市原市「マナビオ」のブログ -58ページ目

市原市「マナビオ」のブログ

マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。


大人のアルゴクラブ

 いちはら市民大学の子育て支援コース2期生の皆さんに、小学生に算数を教える方法と心構えを講演し、そして学校で習う算数とはちょっと違うアルゴクラブの学びを体験してもらいました。


 写真は、大きい生徒さんがアルゴの「できた!」を練習しているところです。


 課題を説明して、ストップウォッチを見せます。

「では、3分でやってみましょう。両手はお膝!ヨーイ、スタート!」

と、コーチがやることはいつもと同じです。童心に返った大きい生徒たちは、課題をやっているうちに自然と笑顔になって、皆とても楽しそうです。


 プリント課題も同じです。人よりも早くプリントを終えると

「できた!できた!!」

と喜び、うれしくなって、

「コーチ!これであってますか?」

と見て見て攻撃です。大きい生徒さんでも、やることは小学1年生と大差ありません。


 体を動かし、声を出し、短時間に課題を達成しようと一生懸命考えるアルゴクラブのやり方は、大人でも十分楽しめることがよく分かりました。


 ただし、1点だけ、大人向けのアレンジが必要でした。それは、時間です。

「3分で」

とは言いますが、ストップウォッチは4分で止めています(笑)。


「来春新規入会者向けプレアルゴ開講のお知らせ」

http://www.manabio.jp/kokuchi.php?id=77


コオロギの科学スケッチ

 今月はコオロギの観察です。観察と言っても、相手は動かないコオロギです。


 虫が苦手な子どもは多いです。実験テーマをきいた子ども達は、この世の終わりを知ってしまったかのように大騒ぎです。


 動揺する子ども達に、まず、科学スケッチと美術スケッチの違いを説明します。そして、上手に描く小さなコツと絵心はいらないことを伝えます。


「では、コオロギを袋から取り出してみましょう。」


 安全メガネとマスクをした生徒は、震える手に持ったピンセットでコオロギが入った袋をつまむ始末です(笑)。安心して下さい。どのお子さんも同じようなものです。


 最初のうちこそ、子ども達は死んだ虫を近くでみることを怖がりますが、教えたスケッチのコツを試してみようと、次第に口数が少なくなり、描くことに集中していきます。


 この実験課題の良いところは、小さな虫を描くことにあります。同じ課題は植物でもできますが、動かない虫を描くことは、子どもに別のことも教えてくれます。


 緻密に描く体験を通じて、子ども達は"良く見る"ことを学びます。


■無料体験会■

市原市、千葉市、袖ヶ浦市、木更津市、君津市にお住まいの方向けの体験会です。

ロボット教室はコチラ 、理科実験教室はコチラ (別窓で開きます)で開催日を確認いただけます。


苦手な問題の克服方法

 日々の学習とは、小さなことの積み重ねです。マナビオで何かを学んで「”分かった!”という発見の連続」というわけでもありません。


 勉強とは、子どもに苦手な食べ物を食べさせることに似ています。子どもが小さなうちは、細かく刻んだり、すったりして気づかないように食べさせたりします。子どもが少し大きくなると、自分で鼻をつまんで食べたりするようになります。


 保護者からいただく学習の悩みに

「問題を読まないので困る。」

というものがあります。


 まさしく、子どもが苦手なものを飲み込むために鼻をつまんで目をつぶっている状態です。

「良く読みなさい!」

と100回言ったところで効果はあまり期待できません。


 間違った問題をやり直すのは、子どもにとっても楽しいものではないはずです。そこで、

「問題を2回やるのがイヤなら、最初にやる時、せめて、片目ぐらいは開けてやった方が得じゃない?何かが見えることもあるかもしれないし、よくよく見たら、それほど苦手なものではないかもしれないよ。」

と声をかけて様子を見ています。


 子ども達に教えていると、大人の自分も考えさせられることが多いです。


市原市立中央図書館の広告

 2015年9月から、図書館の雑誌スポンサーになり、マナビオの広告を出しています。この写真は、児童室のものです。大人向け雑誌閲覧コーナーにもあります。是非、探してみて下さい。


崖の上のポニョ・ジグソーパズル

 ついに「崖の上のポニョ」のジグソーパズル(1000ピース)が完成しました!最後のピースを入れたのは、中1の生徒でした。


 制作開始から2週間、完成からさらに1週間、2階の休憩コーナーの三角テーブル(通称・おにぎりテーブル)に置いておきました。


 制作過程を見てきた生徒達は、完成したジグソーパズルを見ると、「あ、できたんだ!」と喜んでくれます。


 完成したパズルから端っこの1ピースを一度取って、再度パチンとはめて「ヤッター!」と完成した瞬間を疑似体験する子どもも結構います。


 分かります。その気持ち。


 明日からは、きっと、

「1000ピースのジグソーパズルを作ったことがあるんだぁ!」

ぐらいのことを言うのだと思います(笑)。


 それで、いいと思います。そういうことができるのが、子どもの特権ですからネ。