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市原市「マナビオ」のブログ

マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。


コオロギの標本作り

 コオロギの標本を作ります。


 虫を見て

「キャーッ!」

と言う女子は多いですが、虫の標本作りは、女子の方がこだわりが強いです。


 標本作りに虫ピンは欠かせません。標本本体に刺す針は、"昆虫針"と言って区別されます。標本本体はできるだけ傷をつけない方が良いので、昆虫針は1本だけです。残りの針は、"標本の形を整える為"に使用します。


 この"形を整える"という言葉が示すゴールを明確に共有し難い為、結果に性差を生んでいるように感じます。


 足は左右対称に広げてある方が良いです。足先は中に浮いていると不自然なので適度に下向きの方が良いです。一方、触覚は上を向いていた方が良いです。


 チェック項目を上げればキリがありません。最終的には

「自分で良いと思う形に整えましょう。」

となります。すると、女子生徒は、針の打ち方を少し教えただけでコツを掴んでやっていきます。しかも、何度も刺し直し、少しでも良い形にしようとします。このようなこだわりは、理系にとって大切な資質です。


 中学・高校と学年が上がっても

「算数は苦手だけど、理科は好き。」

と言う生徒に出会います。進学先の文理を分ける岐路に立った時、このコオロギの標本作りの体験が、少しでも生徒の動機を後押ししてくれるとうれしいです。


■無料体験会■

市原市、千葉市、袖ヶ浦市、木更津市、君津市にお住まいの方向けの体験会です。

ロボット教室はコチラ 、理科実験教室はコチラ (別窓で開きます)で開催日を確認いただけます。


自調自考

 長男(高1)の学校で中3、高1、高2の徒生を対象とした「進学講演会」があり、保護者も聞くことができるので参加してきました。OB(福井大学医学部医学科薬理学教室・青木耕史教授)が、高校を卒業してから大学教員になるまでの過程を実体験を交えて講演してくれました。


 受験を控えた後輩達に取得する研究費の側面から国内大学を紹介するのはユニークでした。高偏差値校が高研究費を取得することは想像できますが、金額が上下の大学で大きな開きがある事実は意外でした。


 また、研究者の資質として

「研究費および適切な研究環境を獲得する為には、(競争相手が優秀なので)最終的に人間力(協調性や人間性)が大事。」

という意見も、私には意外なものでした。


 小学生の頃と大差ない職業意識しか持ち合わせていない息子にとって、飛びぬけて優秀なOBの話は遠い世界の夢物語のように聞こえたようです。

「もうちょっと身近な仕事ってないの?」

という疑問を持つ息子でも分かる良いアドバイスをOBはくれました。


「自ら調べ自ら考えることは大事。」


カイゼン事例

 日々の業務の中で手間を減らすためのカイゼンは欠かせません。


 個別進度学習の生徒達がやってくる時間、受講時間数はまちまちです。これまで、ホワイトボードの左上に到着の早い生徒から順番に名前、時間、学習内容を書いていました。ところが、縦軸に時間をとるこの表記方法では、

「○○くんは何時までだっけ?」

と人物名からの検索に対して、簡単に答えを得られない欠点がありました。


 新しい表記方法では、生徒が座る位置ごとに時間と学習内容を書くようにしてみました。


 無駄な時間を無くして顧客へのサービス時間を増やすのは、塾として当然のカイゼンです。しかし、このようなカイゼンを欠かせない大事な理由がもう1つあります。


 マナビオには

「同じ間違いを繰り返す人をなんというか知っていますか?」

と私がよく言うセリフをマネする生徒がいます。彼らの前で同じ間違いを繰り返す姿を見せるわけにはいかないのです(笑)。


BIRD CALL(バード・コール)

 先日、木更津のhanahacoさんで食事をした際に購入したBIRD CALL(Designed by B6 studio)という道具です。


 くちばしを押しながら左右にひねると、鳥が鳴くような音がします。その音で鳥を呼ぶ道具です。


「鳥がくるかなぁ?」

と生徒が外で音を鳴らして試してくれました。


 この商品は木琴の端材でできており、とても良い音がします。ひねる早さや押し込む強さを調節することで、鳴り方が変化します。


 BIRD CALLを鳴らすと、街中にいても森の中で鳥と話をしているような不思議な感覚がします。


hanahaco(ハナハコ)

B6 dtudio

▼販売:NEWSED


電磁石のコイル作り

 エナメル線を鉄釘に巻いて電磁石を作っています。


 制作自体は簡単ですが、この実験で最も難しい作業です。手元の電磁石ばかりに気を取られ、先にある材料のエナメル線の束が絡まって困ることが良くあるのです。


 日常生活の中で同じ問題を経験したことはありませんか?私は何回もあります。注意深く何かをやっていたにもかかわらず、想定外の問題が、見ていた場所のちょっと先(?)からやって来るのです。問題を予防できなかった私は、ひどく後悔します。


 全ての問題を事前に予想することはできません。しかし、沢山の失敗から私が得た教訓は、「近くを見ているだけでは物事は上手くいかない」というものです。


 手元を見つめて作業する生徒達に私は言います。

「今、みんなはどこを見ている?」


 生徒達が大人になって何かに悩んだ時、マナビオの実験教室を通じた経験が解決のヒントになってくれるとよいと思っています。


■無料体験会■

市原市、千葉市、袖ヶ浦市、木更津市、君津市にお住まいの方向けの体験会です。

ロボット教室はコチラ 、理科実験教室はコチラ (別窓で開きます)で開催日を確認いただけます。