【要約教室:得意なことでも上達には時間がかかる】 | 市原市「マナビオ」のブログ

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マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。


新宿の夜景

 新宿で行われた「わくわく文庫読書感想文コンクール」の結果発表会へ行ってきました。


 今年の金賞は、中3の女の子が書いた「しろばんば(井上靖)」の感想文でした。審査委員長である志茂田景樹先生が

「中学生が読むには難しい文章を丁寧に読んで、人物像を的確にとらえて表現している。」

と評価されていました。


 受賞者のすばらしい感想文の朗読をきくと、

「 賞をとるような生徒は、文章を書くことを学ばなくても、賞をとれるのでは...。」

といつも心のどこかで私は思っていました。しかし、今年は、受賞者本人の話を聴く機会に恵まれ、私は考えを変えました。


 初対面の大人ばかりの式典の中で所在なさげの受賞者に話かけると

「読書はとても好き。」

と言いました。

「文章を書くのは苦労しない?」

ときくと

「苦労します。むしろ苦手です。」

と素直に教えてくれました。


 彼女は、毎週1回、読書後に感想文を書いているそうです。

「いつからやっているの?」

ときくと

「小4からです。」

と言われ、頭が下がる思いがしました。


そして

「マナビオの生徒達にも良い目標ができたなぁ。」

と思いました。