コロナウィルスが短期的にCO2排出減につながるとしても、国際的な温暖化防止努力にとっては逆風であるという見方は強い。
・・・新型コロナで大気汚染が改善なんて、笑い話にもなりませんよね。
《NEWS》2020.3.27FNNより
感染と嗅覚異常の関連については、海外の耳鼻咽喉科学会が相次いで指摘していたが、不透明な部分も多いとみられる。イギリスの耳鼻咽喉科学会は21日の声明で、「中国や韓国、イタリアで、感染者の多くから嗅覚異常の症状がみられ、ドイツでは感染者の3分の2以上で嗅覚異常が報告されている」と説明している。また、アメリカの耳鼻咽喉科学会も「ほかの症状がでていない感染者たちから確認されている」として、嗅覚異常の有無を感染確認の手段のひとつに加えることを提案している。ただ、「感染との明確な関連性は不透明」とも前置きしていて、韓国政府も「主な症状は発熱と呼吸器症状であり、嗅覚の異常を症状に入れるのかは検討中」と慎重な姿勢。
・・・噂や流行をすぐに信じたり、その気になったり。慎重でありたいけど、みんな不安ですもんね。専門家や政治家もあてにならないし、自分を信じるしかない。
《NEWS》2020.3.25時事通信より
グレタさんがコロナ感染か、旅行後に症状、自主隔離/スウェーデン
スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(17)が新型コロナウイルスに感染した疑いがあることが分かった。グレタさんが自身のインスタグラムに24日投稿した。ほぼ回復しているが、予防措置として自主隔離中という。グレタさんは欧州各国を旅行して最近スウェーデンに戻ったところ、10日ほど前から疲れやせき、喉の痛みなどを感じ始めた。ウイルス検査は受けていないが、症状から見て「感染の可能性は極めて高い」と指摘。同行した父親は症状がより重いという。グレタさんは「多くの人は症状に気付かないかもしれないが、高リスクの人たちにうつす可能性がある。高リスク集団に属さない私たち(若者)も大きな責任がある」とし、感染拡大を防ぐため外出を避けるよう若者に呼び掛けた。気候変動対策を求める「学校スト」を主導したグレタさんは3月初め以降、ウイルス感染阻止のため集団行動を見合わせ、オンラインで「デジタル・スト」を行うよう呼び掛けている。
【グレタ・トゥンベリ】Greta Ernman Thunberg
https://www.youtube.com/watch?v=_y8JNG7S0bo&feature=youtu.be
スウェーデンの環境活動家。主に地球温暖化によってもたらされるリスクを訴えている。2018年8月、15歳の時に、スウェーデン語で「気候のための学校ストライキ」という看板を掲げて、より強い気候変動対策をスウェーデン議会の外で呼びかけるという学生時代を過ごし始めたことでよく知られるようになった。すぐに、他の学生も自分のコミュニティで同様の抗議活動に参加した。彼らは一緒に「未来のための金曜日(Friday for Future)」の名前で気候変動学校スト(School Climate Strike)運動を組織した。トゥーンベリが2018年の国連気候変動会議で演説した後、学生ストライキは毎週世界のどこかで行われた。2019年には、それぞれ100万人以上の学生が参加する少なくとも2つの協調した複数都市でのプロテストがあった。トゥーンベリは、公共の場で政治家、議会に対しての率直で事実に即したスピーチで知られ、気候変動の危機に立ち向かうため、すぐさま行動を始めるように呼び掛けている 。また、両親に飛行機旅行を断念させたり肉を食べないよう説得するなど、日常生活でも二酸化炭素排出量の少ないライフスタイルを実践している。
・・・グレタさんは発達障害の一つ、アスペルガー症候群であることを公表している。
《参考》自閉症スペクトラム
「広汎性発達障害」とほぼ同じ概念をさすものであり、自閉症やアスペルガー症候群、特定不能の広汎性発達障害などを含む疾患概念です。自閉症やアスペルガー症候群などには互いの境界線を引くのは極めて厳しいこともあり、病気の一連の続きとして「スペクトラム」として捉えられています。自閉症スペクトラムでは、「臨機応変な対人関係が苦手で、自分の関心・やり方・ペースの維持を最優先させたいという本能的志向が強いこと」を特徴とする発達障害です。ただし、置かれた環境によっては自分の関心を押し通すことがポジティブに捉えられ、「ちょっと変わった人」とは思われながらもコツコツと仕事に従事するがんばる人とも認識されることがあります。しかし、不適切な環境では人間関係に支障を来すことも出てきてしまい、自閉症スペクトラム「障害」になってしまうこともあります。自閉症スペクトラムの方は一定数存在するとされており、具体的な数字としては人口の1~2%存在すると報告されています。現在調査中ですが、最新のわが国の研究ではさらに多く3~5%程度という報告が出されています。また、男性の方が多いとされています。自閉症スペクトラムは★個性として捉えることも大切であり、本人や周囲の方が円滑に生活を送れるよう、工夫をしながら対応することが求められます。
《NEWS》2020.3.25ABCテレビより
「闘いは1年続くマラソン」iPS山中教授がウェブサイト開設「新型コロナ」の情報発信
https://www.covid19-yamanaka.com/index.html
iPS細胞の開発でノーベル賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授が、新型コロナウイルスの情報を個人で発信するウェブサイトを開設しました。ウェブサイトでは、山中教授が新型コロナウイルスに関する論文やデータを分析し、科学的根拠の強さでランク分けしてまとめるなどしています。開設の理由については「感染症や公衆衛生の専門家ではないが、選抜高校野球大会の中止が決まったときの高校生の立派な対応を見て心が震えた。医学研究者としてできる貢献を少しでもしたい」としています。山中教授は「日本では、コロナ疲れ、油断が心配です。粘り強く、1人1人が対策を続けていく必要があります。自分というより、社会を守るためです」とコメントしています。また、自身の趣味でもある陸上競技になぞらえ「ウイルスとの闘いは短距離走ではなく、★1年は続く可能性のある長いマラソンです」と継続的に警戒するよう呼びかけています。
・・・実際「東京オリンピック2020」が、1年ほど延期されることになりました。本当に、じっくり落ち着いて(耐えて)取り組んでいきましょう。