サンタ・ビットリアの秘密(1969・米) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

サンタ・ビットリアの秘密(The Secret of Santa Vittoria)

 

監督 スタンリー・クレイマー

出演 アンソニー・クイン、アンナ・マニャーニ、ハーディ・クリューガー、ヴィルナ・リージ、ジャンカルロ・ジャンニーニ、ヴァレンティナ・コルテーゼ、パトリシア・ヴァルテュリ

イタリアのサンタ・ビットリア村はワインの名産地だが、ムッソリーニ死亡のニュースがもたらされドイツ軍が進駐してくることに。村長になったイタロ・ボンボリーニ(クイン)は131万本のワインを没収されてはなるまいと、100万本を村はずれのローマ洞窟に隠すことになるのだが・・・
ドイツ軍司令部前のシーン。M47パットン戦車、トラック、キューベルワーゲンなどがたくさん!右のハーフトラックはなんか謎の砲塔だし、左のM8グレイハウンドも改造されてるような。残念ながらこのシーンのみで詳細不明です。

ドイツ軍が来る前にワインを洞窟へ。バケツリレーならぬワインリレーですね。

ヒロインの一人カテリーナさん(リージ・お金持ちの未亡人)も手伝います。美人です(笑)。

進駐してきたドイツ軍。サイドカーに謎の軽車輌、ケッテンクラートが続きます。

先ほどの車輌はメルセデスウニモグ401というもので、戦後の農業トラクターでした。

中央にいるのがケッテンクラート。最近、漫画・アニメの「少女終末旅行」で有名になってますね。

いつものOMタウルスもしっかり登場。

ドイツ軍役者はフォン・プラム大尉(クリューガー)。「遠すぎた橋」「ネレトバの戦い」「飛べフェニックス」などに出演しています。

美人のカテリーナを口説いてるプラム大尉。ダメダメです(笑)。悪人になりきれない愛嬌がある人物として描かれます。
SS将校役でカール・オットー・アルバーティ―(左)が登場。タラコ唇のドイツ兵として、「戦略大作戦」

右はボンボリーニの娘アンジェラ(ヴァルテュリ)。結構可愛い。左はファビオ役の若い頃のジャンカルロ・ジャンニーニ。戦争映画では「エネミー・ウォー」に出演。

ボンボリーニの妻ローザ(マニャーニ)。さすが大女優の存在感です。おっかないけど本当はやさしい肝っ玉母さんを好演しています。代表作は「無防備都市」「バラの刺青」など。

100万本のワインを隠し通したイタロ・ボンボリーニ村長(クイン)。この最後のセリフは痛快すぎます。

みんなで踊り出すラストシーンは何度見ても素晴らしい気持ちになれます。

 

(寸評)

「ニュールンベルグ裁判」などの巨匠スタンリー・クレイマー監督のコメディ作品。2時間超えの作品ですが、脚本が素晴らしくあっという間に終わっちゃう感じ。この作品には原作があり実話とのことで、集英社から訳書が出ていました。サンタ・ヴィットリアはモンテファルコーネから遠くはない場所だそうです(以上、世四郎様より)。アンソニー・クインはやっぱりすごいです。ブルーレイ、DVDが発売されたので画像など差し替えました(2021.10月)。

(評価)☆☆☆☆(5点満点)   *DVD

(双葉)☆☆☆★★(4点満点) ※ほろ酔い機嫌で見れば楽しさ倍増→ごっもっとも。