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市原市「マナビオ」のブログ

マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。


本居宣長・鈴屋

 連休を利用して三重へ行ってきました。


 ここは、松坂市にある本居宣長旧宅です。宣長の祖父が1691年に建て、宣長は12歳から72歳で没するまで60年間(京都で医学を学んだ4年間は除く)にわたって暮らしたそうです。


 建物は、一度、移築され、宣長が住み始めた時点で建物が建てられから約40年経っていたことになります。宣長53歳の時、2階に4畳半の書斎を増築し、鈴愛好家だった宣長は「鈴屋(すずのや)」と命名しています。その後、明治42年、保存のために現在の松阪城跡に移築されたそうです。


 屋根から光を入れるトップライトは、さすがに江戸時代にはなかったと思いますが、歴史の長い建物の中で当時の人々と同じ物を見ているのかと思うと、とても不思議な感じがします。


 玄関から、建物奥まで土間が続いており、左手の一段上がったところに部屋が4つ配置されています。国学者であり、医者でもあった宣長なので、資料が大量にあったと思いますが、収納スペースがあるようには見えません。蔵でもあったのでしょうか?


プレアルゴ2015

 来春3月から始まるアルゴクラブ・初級コースの準備講座「プレ・アルゴ」のご案内です。


 対象は、年長さんと小1です。11月から来年2月まで4か月間開校し、授業は50分、月2回です。未就学児童に合わせ、本講座に比べると少しゆっくりしたペースの授業です。アルゴクラブの冬期・春期講習の内容を学びます。


 詳しくは、以下をご覧ください。http://www.manabio.jp/kokuchi.php?id=77


 写真は、本講座のアルゴクラブ・上級コースでジオIIをやっている様子です。


ダンボールガンダム

 県内の中学・高校では、学園祭が多く行われる週末でした。


 中学・高校で行われる学園祭は、学習指導要領の”文化的行事”に分類され、「集団活動を通じて自己を活かす」ことなどが学習目標に挙げられています。マナビオでは真似できない学校ならではの催しといえ、羨ましく思います。


 学園祭での催しや展示を見ると、集客を意識せず「生徒が好きなことをやる」というスタンスは、いつの時代もあまり変わらない気がします。しかし、自分が中学・高校生だった頃に比べると、学園祭をただの"内輪の催し"に終わらせず、しっかりと部外者に対し"もてなし"を用意したイベントとしている点に驚かされます。例えば、生徒が行う案内(製作した看板や校内放送など)や接客に、私はホスピタリティを感じます。


 集団活動を通じて準備していくには、きっと、様々な問題が生じたと思います。中学・高校でしかできないそのような貴重な経験は、将来、仕事についた時や、大人になって行う地域活動やボランティア活動などでも大いに役立つのではないでしょうか。


北極星の位置を学ぶ

 初級の生徒が、北斗七星やカシオペア座から北極星を見つける方法を学んでいます。


 現代の小学生が、北極星を発見する方法を知識として学んでも、あまり価値はありません。むしろ、季節を問わず、正確に北を知る方法にどのような価値があるのか、その理由を考える方が、学びは大きいと思います。


 現実の夜空には、星々をつなぐ線などありません。ただ、ぼんやりと夜空を見上げただけでは、何かを発見することなどできないでしょう。


「興味なし!」

と言って、下を向いて生きることもできます。しかし、夜空を見上げれば、学んだ人にしか分からない事実がそこにはあります。


 星座が示す様々な考察は、子どもたちが「何のたに学ぶのか?」という問いに対し、とても分かり易い答えを示してくれているように感じます。


 薄暗い教室の中で生徒に説明をしながら、私は、学ぶ理由も一緒に伝えたいと思っています。


■無料体験会■

市原市、千葉市、袖ヶ浦市、木更津市、君津市にお住まいの方向けの体験会です。

ロボット教室はコチラ 、理科実験教室はコチラ (別窓で開きます)で開催日を確認いただけます。


大人が読む"わくわく文庫"

 要約教室で使用している"わくわく文庫"は、音声を聴きながら本を読む学習システムです。音声のスピードは0.5から10倍まで変えることができます。


 生徒が少ない時間帯、私自身も生徒と一緒に読むことがあります。この日、私は、先日の読書感想文コンクール金賞の「しろばんば(井上靖)」を読みました。


 受講を検討される保護者が

「読まずに"音"を聴いてしまうのでは?」

と疑問を持たれることがありますが、心配はありません。例えば、私の読むスピードは"4倍"です。この位のスピードですと、聴こえてくる音声から意味をくみ取ることはできません。スピードを落とせば認識できますが、文字で読むほどの情報は頭に残りません。さらに言えば、そのような状態を20-30分続けることは、とても苦痛です。


 耳から聴こえる音声は、ちょうどペースの変わらないランニング伴走者のようなものです。

 伴走者のペースが生徒の読書スピードと合うと、キョロキョロ・グラグラしていた生徒の体の動きがピタリと止まります。その様子を見れば、生徒を物語の世界へと導いてくれたことが分かります。