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市原市「マナビオ」のブログ

マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。

ビー玉運び

 木更津市の雑貨ショップ&ギャラリー「カラコロ 」さんにて、Hands-onで大人気!木の手作りおもちゃ"ビー玉運び"の店頭販売を始めました。


 ビー玉をのせた竹ひごを両手に持って、ビー玉をカゴまで運びます。子どもから大人までハラハラ・ドキドキお楽しみいただけます。お店に組立て済みの見本が置いてあります。是非、一度、試してみて下さい。


 部分的に着色したり、背板に絵を描けば、オリジナルのビー玉運びにもなりますよ!


 木更津のカラコロさんまで足を運ぶことができない方向けにマナビオでも販売しております。興味のある方はどうぞ!http://www.manabio.jp/kokuchi.php?id=76


新宿の夜景

 新宿で行われた「わくわく文庫読書感想文コンクール」の結果発表会へ行ってきました。


 今年の金賞は、中3の女の子が書いた「しろばんば(井上靖)」の感想文でした。審査委員長である志茂田景樹先生が

「中学生が読むには難しい文章を丁寧に読んで、人物像を的確にとらえて表現している。」

と評価されていました。


 受賞者のすばらしい感想文の朗読をきくと、

「 賞をとるような生徒は、文章を書くことを学ばなくても、賞をとれるのでは...。」

といつも心のどこかで私は思っていました。しかし、今年は、受賞者本人の話を聴く機会に恵まれ、私は考えを変えました。


 初対面の大人ばかりの式典の中で所在なさげの受賞者に話かけると

「読書はとても好き。」

と言いました。

「文章を書くのは苦労しない?」

ときくと

「苦労します。むしろ苦手です。」

と素直に教えてくれました。


 彼女は、毎週1回、読書後に感想文を書いているそうです。

「いつからやっているの?」

ときくと

「小4からです。」

と言われ、頭が下がる思いがしました。


そして

「マナビオの生徒達にも良い目標ができたなぁ。」

と思いました。


ビーム1ポチだけ色が違うのは何故か?

 造られるロボット達を見ると、ロボット教室を監修なさっている高橋智隆先生は、単に工学的合理性を追及するだけでなく、デザインにも一家言持っているように思えます。ロボット教室で使用するパーツには"ロッド"や"ビーム"のように工学的名称がつけられており、色は機能ごとに統一されています。


 梁材として使用する"ビ-ム"は黒色です。ところが、最も短いビーム1ポチ(パーツの突起の数を表す独自の単位)だけグレーなのです。何故、色が違うのでしょうか?


 ビームは、長さの異なるパーツをいくつも使って数段積み重ねて使うことがよくあります。製作者は、テキストに掲載された写真から、着目している段にどの長さのパーツが使われているのかを類推する必要があります。この時、中途半端に1ポチだけずれているものを、黒一色のパーツで認識するのは、かなり難しい作業になります。そこで、ビーム1ポチだけ色を変えたのではないでしょうか。


 これは、あくまでマナビオの解釈であり仮説です。いつか高橋先生にお会いする機会があったら、是非、理由を直接うかがってみたいと思っています。


■無料体験会■

市原市、千葉市、袖ヶ浦市、木更津市、君津市にお住まいの方向けの体験会です。

ロボット教室はコチラ 、理科実験教室はコチラ (別窓で開きます)で開催日を確認いただけます。


類比・対比・例示は考える基本

 室内で上げる実験用の凧です。小さいけれどよく上がります。


 限られた時間で行う実験教室では、誤解することなく理解できるように"成功する実験"のみを行いがちです。


 この凧の実験も、テキスト通りに薄い紙の上部を折り返し、所定の位置に紐をつなげば、よく上がるようにできています。しかし、良く上がる唯一つの凧を上げるだけでは、考える力を育てることはできません。


 例えば、折り返しの有無による凧の上がり方を比べれば、折り返しが必要な理由が分かるでしょう。紐をつける位置を変えて比較すれば、紐の位置にも意味があることが分かるでしょう。


 類比、対比、例示は物を考える基本だと私は思っていますが、ある日突然、誰でもできるようになるものではありません。マナビオではこうした実践的な体験の繰り返しが、科学の目を養うことにも通ずると信じています。


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一歩引いて見る

 子どもだけでなく、大人でも、何かに一生懸命になると、周りが見えなくなることはよくあります。


 子ども達により自発・能動的に学習してもらおうとすると、どうしても、前へ、前へと誘導してしまいます。息苦しさを感じたり、やる気が出ないような時は、ちょっと立ち止まって、自分のやっていることを一歩引いて眺めてみることは、とても大事だと思っています。


 例えば、個別進度学習教室の写真は、いつも明るい教室の中で撮影しています。ところが、一歩引いた場所から見る教室の様子は、全く別物に見えませんか?


 思い返してみると、

「一歩引いて見るんだよ。」

と私に教えてくれたのは、高校時代、デッサンを習った美術の先生でした。


 子ども達に教えている時、

「それで今、何やってるんだっけ?」

という私の口癖は、理解しようとしている対象から視点を一歩引かせる効果を狙っています。