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①〜④の続きです。


詳細を書いていたら、なかなかの長さになってきました笑い泣き










5日後の金曜日に帝王切開が決まった翌朝、再び少量ですが、出血しました。



看護師さんたち、また顔が怖いですガーン



これ、金曜日まで持つの…?



不安が募ります。



時系列は忘れましたが、この前後数日に、久しぶりに腹部エコーで赤ちゃんの診察をしてもらいました。



赤ちゃんは元気です。

しかし、逆子。



足が下にあるから元気に胎盤を蹴って出血しているようですえーん



推定体重は1800g。



ヘパリン、バイアスピリンをやめても成長してくれていましたえーん



先生に、

『推定体重も週数どおり。もう今は必要な機能は備わってるから。あとは熟成が少し足りないだけ。生まれてからNICUで呼吸のサポートとかするから。』

と言われました。



また、夫とZOOMを繋いで、執刀医から術前の説明がありました。



MRIで胎盤癒着はなさそうだが、子宮の手術歴があるから(ポリープ切除を何回もやってます)胎盤が剥がれにくいかもということ、剥がしてみないとわからないが、血が止まらない場合は輸血をすることなど説明されました。



血が止まらない場合、通常はバルーンを入れて圧迫する、子宮を縫う、輸血で対応するが、それでも止まらない場合、子宮の血管を塞栓する、または子宮摘出をする場合もあると言われました。



確率は低いかもしれないけど前置胎盤で亡くなった人もいるのかもと思い、

『先生、私死なないですよね?』

と聞いてみました。


先生は、ニコッと笑って

『そうならないようにします』

と言いました。

(ちょっとうろ覚え)



あ、こういう時大丈夫ですよ、とは言わないんだなと思いました悲しい



やはり開けてみないとわからないって怖かったです。



初めてのことなので、どうなるか全く予想がつかない。



改めて、もしかしたら自分が死ぬかもしれないと考えた時、ドラマみたいに、私はいいからこの子を助けてください、とは思えませんでした。



この子は絶対助けて欲しいけど、もし私がいなくて誰が育てるんだろう?夫は家事もできないし頼りにならない。



そう思うと、何かあったら私より赤ちゃんを優先してねとは簡単に言えませんでした。



私が生きなきゃいけないんだ、そう強く思いました。



それでも私にはなす術はない。

先生方にお任せするしかないんです。



手術予定日の2日前までに赤ちゃんの肺機能を促すステロイド注射を肩に打ちました。結構痛いやつです。



覚悟は決まっていましたが、やはり怖い。

でも赤ちゃんにもうすぐ会えるんだ、と思うと嬉しくもあり、複雑な心境でした。



帝王切開を2日後に控えた夜、色々と考えて涙が出てきました。



なんでこんなことになってしまったんだろう?

なんで安静にしなかったんだろう?

赤ちゃんに申し訳ない。


そんな気持ちでした。



翌朝。

またしっかりと出血しました。


あ、もうこれダメだわ真顔


そう思いました。


また車椅子→NST→点滴でベッドに横たわっていると、主治医の先生がきました。



『もう危ないので今日9時から手術します。

看護師から色々と術前準備の話があるので、準備してくださいね。NICUの先生にも待機するよう伝えてあります』



いよいよその時がきました。

もうやるしかない。

でも、1時間後?びっくり


でも、ちょっとほっとした自分がいました。

もう出血に怯えながら夜を越さなくていいんだ。

朝目が覚めて一番に出血のことを考えなくていいんだ。



帝王切開は、9時にスタートしました。

女性ばかりのチームです。

女医さん3人と手術室ナースさん2人、麻酔科の先生1人。



初めての脊髄くも膜下麻酔。

意識がある中で行われます。


麻酔が入ってから、徐々に息苦しく気持ち悪くなりました。

麻酔科の先生に伝えると、血圧がさがっていたようですぐあげる薬を入れてくれました。


あー楽になった。


と思ってから、先生たちが何やら話し合いながらやっていますが、状況はよくわかりません。

私はお腹から下の感覚が全くない。そして私からはお腹の方が見えないようになってます。


30分くらい経過して、しばらくぐいぐい引っ張られる感じがして、46分経った時、


『赤ちゃん出ます』


と言われ、


『9時46分 おめでとうございます』


と皆さんから祝福の言葉。


でも赤ちゃんは泣かなくて。


心配しましたが、数分後元気に泣き出しました。

どうやら羊水を飲んでいたみたい。



助産師さんが赤ちゃんを見せにきてくれて、顔を見ると、可愛い赤ちゃんです。

涙がぼろぼろこぼれました。


よかった、赤ちゃん、思ったよりふっくらしてる。



33週1日でしたが、体重も2100gを超えて生まれてきてくれました。


ああ、本当によかったと安堵しました。


結局、胎盤癒着はなし。ただ出血量は2リットル。手術中は輸血なしでしたが、術後にヘモグロビンが下がったので、輸血しました。




以上が私の出産の記録です。



正直なところ、理想の出産ではなかったし、妊婦生活には悔いが残りました。



できればもっと大きくお腹で育ててあげたかった。



それでも、娘はNICU、GCUでお世話になった後、すくすくと成長してくれています。

発達は修正月齢通りといった感じ。

免疫もそれほど弱くないのか、あまり熱を出すことはありません。



娘が無事生まれてきてくれて、私も生きて帰れたことが全てです。



約一年経って、子育てはなかなかハードだし毎日が修行ですが、時々この出産の時を思い出して、沢山の人に救ってもらった命を親子共々大切にしたいと思います。

先生方、もうお会いすることはないけど、本当に感謝です。飛び出すハート



改めて、出産は命懸けだと身をもって経験しました。




そして、まだ一歳の誕生日どうするか考えてません笑い泣き



ああ、どうしよう〜キョロキョロ



ケーキを作らなきゃ、ですよね‥泣き笑い