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続きです。


出産までの経過を記録しています。






31週のある日の夜中に出血をしてしまったので、

荷物をまとめながら、病院の緊急外来に電話して、状況を伝えました。

(私はNICUのある大学病院で出産しました)



前置胎盤で出血をしていると伝えると、代表番号の方が産科に情報を連携してくれて、心配なら来てもいいよという軽い感じの返答でした。



あれ?そんなに緊急ではないのかな?と疑問になりながら、タクシーを呼びました。



タクシーの中で夫と、もしこのまま出産になったらどうしよう、まだ31週なのに、という話をしました。



まさかこんなにすぐ異変があるとは全く思っていなくて。

危機意識は少し持ちつつも、なるべく悪い方向には考えないようにしていたからです。

早産になるってこと?早産って…と色々と検索。

怖いことも書いてありました。



妊婦健診の先生にも、必要以上に脅されていなかったというのもあります。

前置胎盤であればなるべく安静にしておくべきなんでしょうが、私の場合は血栓ができやすい体質なのでそうもいきません。

それをわかっていたので、先生は安静にしろとは敢えて言わなかったのだと思います。



病院に着いて、受付の人に改めて状況を伝えるも、そんなに切迫した感じではありません。

産科の当直の担当医師は若い女の先生でした。



先生に、前置胎盤で出血して、と伝えるも、あーそう?みたいな軽い反応。



うーん、と思いつつ内診してもらい、その時点では出血が止まっていました。

頸管の長さも十分ありました。



しかし、先生がカルテに改めて目を通して、顔色が変わりました。


『あれ?〇〇さん、前置胎盤?

あ、ダメダメ、、即入!即入!』



と言われました。

即入とは即入院のことのようです。



ですよね…となる私。



やっと話が通じたよ泣き笑い

代表番号の受付の方からの情報連携がうまくいってなかったようです。



『あのね、また出血して止まらなかったら今日中に出すから』



急に話が深刻になり始めましたガーン



えっ?やっぱり?もう出すの?頭の中は真っ白です。



夫もただならぬ緊迫した空気に、静かに驚いてました。

(夫は人前では割と寡黙なタイプです。あまり余計なことは言わない…)


そのまま入院となりました。

夫とはここでお別れ。



実は私、この少し前にこの病院にコロナで入院してたので、入院は慣れたものでした。



問題はいつ産むことになるか。



この日から出血に怯える日々が始まります。



朝と夕方に血圧などの体調確認があるのと、一日一回?NSTで赤ちゃんの心拍を確認します。



赤ちゃんは相変わらず元気そうでした。

時々ウネウネとダイナミックに動くと思えば、シーンと静かに寝ている時もありました。



同じ部屋に入院している人は、血圧異常や糖尿の妊婦さんのようでしたが、皆さんもう35週は超えている感じでした。



ある人はむしろ週数を超過していて、すぐ仕事に戻りたいんだけど、というようなことを話してました。



私みたいに週数の早い人はいないようで、少し悲しくなりましたが、皆それぞれの状況の中で戦っています。



私の戦いはトイレでした。

元々頻尿ですし、便通もいい方なので、よくトイレに行きます。


最初の1週間は茶オリなど古い血液がナプキンに少しつきました。



しかし、内診してもらっても、新たに出血はないようでした。

血液検査の結果でも、炎症の値など異常なし。



このまま37週目指してがんばろうね、出血はしやすくなってるかもしれないけど、

と先生に励まされました。



このまま出産まで入院か…退屈だなと思い、先生に

『病院内だったらちょっと動いてもいいですか?あのコンビニとか屋上庭園とか。ずっと寝たきりで血流が気になりますし』

と思い切って聞いてみました。



先生は、病院内だったらと了承してくれました。



MRIで子宮と胎盤が癒着しているかも調べました。

幸い癒着はなさそうとのことでしたが、実際に開けてみないとわからないと言われました。

人生初のMRI、狭いしうるさいしで、なかなか恐怖でした。



その翌日、早速院内の屋上庭園で歩きながら母と電話しました。



外の空気が美味しい照れ



母に夫の愚痴やら入院の話やら聞いてもらってリフレッシュしました。



32週ですが、お腹はそこそこ大きいです。

胃も圧迫し始めた頃で、食後には軽く胃痛がありました。



その後、コンビニに寄ってお菓子を買ってから病棟に戻りました。



翌朝。早朝5時。



なんとトイレで1週間ぶりに出血しました。

サラサラの鮮血ガーン



すぐにその場でナースコールし、看護師さんが血相変えて走ってきました。



血液の量を確認して、すぐ車椅子がきました。



やばい、大事になってる驚き



病室に戻ったら点滴です。

NSTをし、いつもの通り、

『張りはないですか?』

と確認されました。



この、張りですが、私にはよくわかりませんでした。



後々調べたら、生理痛のような鈍痛のことのようです。



今振り返ればそれはあったかもしれませんが、毎回多分ないです…と答えてました。



看護師さんに目安を聞いたら、スイカくらいカチコチに硬くなること、と言われ、それはありませんでした。



その後、当直の先生が内診。

出血は継続してないようでした。

 


病室のベッドに戻り、点滴を打たれながら安静にしていると、主治医の女医さん(こちらも若い、30代半ばくらい)が来られ、もう出した方がいいかもしれないねと言われました。



私はこのままベッドで安静にして週数を稼ぐことができないか尋ねました。



そうすると、もう2回警告出血が出てるから厳しいとの返答でした。




確かにもう出血はいつ出るか全く予測できないですし、いつも寝て起きたら明け方に出るので、夜を越すのが精神的にしんどくなっていました。



どうも夜女性ホルモンが活性化されるので、それが出血と関係しているようでした。



また、今振り返れば、最初の出血も2回目の出血も階段を使った翌日でした。



階段を使わなければよかった、と今更後悔しても仕方ないです。



5日後に帝王切開で早めに出すことになりました。





長くなってすみません。

⑤に続きます。